ロンドンのコーヒーハウス 「コーヒーハウス」は時代を変えた! 前回まで、バッハのフランス風序曲や、チェンバロ協奏曲の数々を聴いてきました。 これらの曲は、ライプツィヒの、ツィンマーマンが経営する「コーヒーハウス」をコンサート会場として、大学生を中心としたアマチュア・オーケストラ、コレギウム・ムジークムによって演奏されたものです。 「コーヒーハウス」がコンサート会場?と言われても、今の喫茶店を思い浮かべると、違和感しかありません。 その疑問を解決するには、当時のコーヒーハウスがどんなものだったのか、を知る必要があります。 結論から言えば、コーヒーハウスは「貴族社会」から「近代市民社会」へと時代を変えた施設と言っても、おおげさではないのです。 このブログでは、クラシック音楽の中でも、昔の楽器と奏法をできる限り再現した「古楽器」「オリジナル楽器」「ピリオド楽器」の演奏にこだわってきましたが、その