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ブックマーク / mmpolo.hatenadiary.com (4)

  • 『ヌードと愛国』を読む - mmpoloの日記

    池川玲子『ヌードと愛国』(講談社現代新書)を読む。標題から想像する内容とは違い、真面目な研究書だ。それもそのはずで、著者池川は若桑みどりに師事した日近代女性史が専門の研究者なのだ。 書は7つの章からなっている。章題とその副題を列挙すると、「デッサン館の秘密/智恵子の"リアルすぎるヌード"伝説」「Yの悲劇/"夢二式美人"はなぜ脱いだのか」「そして海女もいなくなった/日宣伝映画に仕組まれたヌード」「男には向かない?職業/満洲移民プロパガンダ映画と"乳房"」「ミニスカどころじゃないポリス/占領と婦人警察官ヌード」「智恵子少々/冷戦下の反米民族主義ヌード」「資の国のアリス/70年代パルコの"手ブラ"ポスター」と遊び心満載だ。池川は東京女子大を卒業し、45歳で川村学園女子大学大学院に進学し、そこで若桑みどりに師事している。また近年は東京女子大学で総合教養科目「女性と表現」を担当し、2年間にわ

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    pycol
    pycol 2014/11/14
  • 東京国立近代美術館のジョセフ・クーデルカ展がすばらしい! - mmpoloの日記

    東京国立近代美術館でジョセフ・クーデルカ展が開かれている(1月13日まで)。この写真展がとてもすばらしい! 日の写真家がみな霞んでしまうほどだ。こんなに優れた写真家を知らなかったことを恥じる。 展覧会のちらしから、 ジョセフ・クーデルカ(1938年チェコスロヴァキア生まれ)は、今日世界で最も注目される写真家の一人です。展はその初期から最新作までえを紹介する展覧会です。 航空技師として働きながら1960年代初頭に写真を発表し始めたクーデルカは、知人の紹介で手がけることになった劇場写真を通じて、チェコスロヴァキアの写真界にその存在を知られるようになります。1967年には技師の仕事を辞め、写真家として独立。その翌年ワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻を撮影し、その写真は匿名のまま西側に配信され、それをきっかけに1970年、クーデルカは故国を離れました。 当初イギリス、後にフランスを拠点に、チェコ

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    pycol
    pycol 2014/01/10
  • 荻上チキ『彼女たちの売春(ワリキリ)』を読む - mmpoloの日記

    荻上チキ『彼女たちの売春(ワリキリ)』(扶桑社)を読む。ワリキリ=お金だけで割り切った、大人の関係。カジュアルな言い回しを装ってはいるが、ようは売春行為(ウリ)のこと。管理売春(業者が女性を雇って売春させる)とは異なり、個人が自分で客を見つけて売春すること。 荻上は1981年生まれ、とても若いのに風俗に関する優れた研究をしている。以前読んだ『セックスメディア30年史』(ちくま新書)もすばらしかった。 書も荻上が数年間、現代日でワリキリを行っている女性を取材したその結果をまとめたもの。 複数の出会いサイトを活用し、全国の出会い喫茶やテレクラを訪れ、100人を超えるワリキリ女性にインタビューを行った。全国規模の価格調査を毎年行い、3000人分以上のデータをまとめ、地域ごとの事情も調査してきた。 書もテーマごとに章分けし、それぞれ数人の女性たちの生の声を紹介している。ワリキリに至った理由は

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  • トイレの覗き穴 - mmpoloの日記

    男はとことん見るのが好きなのだ。それは男が好きな男たちでも同じらしい。そんなことを知ったのは、以前何度か銀座のなびす画廊で個展をしていた作家の作品を見てからだった。彼は江古田の画廊ちめんかのやでも個展をしていたし、VOCA展に選ばれたこともあった。いつも若い裸の男たちを描いていて、彼らが戯れているような絵だった。ある時の個展の作品は風呂で四つん這いになった男の尻を他の二人の男たちが覗き込んでいるものだった。男同士でも見たがるものなのかと印象に残った。 新宿にある京王高速バスのバスターミナルの地下にある待合室の男性用トイレは小便所横の大便所の壁がステンレスで覆われている。これはおそらく覗くための穴を壁に開けるのを防ぐためだと思った。何度穴をふさいでもまた穴を開けるヤツがいるので、ついにステンレスで覆ったに違いない。 さて、営団地下鉄日橋駅の男子用トイレを使ったとき気になったことがあった。使

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