大手金属メーカーの日立金属は、製品の品質保証に関する不正の問題で、これまでに発覚した自動車部品などに加えて、新たに航空機やエネルギー関連の製品についても、不正が確認されたことを明らかにしました。 発表によりますと、日立金属は、島根県や埼玉県の工場などで製造された、航空機やエネルギー関連で使われる特殊鋼の品質検査をめぐり、検査結果の書き換えや、顧客と取り決めた仕様と異なる方法での検査を行っていたということです。 品質検査をめぐっては、去年、自動車部品に使われる特殊鋼などで不正が明らかになり、1980年代以降、検査の不正が繰り返されていたと発表しています。 今回明らかになった製品の不正は、継続調査となっていたものだということで、すでに発表していた分と合わせると、顧客の10%余りにあたる1952社に検査不正の製品を納入していたと説明しています。 日立金属の西岡宏明CFOは決算説明会の中で、「お客