東京・中野の人気ラーメン店「麵屋どうげんぼうず」の店主が語る仕事論、『どうげんぼうずという仕事』(※)。9月1日発売のこの本で、私は店主の「チカヒロさん」こと、近廣直也さんの話を聴き、その言葉を書き留めた。 〈 困っている人がいたら手を差し伸べ、理不尽なことには声を上げる。ラーメン屋であり、町のコミュニティであり、プロテスターでもある。そんなやさしくも、気骨あるラーメン店主が語る渾身のメッセージ。読むと、勇気が湧いてくる。「ばっちこい、明日!」 〉(本書、帯裏より) ※…この本の読みどころについて、チカヒロさんと私が語り合った対談も、ぜひお読みください。 ↓ ↓ ↓ 「どうげんぼうず」を始める前、チカヒロさんは上野のアメ横で働いていた。先日、その思い出の店をいっしょに訪ねた。「アメ横での2年間は、ラーメン屋という今の仕事に生かされとる」と彼は言う。 以下、「どうげんぼうず前史」と題した