カリブ海に生息する紫色の海綿動物ストーブ・パイプ・スポンジ(Aplysina archeri)の大群。このろ過食動物が周囲の水から集めた他の動物のDNAは遺伝子研究者にとって重要な情報源となりうる。(PHOTOGRAPH BY WILD HORIZON, GETTY IMAGES) 前肢のあるウナギのようなリオグランデレッサーサイレン(Siren intermedia texana)が、米国とメキシコの国境にある町イーグルパス付近で見つかってから140年以上が経った。しかし、この希少な動物がまだそこに生息していることを示すのに、直接彼らを捕まえる必要はない。水差し1杯分の泥水をろ過すれば十分だ。 リオグランデレッサーサイレンは有尾目サイレン科の両生類。体長約30センチで後肢がなく、テキサス州では保護対象となっている。(参考記事:「体長60cmの謎の大型両生類サイレン、新種として記載」) 現