ケガをしたわけでもないのに体のどこかが慢性的に痛い、もっとスムーズに体を動かしたいのに思うように動かないといった、原因がはっきりしない体の「負」は、体や動作に関する何かしらの思い込みに関係していることが多いです。そこで、緊張と効率的な体の使い方の関係性を探究するアレクサンダーテクニークの実践者が、思い込みが体にどう影響するのかを解剖学的な視点を交えて考察。思考だけで体の使い方を変える、お得な方法を提案します。16回目のテーマは「前屈ができない」です。 ◆写真で詳しいやり方を見る|前屈が苦手な人は試してみて!股関節をスムーズに動かすための思い込み解消法 ■前屈ができないのは股関節を線としてとらえているから ヨガでは様々なアーサナにおいて前屈を頻繁に行ないます。その際に、背中をまっすぐにしたまま、股関節から前屈するように誘導されますよね。でも、股関節が硬くて誘導の通りには前屈ができず、腰や背中