iPhone(アイフォーン)のカレンダーに勝手に予定が追加され、表示されたURLをクリックするとフィッシングサイトに誘導される―。こうした事例が7月以降、サイバー対策を研究する独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に多数寄せられていることが31日、分かった。カレンダーの共有機能を悪用した手口で、クレジットカード情報などを入力すれば現金を引き出される可能性もあり、IPAは「見覚えのないURLは絶対に開かないで」と呼び掛けている。 カレンダー機能に関する相談は、6月まで月に数件しかなかったが、7月になって55件に急増。8、9月もそれぞれ30件以上だった。