4年前、トルコのサウジアラビア総領事館でジャーナリストのジャマル・カショギ氏が殺害された事件の審理について、トルコの裁判所は7日、サウジアラビアへの移管を決定しました。カショギ氏殺害についてサウジアラビア当局はすでに解決済みという立場を示しており、真相解明は一層困難になりそうです。 4年前、トルコのサウジアラビア総領事館で、政府を批判していたサウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が殺害され、事件の現場となったトルコの検察当局は、殺害に関与したとしてこれまで26人のサウジアラビア人を起訴していました。 この事件の審理について、トルコの裁判所は7日、サウジアラビア司法当局への移管を決定したと発表しました。 トルコの検察当局はこれまで、26人の被告がトルコにおらず裁判で証言を得ることができないなどとしていました。 この事件をめぐっては、サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子の関