楽天の三木谷オーナーが会議で提案したことで外国人枠の撤廃の当否が話題になっている。 日本プロフェッショナル野球協約(以下、「野球協約」という。)では、出場選手登録ができる外国人選手は4名(投手4名または野手4名は不可。)が限度となっている(82条の2。なお支配下登録には制限がない。)。このため外国人選手は、他の選手と28つの出場選手登録枠を争うだけでなく、4つの外国人枠を争わなければならない。外国人枠が外国人選手に対する制約になっており、そうでない選手と比べて不平等があることには違いない。 MLBにはこのような国籍による制限は存在しない。これまでがそうであったように、段階的にこのような障壁を緩和していくという方向性は理解できる。 だが、いきなり外国人枠を撤廃することは問題が大きいといえる。これは外国人選手が多数NPBで出場することにより、日本人選手の出場機会が奪われるといった理由からではな