「Magical(魔法のよう)」「Incredible(信じられないほど)」「Amazing(素晴らしい)」、さらに「Chamfered edge(面取りエッジ)」などは、Appleの基調講演で長く使われてきた言葉だ。今回ここに「Differential Privacy(差分プライバシー)」が加わる。 この言葉が発せられたのは、米国時間6月13日に開催されたAppleのWorldwide Developers Conference(WWDC)で、発言者はソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのCraig Federighi氏だ。同氏はAppleの新ソフトウェア「iOS 10」で、ユーザーのニーズや希望がどのように予測されるようになるかを説明した。Federighi氏によると、何より重要なのは、iOSがユーザーのプライバシーを侵害することなく今まで以上にスマートになることだ