これたいへん良い本でした。もっと早く読んでおけば、色々なところでドヤ顔できただろうなぁ。 ネーミングの「系」 この本のエッセンスは「ネーミングは”系”と”型”の組み合わせで考える」というコンセプトに詰まっています。このやり方でネーミングを考えれば、確かに良い案が出てきそうな感じがします。 まず、ネーミングが大きくわけて「説明系」と「イメージ系」に分かれます。たとえばそれぞれ、 ・説明系:「ブルーレットおくだけ」「トイレ洗浄中」「住みシャンプー」「髪のごわごわ直しオイルパック」 ・イメージ系;「正露丸」「ムヒ」「Lux」「Essential」「メリット」 なんて例が挙げられます。 傾向としては、カッコつける必要がない日用品(白物家電など)は「説明系」である傾向が強く、第三者の目にさらされながら使うものには「イメージ系」が多いです。書中では、テレビは「イメージ系」が多く(「VIERA」「AQU