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  • 漫画家が出版社に搾取される時代が始まっている|新條まゆ@『虹色の龍は女神を抱く』連載中!

    「搾取」この言葉を使うことに抵抗がなくはないですが やはりそうとしか考えられない現状です… もちろん現場の人は誰も悪くないのですが 悪しき慣習が漫画家の首を締めています。 普通の方々でも結構知ってる数字かとはと思いますが 漫画家が貰える印税率は10%です。 これは紙の漫画の印税率です。 まだ漫画がデジタルじゃなかった頃 漫画家は漫画を読者に届けるにあたって 写植も打てなければ、印刷もできない。 書店との交渉事や販売数も把握できないし 在庫管理もできなかった。 つまり、漫画が漫画本として世に出るために 漫画家 編集者 写植屋 印刷会社 書店取次業者 書店 倉庫管理業者 少なくともこれだけの業者が関わらんないと 本が出せなかったのです。 その、漫画家ができない仕事を 各業者に振り分けて仕事を依頼し かつ、円滑に進め、さらに販売促進、売上の分配などを 一手に担っていたのが 出版社という存在です。

      漫画家が出版社に搾取される時代が始まっている|新條まゆ@『虹色の龍は女神を抱く』連載中!
    • ある仏教研究者が、東大教授を中心に学会から「大学教授になりたければ出版を諦めろ」などとアカハラを何度も受けていたと告発

      正木伸城 @nobushiromasaki ライター・フリーランス広報・マーケター|常に3冊持ち歩く活字好き|仏教思想研究家|哲学愛好家|『サンユッタ・ニカーヤ』『監獄の誕生』が座右の書|うつ病→精神病棟→36歳から本格的に社会人デビュー →3社を経て現職|著書に『宗教2世サバイバルガイド』等|『本当にわかる仏教思想』刊行予定|取材・仕事のご依頼はDMにて📩 …bunshi-writingservice.hp.peraichi.com 正木伸城 @nobushiromasaki 清水俊史『ブッダという男――初期仏典を読みとく』読了。膨大な知識の蓄積の果てにわかりやすく紡ぎ出されるブッダ像は、新たな確かさをたたえている。刺激的。と同時に、やはり「あとがき」が気になった。僕の友人学者にも似たような経験を持つ人がいるので、さぞ苦しかっただろうと想像する。以下引→ pic.twitter.com

        ある仏教研究者が、東大教授を中心に学会から「大学教授になりたければ出版を諦めろ」などとアカハラを何度も受けていたと告発
      • 『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269

        269回 『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える 2024年1月24日にKADOKAWAから発売される予定だった『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(著・アビゲイル・シュライアー/監修・岩波明/訳・村山美雪、高橋知子、寺尾まち子)が発売中止になった。 未成年の性別違和問題に触れた本だが、海外では資料の取り扱いや聞き取り相手の選択に関する手法に問題があると指摘されたり(同書が大きく参考にしているリサ・リットマン氏の研究自体がサンプルの選択に関する問題を指摘されているのだが)、トランスヘイト本であるという否定的な評価もある本である。 発売告知後、日本語タイトルやキャッチコピーがトランスジェンダーに対する偏見や差別を煽るものであると問題視され、海外での否定的評価を踏まえた上で同書がトランス差別のヘイト本にあたるとしてX(旧Twitter)

          『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269
        • 近藤誠と日本国紀に学ぶキャンセルカルチャー批判:「SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」は実在する

          追記 (10:05)明らかに長く書きすぎているので短縮版をまとめておきます トランスジェンダーの命を守るためと称して、トランスヘイターには対話の場を与えない、主張の発表の場も与えないという戦略を、学者や活動家たちが実践している。 今回のKADOKAWA刊行停止はその1つの実例である。 しかしこれは30年前の近藤誠「トンデモ本」に対して日本の医学界が実践したことと同形であり、この前世紀に起きた「キャンセル」は、蓋を開けてみればむしろ失われる命や尊厳が増えたという悲劇に終わった。 キャンセルの力は「対話を重んずる側」に向かっており、患者を守ると称して守られたのは、「正しさ」をパターナリスティックに押し付ける権威のメンツだけだった。 そもそも「トンデモ本」が、日本屈指の高リテラシー層である編集者たちの会議を通り出版されようとするのは、学術界の市民に対するコミュニケーションに課題があることを示唆し

            近藤誠と日本国紀に学ぶキャンセルカルチャー批判:「SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」は実在する
          • 作家にきた増刷の知らせに絶句するようなことがあった「今出てる本を買って。これからはとんでもなく値上がりする」

            菅野雪虫 @yukimusi2006 2006年から児童文学を書いています。講談社「天山の巫女ソニン」「チポロ」「ヤイレスーホ」「ランぺシカ」角川書店「羽州ものがたり」ポプラ社「女王さまがお待ちかね」中央公論新社「アトリと五人の王」東京創元社「星天の兄弟」。 アカウントが2回凍結。3度目の正直でようやく2年。 人形劇団プーク(アルバイト)→いろいろ→作家。 菅野雪虫 @yukimusi2006 某社から増刷のお知らせが。それは嬉しいけれど、 「1400円(税別)だった本が2000円(税別)になります」 と聞いて絶句。先日も別な出版社の本が1000→1600円(税別)と聞いたばかりなのに。 みなさん、今出ている本を買ってください。新刊を買ってください。これからの増刷、とんでもなく値上がりします。 2024-03-26 22:43:03

              作家にきた増刷の知らせに絶句するようなことがあった「今出てる本を買って。これからはとんでもなく値上がりする」
            • 出版業界事情:取次大手の日販がコンビニ配送から撤退 雑誌販売に大打撃 永江朗 | 週刊エコノミスト Online

              取次最大手の日本出版販売(日販)がコンビニ配送から撤退するというニュースが、雑誌出版社に衝撃を与えている。日販はローソン、ファミリーマート、セイコーマートへ雑誌等を配送しているが、業界紙『文化通信』によると、2025年2月までに終了するという。もっとも、代わって取次第2位のトーハンが引き継ぐとみられ、多少の空白期間ができる可能性はあるものの、一般読者への影響は少ないだろう。 ただ、日販の撤退は雑誌販売がすでに抜き差しならない状況にあることを示している。日販がコンビニから撤退するのは利益が出ないからだ。00年代初めには7%ほどあったコンビニの総売上高に占める出版物の売り上げが、最近は1%程度にまで落ち込んでいる。売り上げが減っても配送する手間は変わらない。加えて、人手不足と燃料代の高騰が続いている。しかし、日販の後を引き継ぐとみられるトーハンにしても、その事情は同じだ。 コンビニにとって、雑

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              • 出版業界事情:2大取次が本業で赤字 出版流通の危機が深刻化 永江朗 | 週刊エコノミスト Online

                2大取次の日販(日本出版販売)とトーハンの2023年度決算が発表された。日販は減収減益の赤字決算、トーハンは減収増益の黒字決算ではあるが、両社ともに本業である取次事業は赤字だ。 日販は「課題とその背景」として、①書店売り上げの減少、②コスト効率の悪化、③運賃の上昇を挙げている。なかでも書店売り上げの減少の背景には、店頭売り上げの減少や書店閉店の加速だけでなく、客数の減少がある。同社のPOSシステム導入店舗約300店の実績で見ると、新型コロナウイルス流行前の2019年を100とした場合、23年は75.6%と大きく減少している。客単価は107.7%に上昇しているものの、到底客数減をカバーできるものではない。消費者の書店離れが急速に進んでいる。 日本の近代出版流通は取次を中心に動いてきた。毎日発行される雑誌も書籍もコミックも、そのほとんどは出版社から取次を経由して書店に運ばれ、売れ残ったものも取

                  出版業界事情:2大取次が本業で赤字 出版流通の危機が深刻化 永江朗 | 週刊エコノミスト Online
                • 「所有しない購入」となった電子書籍経済のあり方と今後の展望とは?

                  電子書籍の大きな特徴として、多くの場合で電子書籍は厳密には「書籍を購入」することはできず、「書籍へアクセスするライセンスを購入」というような形になります。そのため、紙の書籍を購入した場合には本をそのまま保存することもコピーしたり人にあげたりすることも可能ですが、電子書籍はコピーガードが付いていたり、内容が更新・変更されたり、削除されて読めなくなったりするケースもあります。そのような「反所有主義」となった電子書籍市場の特徴や現在のあり方、今後の重要な展望についてまとめた論文を、ニューヨーク大学法科大学院のエンゲルベルクセンターが公開しています。 The Anti-Ownership Ebook Economy https://www.nyuengelberg.org/outputs/the-anti-ownership-ebook-economy/ (PDFファイル)The Anti-Own

                    「所有しない購入」となった電子書籍経済のあり方と今後の展望とは?
                  • おなじ本?ちがう本?:図書館における「書誌の同定」というお仕事|晴れる

                    図書館では「これとこれは同じ本なのか」という判断を迫られる場面がけっこうあります。 「これとこれ」は本と本のこともありますが、多いのは書誌データと本、または書誌データと書誌データです。 いちばん関係あるのは目録担当者ですが、レファレンスや相互利用、選書、除籍などでも避けて通れません。この判断を誤ると、求める本と違う本を利用者に提供してしまったり、すでに所蔵していることに気づかず重複発注してしまったり、複本があると思って1冊しかない本を捨ててしまうことにもなります。 私はよく「『ハムレット』たくさんあるけど、同じ本ばっかりこんなに何冊も要る?」とか「新版があるから古い版は捨てていいよね」とか言われて「いやいやいや!小田島雄志訳と福田恆存訳と松岡和子訳はぜんぜんちがうでしょ!」とか「いやいやいや!旧版にしかない情報もあるので!」と力説して「目録担当者めんどくせえ」と白い目で見られております…。

                      おなじ本?ちがう本?:図書館における「書誌の同定」というお仕事|晴れる
                    • 新潮社の倉庫が火事、小説や漫画が焼ける…茨城県五霞町

                      【読売新聞】 8日午前6時45分頃、茨城県五霞町元栗橋にある新潮社(東京都新宿区)の鉄骨2階倉庫(延べ床面積約9100平方メートル)の2階から炎が上がっているのを、出勤した男性従業員が発見し、119番した。 県警境署の発表によると、

                        新潮社の倉庫が火事、小説や漫画が焼ける…茨城県五霞町
                      • 漫画家、印税では食べていけない?  紙の単行本の発行部数激減が与える深刻さ「まさかこんなに減るとは」

                        ■紙の単行本の発行部数が減ると? 「出版社から届いた、単行本の初版の発行部数を見て衝撃を受けました。たったの3000部って……。前の巻では8000部でしたが、こんなに減らされるとは思いませんでした。これでは生活できません」 こう話すのは、ある大手出版社で漫画を連載している現役の漫画家A氏である。漫画家にとって、“印税”を生み出す単行本の発行部数は生命線だ。しかし、その発行部数が急激に減らされる例が目立っているというのだ。紙の単行本の急速なシェア縮小などが背景にあるのは間違いない。 「連載作家はアシスタント代などを払うと、原稿料収入は月に数万円しか残らない人もいます。人によっては赤字ということもある。印税を臨時ボーナスと言う人もいますが、それはよほどの売れっ子の話。新人は印税があることでようやくトントンという感じなのですが、ここまで発行部数を減らされてしまうと、とても生活できません」 かつて

                          漫画家、印税では食べていけない?  紙の単行本の発行部数激減が与える深刻さ「まさかこんなに減るとは」
                        • JEPA|日本電子出版協会 紙雑誌と電子コミックの現在が示す出版の未来

                          2023.08.31 メディアドゥ  新名 新 2013年から2022年までの10年、これは私が出版社を辞し電子出版流通会社の経営に携わった期間とほぼ一致しますが、この間にコミックを除く紙雑誌の売上は50.2%(5507億円が2767億円)に減少し、電子コミックの売上は598.0%(749億円が4479億円)に大飛躍しました。いまや、電子コミックの売上は紙雑誌売上(コミックを除く)の1.6倍になっているのです。雑誌扱いコミックや紙のコミック雑誌を加えても、紙雑誌の4795億円に対して、電子コミックは4479億円と、ほぼ拮抗するまでに至っています。 これによって、紙と電子の全ての出版売上は2018年に底を打ち、その後は僅かですが増加傾向にあります。電子コミックの驚異的な伸びが紙出版の売上減を補って、ささやかですが余りが出たということです。実のところ2018年までのコミック全体の売上は、紙の減

                            JEPA|日本電子出版協会 紙雑誌と電子コミックの現在が示す出版の未来
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