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今年の「かわいい」
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2022 年後半ごろから、「Climate Tech 領域での起業をしたいと思ったけれど、何から始めれば良いのか分からない」という相談をしばしば受けるようになりました。 そうした相談に対して、何度も同じ回答をしていることに気付き、その内容をまとめたのが本連載です。 この『Climate Tech スタートアップの始め方』という連載では、Climate Tech スタートアップに興味を持った起業家候補の方、特に技術的バックグラウンドも業界的なバックグラウンドもない方が、初期の調査からアイデアの発案に到るまでの一連のステップを、以下の順序で解説しています。 初期調査をする (←この記事です) バージョン 0.1 のアイデアを作る 仲間と応援者を集める アイデアを進歩させる セールスを行う 初期のお金を獲得する まず最初に注意事項です: 一連のステップはスムーズに流れていくように見えますが、実際
Y Combinatorは100社を超える気候変動関連のスタートアップに出資しており、その規模は100億ドルを超えています。 これらのスタートアップは、社会の脱炭素化や大気中の炭素除去のための商業的な解決策を提供しています。これらをかつてないスピードとスケールで実現すれば、壊滅的な気候変動を回避できる可能性は十分にあります。 そうすることで得られる経済的機会は膨大で、推定3~10兆ドルのEBITDAが手に入ることになります。一例として、テスラは自動車業界を電気自動車に移行させる一方で、年率60%の成長率で750億ドルの年間収益をあげています。 最近の法律も、既存の市場動向を大きく加速させるでしょう。インフレ抑制法 (IRA) は、10年間で米国だけで推定8000億ドルを費やすことになります。これは、米国の太陽光発電、電池、EV産業の起爆剤となった2008年の900億ドルの10倍近い額です。
なぜデータサイエンスは重要なのか? データサイエンティストは何をするのか? データサイエンスの進化 まとめ データに基づく会社(日本語訳)の構築に関する私たちのシリーズの最初の記事では、データインフォームドな会社を作るために最も重要な材料をお伝えしました:インパクトおよびデータインフォームドな文化を構築することに専心することです。今回の2回目となる記事では、データサイエンスが重要な理由にフォーカスし、プロダクト構築の文脈におけるデータサイエンスの未来について議論します。 一体データサイエンスとは正確には何なのでしょうか? データサイエンスとはデータを用いてナレッジやインサイトを抽出する、真理を追究する科学的な領域です。データサイエンスは最も急成長を遂げている分野の一つであり、すでにあらゆる業界や研究分野においてとてつもない価値をもたらしています。しかしながらデータサイエンスはまだ黎明期にあ
東京大学のコースとして Coursera にて FoundX Online Startup School を公開しました。本コースはいつでも受講開始できるほか、Coursera のモバイルアプリをインストールすれば、どこでも気軽に視聴することができます。 内容 スタートアップのフェーズの考え方や、実践で使えるスタートアップのパターン(例:スケールしないことをしよう、MVP を作ろう、など)が学べるコースとなっています。修了までにかかる時間は、宿題等を含めて約 20 時間弱を想定しています(※動画視聴だけであればもっと短くなります) 受講は無償です。 対象と使い方の例 起業家候補が資金調達までに知っておきたい基礎を学ぶ 起業を目指している方がスタートアップの基本的な考え方を学ぶためにお使いいただけます。 これからスタートアップに入社する「従業員へのトレーニング」として使う 受講自体は無償で可
ソーシャル+企業の特徴 1. ソーシャル+企業は、その製品のために作られた独自のソーシャルグラフを持っている。 2. ソーシャルグラフが製品にとって非常に重要であること 3. ピアツーピアのソーシャルエンゲージメントが製品自体に組み込まれていること ソーシャル+企業を作る上での課題 ソーシャル+の作り方 ソーシャル+になったカテゴリ 1. ソーシャル+音楽: Spotify vs. Tiktok 2. ソーシャル+ゲーミング: アサシンクリード vs. Fortnite ソーシャル+カテゴリの登場 1. ソーシャル+ショッピング: Amazon vs. Pinduoduo 2. ソーシャル+音声: オーディオブック/ポッドキャスト vs. Clubhouse/Chalk 3. ソーシャル+スポーツ: ESPN vs. Sleeper/Overtime 手つかずのソーシャル+のカテゴリ 1.
新規スライドです。 スタートアップには様々な仮説が必要となります。アイデアも一種の仮説ですし、施策も一つの仮説です。そうした仮説をどのように生み出せば良いのかについて、仮説生成のプロセスを「事実」と「推論」のそれぞれの項目に分けて解説しています。 以下のスライドが見れない方は SpeakerDeck のサイト でご覧ください。 speakerdeck.com 著者情報 馬田隆明 東京大学 FoundX ディレクター。University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトでの Visual Studio のプロダクトマネージャーを経て、テクニカルエバンジェリストとしてスタートアップ支援を行う。2016 年 6 月より現職。 スタートアップ向けのスライド、ブログなどの情報提供を行う。著書に『逆説のスタートアップ思考』『成功する起業家は居場所を選ぶ』『未来を実装する』。
新規スライドです。 スタートアップは確定的な答えがない領域で戦っており、その際に仮説思考が多用されます。本スライドはその仮説思考の全体像を描くとともに、スタートアップの仮説の種類の整理なども行っています。 以下のスライドが見れない方は SpeakerDeck のサイトでご覧ください。 speakerdeck.com 著者情報 馬田隆明 東京大学 FoundX ディレクター。University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトでの Visual Studio のプロダクトマネージャーを経て、テクニカルエバンジェリストとしてスタートアップ支援を行う。2016 年 6 月より現職。 スタートアップ向けのスライド、ブログなどの情報提供を行う。著書に『逆説のスタートアップ思考』『成功する起業家は居場所を選ぶ』『未来を実装する』。
スライドのアップデートシリーズです。 スタートアップがオペレーションや実行をしていくうえで重要なモメンタムと、モメンタムを作るうえで「フォーカス」と「リズム」について解説しました。 以下のスライドが見れない方は SpeakerDeck のサイトでご覧ください。 speakerdeck.com 著者情報 馬田隆明 東京大学 FoundX ディレクター。University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトでの Visual Studio のプロダクトマネージャーを経て、テクニカルエバンジェリストとしてスタートアップ支援を行う。2016 年 6 月より現職。 スタートアップ向けのスライド、ブログなどの情報提供を行う。著書に『逆説のスタートアップ思考』『成功する起業家は居場所を選ぶ』『未来を実装する』。
スライドのアップデートシリーズです。 良い課題とは何か、良い課題を選ぶことがなぜ重要かについて、価値という観点から解説をしています。 speakerdeck.com 著者情報 馬田隆明 東京大学 FoundX ディレクター。University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトでの Visual Studio のプロダクトマネージャーを経て、テクニカルエバンジェリストとしてスタートアップ支援を行う。2016 年 6 月より現職。 スタートアップ向けのスライド、ブログなどの情報提供を行う。著書に『逆説のスタートアップ思考』『成功する起業家は居場所を選ぶ』『未来を実装する』。
スライドのアップデートシリーズです。 ビジネスにおいて「解像度が足りない」という言葉が使われるようになりました。この解像度という概念を、深さ、広さ、構造の三つの軸で整理して、それぞれでどうやって解像度を高めれば良いのかについて解説しています。 また、同スライドを使った解説動画も用意しました。 speakerdeck.com youtu.be 著者情報 馬田隆明 東京大学 FoundX ディレクター。University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトでの Visual Studio のプロダクトマネージャーを経て、テクニカルエバンジェリストとしてスタートアップ支援を行う。2016 年 6 月より現職。 スタートアップ向けのスライド、ブログなどの情報提供を行う。著書に『逆説のスタートアップ思考』『成功する起業家は居場所を選ぶ』『未来を実装する』。
スタートアップやビジネスを進めていくために、様々なフレームワークが提案されています。リーンキャンバス、カスタマージャーニーマップ、共感マップ、バリュープロポジションキャンバス、ジャベリンボード、ペルソナなどなど、様々なツールがワークショップなどで紹介され、日々のビジネスでも活用されているようです。 確かにフレームワークは抜け漏れを確認したり、思考の整理をするために便利な「枠」として使えます。「こうした見方もある」「こうした型もある」ということを体感して理解するためにフレームワークを使うのも有効でしょう。 ただ、私自身は初期のスタートアップにはフレームワークを使わないようお勧めしています。なぜなら手元に情報の少ない初期において、フレームワークは悪影響のほうが大きく、フォーカスを失ってしまうと考えているからです。 三つの悪影響 フレームワークの利用が悪影響を及ぼす点の一つ目は「進捗がある気にな
効率性とは? NBAにおける効率性メトリクスの役割 高成長企業のための効率化 スーパースター選手と企業にスポットを当てる スーパースターとネットワーク効果 NBAの選手(と2年連続MVP)であるGiannis Antetokounmpoを善意のスーパースターにしているのは何なのでしょうか?そして、次のGiannisを見つけるために、数字の中で何を探せばよいのでしょうか? ハイテク企業と同じように、多くのスポーツフランチャイズは基本的な質問に答えようとしています:今日の数字は明日の可能性のある結果について何を教えてくれるのか、そして勝利の結果を得るためには何が必要なのか(または誰が必要なのか)、です。 特にバスケットボールとテクノロジーの分野では、効率性の測定方法とそれを活用して勝ち組チームを構築する方法の両方において効率性理解を深め、使用量はこの10年間でゲームを変えてきました。効率性とは
ソーシャルアプリのメトリクスを理解する 中毒性+吸着性: ソーシャルアプリで過ごす時間のフレームワーク カテゴリー別ベンチマークの理解 機会を提供する社会的カテゴリー オンラインでの友達探しが成長 ニッチに行くことに価値がある Social Strikes Backは、次世代のソーシャル・ネットワークと、それらがどのようにコンシューマー・テックの未来を形作るかを探るシリーズです。詳しくは a16z.com/social-strikes-back をご覧ください。 ソーシャルアプリがきちんと機能しているかどうかは、多くの場合、データが明らかにしてくれます。何人がそのアプリを日、週、月ベースで使っていて、時とともにネットワークがどれだけ成長しているなどはデータから分かることです。しかし、ソーシャルアプリの成功(私たちの場合は成功の可能性)を評価することは、思ったほど簡単なことではありません。果
AirbnbのIPOを祝うために、また将来の起業家をサポートするために、Airbnbの何が特別だったのかを説明するのは役立つかもしれないと思い、筆を執っています。 Airbnbの何が特別だったかというと、彼らのひたむきさ (earnest) です。彼らは中途半端なことは一切しなかったですし、それはインタビューの中でも感じられました。私たちがスタートアップ企業と面接をした後には、いったい何をすべきかわからず、話し合いをしなければならないケースが時々ありました。一方で、私たちはお互いを見て微笑むだけの時もありました。Airbnbsのインタビューはその両方でした。私たちは、そのアイデアがそれほど好きではありませんでした。ユーザーも、その段階ではいませんでした。何の成長もしていなかったのです。しかし、創業者たちはエネルギーに満ち溢れていて、彼らを好きにならないわけにはいられませんでした。 その第一
DoorDashは、私がYC申請からIPOまでの全ての過程を見ることができた最初の企業です。そのため、DoorDashのような偉大な企業が、初期の段階ではどのような姿だったのかを共有することは、楽しくて面白いことだと思いました。 歩み始めたばかりのスタートアップ企業との出会いは、YCで働いていて一番好きなことの一つです。企業がIPOのような十分な成功を収める頃には、スタートアップ企業が初期段階に抱えていた多くの疑問点や不確実性はほとんど忘れ去られ、成功への道のりがより明白で予測可能なものになっているように見えてきてしまいます。創業者も同様に、大規模なビジネスを構築し、成功に導くために必要な長年の奮闘と個人的な成長によって変貌を遂げています。不確実性の高いスタートアップの創業者はいなくなり、手ごわく経験豊富な人物に変化しているのです。 YCに参加するには、まず応募書類に必要事項を記入し、創業
スケールアップするためにトップダウンセールスは必要なのか? トップダウンモーションのスケールアップはいつから始めるべきか? ボトムアップのフライホイールが機能している ビジネスが(ユーザーではなく)、より多くのことを求めている 誰を雇うのか、どうやってお金を払うのか? 最初のリーダーシップ採用 チームにどのような報酬を与えるか? トップダウンセールスへの移行に必要なGTMの主な変更点とは? トップダウンとボトムアップの価格設定をどのように両立させるか? いつから顧客維持に注力するのか? 将来への展望 多くの企業のスタートアップ企業にとって、初期の市場投入(GTM)戦略は「成長+セールス」(関連日本語記事:グロース+セールス戦略: 新しい時代のエンタープライズ Go-to-Market)であり、ユーザーや顧客を獲得し、維持するためのボトムアップ、製品主導のアプローチに依存してきました。この戦
(訳注:本エッセイのタイトルでは、build = 作る、と訳しています。build は比較的規模が大きなもの、コツコツと努力して築き上げるものに使われる言葉であり、一方でmake は比較的小さなものを作るときに使われる言葉です。このニュアンスがないと、小さなものを作ることを想起してしまうかもしれないので、冒頭に注意書きを掲載させていただきました。) 次に何を書こうか決めたとき、書こうと思っていた2つのエッセイが実は同じものだったことに気づいて驚きました。 1つ目はY Combinatorの面接に通る方法についてです。このトピックについては、あまりにも多くのくだらないことが書かれているので、私は何年も前から、創業者たちに真実を伝える何かを書こうと思っていました。 2つ目は、政治家が時々言う「億万長者になるための唯一の方法は、人々を搾取することによってである」ということについてと、なぜこれは間
スタートアップの初期、特にアイデアの時期は学びの最大化に焦点を当てるべきだと言われます。 その中でも「スケールしないこと」は、早くサービスをローンチできて最も学びが多く得られる手法です。 スケールしないことをしてニーズを確かめて、手作業で行っていることの一部を徐々にソフトウェアで自動化していく、というのがスタートアップによくあるステップです。 実際、YCでの最初のアドバイスは多くの場合、「スケールしないことをしよう」だそうです。私たち FoundX でも同様のアドバイスをしていて、実際にスケールしないことをしてきたチームは多くの学びを得て帰ってきます。 しかし意外と「スケールしないことをしよう」と言っても納得いただけないようです。初見だと意味も分からないかもしれません。そこで事例を紹介することで、少しでも腹落ちをしていただければと思い、今回は公開されている事例をいくつか集めてみました。 そ
Y Combinator が教えることは「何を無視したらいいかを教えること」だと言われています。私たち FoundX でも同様に、無視したほうが良い活動や注力しないほうが良い活動についてアドバイスをしています。 たとえば、以下のようなものはスタートアップの初期ではうまくいかないことが多いため、お勧めしていません。 ❌ 顧客の課題ではなく、市場の課題に注目する ❌ 顧客の課題ではなく、最初からビジネスモデルやマネタイズに注力する ❌ アンケートで顧客インタビューをした気になる ❌ あまりにも早く人を雇いすぎる ❌ あまりにも早くからフルスクラッチで開発をしようとする ❌ 最初から多くの機能を実装しようとしてしまう ❌ 開発を外部に委託して自分たちで行わない、もしくは技術系の共同創業者を探さない(技術系の人がいないと得た学びをプロダクト開発にすぐに活かせないため) ❌ すぐに他人(アルバイトな
アイデアの間違った探し方 素晴らしいアイデアである必要はない 最初のアイデアに飛びつかないようにする 最初のアイデアはあくまで良い出発点 解決策から始めないようにする アイデアを見つけるのは難しいと思いこむ スタートアップのアイデアの評価方法 アイデアはどれだけ大きいか Founder/Market Fit 確信度 洞察 個人的に欲しいものを作っている 最近になってから可能になったこと フィルターを除去する 面倒そうなアイデアを拒絶しない 退屈なアイデアを無視しない あまりにも野心的に見えるアイデアに怖気づかない 競合がいるからといって諦めない アイデアを見つける方法 座って考えるだけでは見つけられない 専門家になる スタートアップのアイデアの7つのレシピ #1 得意なものから始める #2 他人に作ってほしいものを作る #3 成功しなくても10年間取り組めるものを選ぶ #4 世の中の変化か
起業家の皆さんに「あなたが解決しようとしている顧客の課題は何ですか?」と聞いたときに、「この市場にはこういう課題があります」というような答えが返ってくることがあります。たとえば、 「オンライン診療が日本では普及していない(だから私たちはオンライン診療アプリを作っている)」 「機会損失が〇〇円という試算がある(だからこの業界の業務効率化に取り組む)」 「〇〇人分の人材不足と言われている(だから人材マッチングに取り組む)」 などです。 市場の課題が大きいことは機会が大きいことを示唆しており、確かに参考になる一つの情報です。しかし投資家などが知りたいのは、「目の前の顧客の一人は、いったい何に困っているのか」という顧客の課題のほうです。 市場で起きている課題はある意味で病気の症状です。症状自体も重要ですが、症状を起こしている病因の仮説のほうがより大事です。 病因の仮説がなければ、適切な薬の処方をす
スタートアップをフェーズ別に整理してみると、以下のような「Fit」をおおよそ順序だって検証していくことになります。 Customer/Problem Fit Problem/Solution Fit Solution/Product Fit Product/Market Fit この記事はそれぞれのフェーズの説明と、フェーズに至るまで何をするべきかを示したガイドです。自分たちがどのフェーズにいるのかをチームで確認して、行動計画を考える際の参考にしてみてください。具体的な行動に迷ったら、Startup Playbook を確認してください。 フェーズの紹介 1. Customer 2. Customer/Problem Fit 3. Problem/Solution Fit 4. Solution/Product Fit 5. Product/Market Fit (PMF) フェーズ別のや
市場が何よりも重要な理由 実際のところProduct/Market Fitとは? Product/Market Fitのプロセス Product/Market Fitがあるかどうかの見分け方 PMFに関するよくある誤解 PMFへの辿り着き方 プロダクト/マーケット・フィット(PMF)のコンセプトは、Andy Rachleff(現在はWealthfrontのCEO兼共同創業者であり、Benchmark Capitalの共同創業者でもある)によって開発され、命名されました。彼によるPMFのアイデアの核は、ベンチャーキャピタリストのパイオニアであり、セコイアの創業者である Don Valentine の投資スタイルを分析したことにあります。 市場が何よりも重要な理由 #1 「巨大な市場を与えてくれ ― 常に」「Arthur Rock は、偉大な起業家を見つけたら、その起業家を支援するという代表的
大学で科学的な研究をしてきた人で、事業化のために起業を考えている人へのアドバイスです。 YCでは、このような状況で75社以上の企業に資金提供をしてきました。また、最近ではバイオツアーにも参加し、研究大学を回り、何百人ものライフサイエンスの学生や教授と研究の事業化について話をしました。以下のトピックは、創業者の方々からよく聞かれるものを取り上げています。 誰がスピンアウトすべきかの判断 一般的なスピンアウトでは、学生、ポスドク、教員が混在して研究に取り組んだ人が何人かいて、その中で誰が研究に取り組むのか、誰が大学に残るのかを決めておく必要があります。まず最初に決めなければならないのは、誰が会社で働くのか、誰が大学に残るのか、ということです。 科学系の創業者の多くは、創業チームの構成方法について誤解があります。ここでは、最も一般的なものを紹介します。 誤解1. アカデミアにいながら会社を立ち上
Whatsappが買収された時、月間4億5000万人のユーザーがおり、エンジニアの人数はわずか32名でした。 Imgurは、わずか7名のエンジニアで月間の画像の閲覧数が400億を超えるまで成長しました。Instagramが10億ドルで買収された時、ユーザーは3000万人で、エンジニアはわずか13名でした。 これが新たな標準です——エンジニアの人数と費用を抑えて、かつてないほどの人数のユーザーにコードを出荷しています。ソフトウェアエンジニアの一人当たりの潜在的な成果はうなぎのぼりです。エンジニアが1名のスタートアップに対して10億ドルの買収を提案するようになるまで、あとどれぐらいでしょうか。職人技とも言える独自のソリューションを制作するというエンジニアの役割が丸ごと消滅するまで、あとどれぐらいでしょうか。 それぞれのソフトウェアエンジニアの影響力が拡大するにつれ、ソフトウェア開発者になる障壁
Elad Gil氏は起業家であり、経営者、そして投資家です。またColor GenomicsとMixer Labsの共同創業者でもあり、GoogleとTwitterでの勤務経験もあります。彼がこれまでに投資した企業には、Airbnb、Coinbase、Stripeなどがあります。 Gil氏は最近、スタートアップのスケーリング(規模拡大)に関する手引となる「High Growth Handbook」をStripe Pressから出版しました。 同書には、Product/Market Fitを達成した後の重要な課題、つまりCEOの役割、管理職の採用、レイターステージの資金調達、M&Aなどに関する戦術的なアドバイスが書かれています。またYC GroupのSam Altman会長を含む、テック分野で活躍する人々のインタビューも含まれています。 このHigh Growth HandbookはAmaz
Q: フルスタック・スタートアップとは何ですか?あなたはそれが新しい重要なトレンドであり、ここ数年で見られるスタートアップのパターンだとおっしゃっていましたが、これはどのようなものでしょうか? クリス・ディクソン: スタートアップがとった古いアプローチは、新しい技術を既存の企業に販売したり、ライセンスを供与したりすることでした。新しい「フルスタック」アプローチは、既存企業や他の競合他社をバイパスして、完全なエンドツーエンドの製品やサービスを構築することです。 大企業の良い例は、アップルとマイクロソフトの戦いです。マイクロソフトは何年もの間、スタックの一部(OS、アプリ)を構築し、半導体、ケース、組み立て、小売などをパートナーに頼っていました。Appleはすべてを行っています。彼らは独自のチップ、独自の携帯電話のハードウェア、独自のOS、独自のアプリ、パッケージ、小売店の経験などを設計してい
住宅ローンの簡単な歴史 住宅ローンの処理過程とプレイヤー(主に関わる会社・組織) ステップ1 Maryが家を見つける。 ステップ2 Maryは住宅ローンに申し込む。 ステップ3 Maryは住宅ローン融資契約締結手続きを開始する。 ステップ4 Maryは入居するが、住宅ローンはこれからも続く… ステップ5 Maryのローンのオリジネーターがローンサービシング(保全・回収業務)を売却する。 もう少しましにできるはず:宙に浮く機会 戦略的な参入の契機 A. 複雑さを隠し、その後修正する---- 住宅購入が早くできるように見せるために B. 住宅販売のタイミングを早め、予想しやすくする C. 最も苛立たしい部分、融資設定を合理化する D. 融資のクロージング(決済完了)を調整する E. よりよいサービシング(回収業務)を行う F. 新しい所有権モデルを創出する 住宅の所有は長い間、常にアメリカン・
現在、公開されているSaaS企業の約90%と2019年のForbes Cloud 100では、サブスクリプションベースの収益モデルが採用されています。現在、新たなFinTechインフラ企業(日本語訳)は、SaaS企業が自社のコアソフトウェア製品と並行して金融サービスを追加することを可能にしました。FinTechを追加することで、SaaS事業者は顧客1人当たりの収益を2~5倍*に増加させることができ、これまでならソフトウェア市場の規模が小さかったり、顧客獲得の効率が悪かったりしてアクセスできなかったかもしれない新しいSaaS市場を切り開くことができます。 この波は、バーティカル・マーケット(建設やフィットネスなどの特定の産業を中心とした市場)で最初に起こっています。バーティカル・ソフトウェア市場では、特定の業界のニーズに最も適したバーティカルSaaSビジネスが支配的なソリューションとなり、ソ
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