有名ベルギーチョコレートとして知られる「ゴディバ」が、日本企業との国内販売契約を2015年3月で終了することが、わかった。 日本法人「ゴディバ・ジャパン」が国内販売を担い、売り場の統一を図る。全店を直営にすることで、ブランド力を高める狙いがある。 ◆商社と契約終了 ゴディバの国内店舗は約250か所。うち半分強が百貨店内の売り場にあり、その大半を食品関連会社「片岡物産」(本社・東京都港区)に委ねていた。ゴディバは片岡物産との販売契約を15年3月末で終える方針で、売り場をそのまま直営にするため、百貨店と交渉を始めた。 直営店に変わると、期間限定商品やアイスクリームなど、品ぞろえが増える見通しだ。店員の知識やサービスの統一化を図ることができる。一方、片岡物産が独自で行っていた詰め合わせ商品などが、店頭からなくなることが想定される。 片岡物産は、ゴディバの国内正規販売が始まった1972年