米Uberは12月24日(現地時間)、共同創業者で前CEOのトラビス・カラニック氏が12月31日付で取締役を辞任すると発表した。カラニック氏は今後、新たな事業と慈善活動に専念する。 カラニック氏は発表文で「Uberは過去10年間、私の人生の一部だった。10年経ち、上場した今が、自分の事業と慈善活動に専念するのにふさわしいタイミングだ。(中略)取締役会、ダラ(現CEOのコスロシャヒ氏)、Uberのチームがミッション推進のために行ったすべてに感謝する」と語った。 コスロシャヒCEOは「トラビス・カラニック氏がUberで行ったほどのことを成し遂げた起業家は希有だ。トラビスのビジョンと粘り強さ、取締役としての専門知識の深さに非常に感謝している」と語った。 カラニック氏はUberを世界規模のサービスに育てたことで評価されたが、一方で同社のアグレッシブ過ぎる企業文化やセクハラ問題の放置などで批判され、