ドメニコ・チマローザ(1749-1801) 18世紀オペラで生き残っているのは 前回まで、モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』をご紹介してきました。 今も多くのオペラが上演されますが、一番人気のあるのは、19世紀から20世紀初頭にかけてのイタリアの〝ベルカント・オペラ〟です。 代表は、まずヴェルディ(1813-1901)で、代表作は作曲の早い順から『ナブッコ』『リゴレット』『イル・トロヴァトーレ』『椿姫』『シチリアの晩鐘』『仮面舞踏会』『運命の力』『マクベス』『運命の力』『アイーダ』『シモン・ボッカネグラ』『ドン・カルロ』『オテロ』『ファルスタッフ』などです。 続いてプッチーニ(1858-1924)。『マノン・レスコー』『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』『西部の娘』『トゥーランドット』などです。 この分野を拓いたのはロッシーニ(1792-1868)で、フィガロの結婚の前作『セビリアの