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ナゾロジーの検索結果241 - 280 件 / 394件

  • DNA変異が量子世界のトンネル効果で起きていると判明! - ナゾロジー

    あやふやな存在確率が変異を起こしていました。 英国サリー大学(University of Surrey)で行われた研究によれば、DNAでは従来考えられていたよりも遥かに高い確率でトンネル効果が発生している可能性が高い、とのこと。 量子力学の世界では電子や陽子など小さな粒子の存在確率はあやふやであり、粒子がある場所から別の場所に突然、移動に必要なエネルギーを無視して、トンネルを通ったかのように出現する現象が起こり得ます。 研究結果が正しければ、生物進化の原動力として、量子効果が大きな影響を与えていることになるでしょう。 しかしDNAはいったいどうして量子効果を利用できる性質を獲得したのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年5月5日に『Nature Communications Physics』にて公開されています。

      DNA変異が量子世界のトンネル効果で起きていると判明! - ナゾロジー
    • 日本人が考案した「量子エネルギーテレポーテーション」をわかりやすく解説 - ナゾロジー

      情報だけでなくエネルギーもテレポートするようです。 東北大学の堀田昌寛氏によって2008年に提唱された量子エネルギーテレポーテーション理論の実証実験が、ここ最近、立て続けに成功しました。 発表当初はその奇抜さゆえ注目されませんでしたが、15年の時を経て、量子エネルギーテレポーテーションは物理学界で最も注目される理論となりました。 量子エネルギーテレポーテーションでは「ゼロ点エネルギーの収集」「真空のゆらぎ」「負のエネルギーの発生」「量子もつれ」「事象の地平面」といったSFの世界のような言葉や概念が飛び交い、私たちの宇宙や空間に対する認識を激変させるものになっています。 量子エネルギーテレポーテーションの応用が進めば、SFでしか耳にしなかったゼロポイントエンジンが実現するでしょう。 今回は「そもそも量子エネルギーテレポーテーションとは何か?」という疑問をわかりやすく解説すると共に、次ページ以

        日本人が考案した「量子エネルギーテレポーテーション」をわかりやすく解説 - ナゾロジー
      • 他人の脇汗に含まれる「ケモシグナル」が不安症を軽減すると判明! - ナゾロジー

        ”汗の匂い”と聞いて、快い印象を持つ人はそう多くないでしょう。 しかし、他人の汗の匂いを浴びることで不安症が軽減するという驚きの研究が報告されました。 スウェーデン・カロリンスカ研究所(Karolinska Institute)はこのほど、社会不安症を持つ人が他人の脇汗に含まれる化学物質「ケモシグナル」を浴びながら心理療法を受けると、普通に心理療法を受けた場合よりも不安の軽減効果が増大したと報告。 ケモシグナルは一般に「体臭」を形作るものであり、汗の匂いに不安を和らげる効果があると示唆されています。 研究の詳細は、2023年3月25日〜28日にかけて仏パリで開催されている「欧州精神医学会議(ECP 2023)」で発表されました。 Scientists show that odors from other people’s sweat can help treat social anxiet

          他人の脇汗に含まれる「ケモシグナル」が不安症を軽減すると判明! - ナゾロジー
        • 「ママしかおっぱいが出ない理由」を数学的に証明することに成功! - ナゾロジー

          「オスの授乳」が起こらない理由と進化論パパはなんでおっぱいでないの? この疑問を1度は尋ねた人は多いでしょう。 哺乳類において自然環境でのオスの授乳が確認されているのは、ダヤクフルーツコウモリ (Dyacopterus spadiceus)ただ一種でありその他全ての哺乳類はメスだけが授乳を行います。 しかし逆を言えば、オスが授乳するような進化は決して不可能ではないことも示しています。 少し考えただけでも、オスが授乳できるようになることの利点は数多くあります。 たとえば授乳中のメスが死んでしまった場合、オスが授乳することができれば子供を救うことができます。 またオスとメスの双方が授乳可能であることは、栄養供給量の面からみても有利となります。 また哺乳類のどのオスにも遺伝的に乳腺組織があることが知られています。 たとえば乳汁漏出症を発症した人間の男性では、母乳が勝手に漏出してしまうことが知られ

            「ママしかおっぱいが出ない理由」を数学的に証明することに成功! - ナゾロジー
          • 遺伝子操作で「6本足のマウス」を作成!性器を無くして新たな肢に - ナゾロジー

            シャカシャカと虫のように歩けるのでしょうか? ポルトガルのグルベンキアン科学研究所(IGC)で行われた研究により、マウスの遺伝子を操作することで、性器になるはずだった細胞を追加の後肢に変換し、6本脚のマウスを作り出すことに成功しました。 これは生殖器の代わりに後肢を増加させたのだという。 足と生殖器にはなんの関係もないように思えますが、なぜそのようなことができたのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年3月20日に『Nature Communications』にて公開されました。

              遺伝子操作で「6本足のマウス」を作成!性器を無くして新たな肢に - ナゾロジー
            • 「人はなぜ反ワクになるのか?」東大がワクチン反対派の特徴をTwitterから分析した結果 - ナゾロジー

              予防接種は、感染症から私たちを守り、死亡を防ぐ医学の偉大な発明のひとつです。 一方で、ワクチン接種に反対する意見も、根強く存在してきました。 これらの反対意見は、かつてはマイナーな存在でしたが、コロナ禍を通じてSNSなどの発信力を背景にその存在感を増しています。 医学界や科学界では、このような反ワクチン的態度は集団免疫の実現を妨げる脅威と捉えられています。 そのため、これまでワクチン反対的態度については研究されていましたが、「なぜ人々がワクチン反対に傾くのか?」についての理解はまだよくわかっていませんでした。 そこで東京大学大学院の鳥海教授らの研究グループは、コロナ禍におけるワクチンに関するツイートを機械学習で分析し、「新たにワクチン反対派に傾いた人の特徴」を探りました。 研究で明らかになったのは、以前からワクチンに反対していた人々と、コロナ禍をきっかけにワクチン反対に傾いた人々では、嗜好

                「人はなぜ反ワクになるのか?」東大がワクチン反対派の特徴をTwitterから分析した結果 - ナゾロジー
              • キプロスで最大30万匹を超える猫の「異常な大量死」が発生! - ナゾロジー

                キプロスで猫コロナウイルスが蔓延キプロスで猫コロナウイルスが蔓延 / Credit:Canva . ナゾロジー編集部キプロスでは現在、毒性の強い猫コロナウイルスが蔓延し、多くの猫が命を落としています。 このウイルスは通常、猫たちに軽度の腹痛のみを引き起こしますが、新たに蔓延している猫コロナウイルスは猫の白血球に感染して全身に広がるように進化しており、腹部・腎臓・脳などで致命的な炎症反応「猫伝染性腹膜炎(FIP)」を引き起こします。 これまでにも猫コロナウイルスが原因でFIPを起こすことは知られていましたが、症例数は非常に少なく、2021年には3件、2022年には4件だけが報告されました。 しかし2023年になると症例数が急増。 1月だけで98件となり、その後爆発的な増加が起こりました。 キプロス猫保護福祉協会(PAWS)は今年の初め以来、30万匹の猫がFIPにより死亡したと推計しています。

                  キプロスで最大30万匹を超える猫の「異常な大量死」が発生! - ナゾロジー
                • ジャンクフードが食べたくて仕方なくなる理由を解明!食べると脳が神経回路を変化させてしまう - ナゾロジー

                  チョコやケーキにドーナツ、それからピザやハンバーガーにフライドポテト… これら糖分と脂肪分のたっぷり入ったジャンクフードは、常に私たちを誘惑して止みません。 「もう食べまい」と固く心に誓っても、気づけば食べてしまっている経験は誰しもあるはずです。 どうして私たちは体に悪いとわかっていながらジャンクフードに抗うことが難しいのでしょうか? その理由を探るべく、米イェール大学(Yale University)と独マックス・プランク代謝研究所(MPI for Metabolism Research)のチームは新たに調査を開始。 その結果、私たちの脳は高脂肪・高糖分の食品を食べると、以後それを欲するように神経回路が再配線されることが示されました。 研究の詳細は、2023年3月22日付で科学雑誌『Cell Metabolism』に掲載されています。 Sweets change our brain ht

                    ジャンクフードが食べたくて仕方なくなる理由を解明!食べると脳が神経回路を変化させてしまう - ナゾロジー
                  • 「目がある人工脳」を作り出すことに成功、視神経もあり光�を検知 - ナゾロジー

                    人工培養された脳がはじめて世界をみました。 8月17日にドイツのハインリッヒ・ハイネ大学の研究者たちにより『Cell Stem Cell』に掲載された論文によれば、人工的に培養された脳(脳オルガノイド)にビタミンAを加えたところ、完璧に近い目が形成されたとのこと。 新たに形成された目は水晶体(レンズ)・角膜・網膜といったパーツだけでなく、脳細胞と接続した視神経も備えています。 研究を指揮したジェイ・ゴパラクリシュナン教授は「ある意味で、脳オルガノイドは光を見ている」と述べています。 しかし、どうして脳オルガノイドから「目」が出現したのでしょうか? 記事の最後には、今回の研究のカギである「ビタミンA」が持つちょっぴり不思議な性質も紹介しています。

                      「目がある人工脳」を作り出すことに成功、視神経もあり光�を検知 - ナゾロジー
                    • アインシュタインとホーキングのIQを超えた10歳の天才少女 - ナゾロジー

                      現在、メキシコ生まれの10歳の少女に注目が集まっています。 彼女はIQ162の天才少女であり、「アインシュタインやホーキングよりも知能が高い」と言われています。 既に2つの大学で学位を取得しており、将来の活躍が期待されます。 10-Year-Old Girl Has A Higher IQ Than Einstein and Hawking https://interestingengineering.com/10-year-old-girl-has-a-higher-iq-than-einstein-and-hawking Sueña con NASA: Niña genio mexicana visita Tijuana https://www.telemundo20.com/noticias/local/adhara-perez-sanchez-nasa-nina-genio-aut

                        アインシュタインとホーキングのIQを超えた10歳の天才少女 - ナゾロジー
                      • 地球の自転が急加速中! 史上初、時間を1秒引く「負のうるう秒」が検討されている - ナゾロジー

                        ここ1年で最短日記録を28回更新!原子時計を用いた地球の自転速度(1日の長さ)の記録は、1960年代から続けられています。 過去50年間の記録では、地球が自転1周を完了するのに、24時間よりわずかに長い時間を要することが度々ありました。 その都度、タイムキーパーたちは、原子時と太陽時の帳尻を合わせるために時間を足す作業をしています。 これが、1972年に導入された「うるう秒」です。 うるう秒の調整では、地球の自転速度が変化して、原子時と天文時に0.9秒をこえる誤差が生じた際に1秒単位で足し引きされます。 しかし、これまでの調整(計27回)では、1秒を足すことはあっても、引くことはありませんでした。 Credit: jp.depositphotos ところが、2020年に突如として長年の傾向が逆転し、地球の自転が24時間より短くなり始めたのです。 実際、2020年7月19日は原子時の24時間

                          地球の自転が急加速中! 史上初、時間を1秒引く「負のうるう秒」が検討されている - ナゾロジー
                        • 哺乳類は理由がなければ「顔を長くしたい」生き物だった - ナゾロジー

                          馬に「なんで顔が長いの?」と聞くと、その正しい答えは「余裕があるからさ」となるようです。 ロバとウマ、ヒツジとウシ、ワラビーとカンガルーのように、哺乳類における同じグループの小型種と大型種を比べてみると、ほとんど決まって大型種の方が長い顔をしているのが分かります。 実はこの理由は今までよく分かっていませんでした。 しかし豪フリンダース大学(Flinders University)は最近、この謎が「摂食への適応」というシンプルな枠組みで説明できると発表。 すばり、小さい動物は筋肉量が少ないので、できるだけ噛む力を強くするために顔を短くし、逆に大きい動物はそもそも噛むための筋肉量が十分なので、顔を長くしても大丈夫なのだという。 となると哺乳類は基本的に「顔を長くしたい生き物」のようですが、顔を長くするメリットはどこにあるのでしょう? 研究の詳細は、2023年11月29日付で科学雑誌『Biolo

                            哺乳類は理由がなければ「顔を長くしたい」生き物だった - ナゾロジー
                          • 謎に包まれていた蝶の起源が判明!「蝶は1億年前に北アメリカで誕生した」 - ナゾロジー

                            蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明!蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部近年の急速な遺伝子分析技術の進歩により、数多くの種の進化の道筋や起源が解明されるようになってきました。 遺伝子分析というと難し気な印象を持ちますが、基本原理自体は極めて簡単で、異なる種の遺伝子を比較し、それらがどれほど似ているかを調べることがメインになります。 遺伝子が似ていれば似ているほど、近縁の種であることを示しており、異なる種に分岐したのも比較的最近であると考えることが可能です。 ただ基本原理が単純であっても、実際の分析は大変な作業です。 調査対象となる種の確保、遺伝子の採取、解読、分類と非常に多くのプロセスが必要となるからです。 そのため私たちの身近にいる種であっても、その起源が解明されていないどころか体系的な調査すら行われていない、ということがあ

                              謎に包まれていた蝶の起源が判明!「蝶は1億年前に北アメリカで誕生した」 - ナゾロジー
                            • 「藍藻の光合成だけ」で半年以上コンピュータを動かすことに成功! - ナゾロジー

                              近年では、「スマート家電」のように、身の回りのアイテムを電子的に管理できます。 しかし、それらすべては電気で動くので、より多くの電源プラグや電池が必要になっています。 増大する電力需要に対応するため、イギリスのケンブリッジ大学(University of Cambridge)・生化学科に所属するクリストファー・ハウ氏ら研究チームは、新しい電力源として、藻類である「藍藻(らんそう)」の光合成を使用した小型発電機を開発しました。 藍藻の光合成だけで、マイクロプロセッサ(コンピュータで演算・制御を行うチップ)に半年以上電力を供給できます。 研究の詳細は、2022年5月12日付の科学誌『Energy & Environmental Science』に掲載されました。 Algae-powered computing: scientists create reliable and renewable

                                「藍藻の光合成だけ」で半年以上コンピュータを動かすことに成功! - ナゾロジー
                              • 「ほくろから太い毛が生えやすい」問題がハゲ治療のカギになる! - ナゾロジー

                                ほくろからニョロっと生える毛を見つけた経験はありませんか? 迷惑なほどに元気な太い毛は、なぜほくろから生えてくるのでしょう? 米国カリフォルニア大学アーバイン校の研究者らは、皮膚にある「ほくろ」の内部の分子が、毛髪の成長を活性化する重要な役割を果たしていることを発見しました。 さらに研究者たちは、この分子をハゲた頭皮に注入することで、休止期にある毛包を再び活性化できる可能性も示唆しています。 研究の詳細は、2023年6月21日付の科学誌『Nature』に掲載されました。 UC Irvine-led researchers reveal new molecular mechanism for stimulating hair growth – UCI News https://news.uci.edu/2023/06/21/uc-irvine-led-researchers-reveal-n

                                  「ほくろから太い毛が生えやすい」問題がハゲ治療のカギになる! - ナゾロジー
                                • 「パクチー」が苦手な人は遺伝子変異を起こしていた! - ナゾロジー

                                  パクチー(コリアンダー)は、好き嫌いがハッキリしやすい食材です。 好きな人は独特の爽やかな香りに惹かれますが、ダメな人は「石鹸みたいな味」とか「カメムシのような匂い」とよく表現します。 同じものを食べているのに、どうしてこれほど風味に違いが出るのでしょうか? 実はそれは生まれつきの遺伝子に原因があり、パクチー嫌いの人だけが敏感に感じ取ってしまう匂い成分があるのです。 またパクチー嫌いの発生率は人種によっても違うことが分かっています。 詳しく見ていきましょう。 Why do some people think cilantro tastes like soap? https://www.livescience.com/health/food-diet/why-do-some-people-think-cilantro-tastes-like-soap Cilantro Love and Ha

                                    「パクチー」が苦手な人は遺伝子変異を起こしていた! - ナゾロジー
                                  • 歴史で学ぶ量子力学【1】「私の波動方程式がこんな風に使われるなんて…」 - ナゾロジー

                                    「観測するまで物事の状態は決定されない」「全ては確率」 そんな中二心をくすぐるワードでいっぱいの量子力学ですが、私たちに見える世界はそんな曖昧なものではなく、もっと盤石で決定論的なものに見えます。 アルベルト・アインシュタイン博士は量子力学を生み出した功労者の1人ですが、最後までこの曖昧な量子力学の考え方を受け入れることはできませんでした。 量子力学の発展に大きな貢献をしたエルヴィン・シュレーディンガー博士も、同じく量子力学の主張する確率解釈を受け入れることはできませんでした。 シュレーディンガーに至っては「私の波動方程式がこんな風に使われるのなら、論文などにしなければよかった」と嘆いたほどです。 しかし、量子力学はその不可思議な主張を柱にしながら、大成功を収めた理論であり、現代ではほぼ完全に受け入れられてしまっています。 SFネタとしては興味深いですが、現実の話としてはずいぶんと突飛で難

                                      歴史で学ぶ量子力学【1】「私の波動方程式がこんな風に使われるなんて…」 - ナゾロジー
                                    • 180年間ナゾだった「モノクロ映像に色が見えてくる錯覚」の仕組みを12歳の少女が解明! - ナゾロジー

                                      科学の推進に取り組む非営利団体Society for Science & the Publicは毎年、アメリカの中学生を対象とした全国的な科学コンテスト「Broadcom MASTERS」を開催しています。 そして2020年の最優秀賞(サミュエリ財団賞)を受賞したのは、アメリカ・ニューヨークに住む12歳の少女イシャナ・クマール氏でした。 彼女は自身の実験で、「ベンハムのコマ」で知られる想像上の色と網膜疲労の関係を明らかにし、約250万円を獲得しました。 >参照元はこちら(英文)

                                        180年間ナゾだった「モノクロ映像に色が見えてくる錯覚」の仕組みを12歳の少女が解明! - ナゾロジー
                                      • 長い距離を移動することに快感を覚える人々・通称距離ガバという人たちがいるらしい

                                        リンク ナゾロジー 幸せの鍵は新しい場所!人の脳は「移動」を快楽と捉えていた - ナゾロジー point 人間の脳には移動に喜びを感じる特別な幸福回路がある 幸福回路は記憶を司る海馬と快楽を支配する線条体の間に配線されていた 新しい移動を行うことで誰でも幸福回路を強化できる 「散歩に出歩いて、ちょっと新しい道を進んでみたらすごく楽しかった」―― 327 users 33226

                                          長い距離を移動することに快感を覚える人々・通称距離ガバという人たちがいるらしい
                                        • ノーベル賞級成果は研究費を「広く浅く」配るほうが増えると判明! - ナゾロジー

                                          ノーベル賞級成果は研究費を「浅く広く」配るほうが増えると判明! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部研究費は新たな科学的発見を行うための、非常に重要な要素です。 特に生命科学・医学分野では研究費が無ければ、実験動物を飼うことも、必要な試薬を揃えることもできず、文字通り何もできません。 逆に、莫大な研究費があれば、他国の研究者が費用のせいで実施を躊躇っていた大規模研究を実行したり、多数の研究者を雇って競争者よりも早く研究成果を出すことが可能になります。 研究成果は、ある意味では早い者勝ちであり、最も早く発表できた者だけが「発見者」の名を得ることが可能です。 しかし基礎研究に投じられる公的資金には限りがあります。 そのため重要となるのが、どの研究にいくらを投じるかです。 これまでの研究により、研究費が多ければより優れた研究成果が得られる傾向があることは判明していました。 莫大な予

                                            ノーベル賞級成果は研究費を「広く浅く」配るほうが増えると判明! - ナゾロジー
                                          • 「なぜ右脳と左脳ができるのか?」脳が左右非対称になる仕組みを解明! - ナゾロジー

                                            「脳は右と左に別れて別々の機能を持っている」 そんな右脳と左脳にかんする話題について、1度は耳にしたことがあると思います。 しかし実は、左右に別れた脳を持つのは人間だけではありません。 サルやマウスといった人間に近い哺乳類は言うまでもなく、ニワトリやゼブラフィッシュなど幅広い脊椎動物たちもまた、右と左に別れた脳を持っています。 さらにショウジョウバエのような昆虫の脳も、右脳と左脳では異なる機能を担当していることが知られています。 地球上に生息するそこそこ高度な動物たちにとって、脳の非対称性はデフォルトと言ってもいい状態にあるのです。 しかし左右のどちらにどんな機能が存在するかは解明が進んでも、どんな仕組みで脳の左と右が決定されているかは謎に包まれていました。 脳は極めて複雑な器官であり、心臓のようにメカニカルな理解を行うのは困難だったからです。 そこで大阪大学の研究者たちはシンプルでありな

                                              「なぜ右脳と左脳ができるのか?」脳が左右非対称になる仕組みを解明! - ナゾロジー
                                            • ネコは「ヒゲ疲れ」で食事をやめるという研究 - ナゾロジー

                                              ネコは時々、エサが残っているのに、ボウルの底が見えると食事をやめることがあります。 また、ネコによってはボウルを傾けてエサをこぼし、床の上から食べるものもいます。 必ずというわけではありませんが、これは世界中のネコに広く見られる行動で、その理由はまだ解明されていません。 しかし現在、最も有力なのは「ヒゲ疲れ(whisker fatigue)」という説です。 Why Do Cats Stop Eating When The Bottom Of The Bowl Is Visible, But There’s Still Food? https://www.scienceabc.com/nature/animals/why-do-cats-stop-eating-when-the-bottom-of-the-bowl-is-visible-but-theres-still-food.html

                                                ネコは「ヒゲ疲れ」で食事をやめるという研究 - ナゾロジー
                                              • ユーザーが濡れないよう頭上をついてくる「空飛ぶ傘」 - ナゾロジー

                                                傘付きドローン「空飛ぶ傘」を開発した発明家どんなに一般的なアイテムでも、アイデアを生み出して最初に形にした「発明家」は存在するものです。 登場時には不格好で突拍子もない発明品であったとしても、それが後に「日常生活では欠かせないアイテム」へと拡大していく可能性もあるでしょう。 YouTubeチャンネル「I Build Stuff」の男性クリエイターは、もしかしたら、そんな最先端を走る発明家の1人かもしれません。 傘を手に持たなくてもよい「空飛ぶ傘」 / Credit:I Build Stuff(YouTube)_I Built a Flying Umbrella(2024)彼が今回開発したのは、ドローンを応用した「空飛ぶ傘」です。 ユーザーの上を傘付きドローンが浮遊して追いかけることで、ユーザーは傘を持つことなく雨をしのぐことができます。 しかし、この開発プロセスは、クリエイター1人だけで行

                                                  ユーザーが濡れないよう頭上をついてくる「空飛ぶ傘」 - ナゾロジー
                                                • ついに虚数を観測することに成功! - ナゾロジー

                                                  虚数の測定に成功したようです。 3月1日に『Physical Review Letters』(理論パート)と『Physical Review A』(実験パート)に掲載された論文によれば、量子の世界において虚数で表現される部分が、粒子の状態において決定的な役割を果たすことが示されました。 具体的には、もつれ状態にあり、かつ実数部分の情報が同じで見分けがつかない光子のペアを、虚数部分の情報を元に見分けたのです。 何を言っているのかわからないと思いますし、にわかには信じがたい内容ですが、論文が掲載された『Physical Review』は物理学では最も権威がある科学雑誌であり、信ぴょう性は高いと言えます。 しかし、いったいどんな方法で、虚数は観測されたのでしょうか?

                                                    ついに虚数を観測することに成功! - ナゾロジー
                                                  • アイシングは筋肉損傷の「回復を遅らせる」ことが判明(神戸大学) - ナゾロジー

                                                    筋肉痛や肉離れの対処として、よくアイシングが用いられます。 しかし、誰もが納得のこの方法、実は間違いだったかもしれません。 神戸大学、千葉工業大学の最新研究により、筋損傷に対するアイシングは、筋組織の再生を遅らせることが判明したのです。 研究は、5月7日付けで『Journal of Applied Physiology』に掲載されています。

                                                      アイシングは筋肉損傷の「回復を遅らせる」ことが判明(神戸大学) - ナゾロジー
                                                    • 超伝導体内部から質量も電荷もなく光と相互作用もしない「悪魔粒子」を発見! - ナゾロジー

                                                      悪魔の名にふさわしい不思議な粒子です。 日本の京都大学などで行われた研究によって、超伝導体において「悪魔」の名を持つ粒子が発見されました。 この悪魔粒子は複数の電子によって構成されていながら電荷も質量ももたず、光と相互作用することもありません。 そのため1959年にデヴィッド・パインズによって金属中に存在すると予測されていたものの、実際に観測されたことはありませんでした。 しかし京都大学らの研究者たちが電子を使った新しい測定方法を実施したところ、超伝導体であるストロンチウム・ルテニウム酸化物(Sr2RuO4)の内部に、質量を持たない電子たちによって構成される奇妙な粒子を発見。 徹底的な分析の末に「悪魔粒子」であることが判明しました。 悪魔粒子の発見は超伝導性にどのような影響を与えるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年8月9日に『Nature』にて掲載されました。

                                                        超伝導体内部から質量も電荷もなく光と相互作用もしない「悪魔粒子」を発見! - ナゾロジー
                                                      • 謎の自然現象「バイカル禅」氷の台座に石が乗る理由を解明! - ナゾロジー

                                                        非常に低温の環境では、自然に形成された細い氷の台座の上に不安定に石が乗っかる謎の現象が確認されています。 主に低高度の氷河や、ロシアのバイカル湖などで確認されるこの現象は、見た目が日本庭園の石に似ていることから「バイカル禅(Baikal Zen)」と呼ばれています。 これまでこの現象についての予想はあったものの、同じ現象を実験室で再現することはできずにいました。 しかし、フランス国立科学研究センター(CNRS)はこの現象を実験室で再現することに成功し、その動画を公開しています。 研究の詳細は、今週、科学雑誌『米国科学アカデミー紀要:PNAS』に掲載されるとのことです。

                                                          謎の自然現象「バイカル禅」氷の台座に石が乗る理由を解明! - ナゾロジー
                                                        • 「光」は熱がなくても水を蒸発させることができると判明 - ナゾロジー

                                                          水は常温でも蒸発しますが、熱を加えることでどんどん蒸発量は増えます。 これは、熱エネルギーによって水分子の動きが活発になり、空気に飛び出しやすくなるためです。 このため、これまで水の蒸発速度は温度に依存するとされてきました。 しかし、マサチューセッツ工科大学のガン・チェン氏らは、熱だけでなく光もまた水の蒸発を促進させる要素であることを発見したのです。 研究グループによると、水温を変えなくても光をあてるだけで蒸発速度が上がったと言います。 一体光がどのように作用して水を蒸発させているのでしょうか? この記事では水が光によって蒸発する実験の詳細と、その仕組みについて説明していきます。 この研究は米国科学アカデミー紀要に2023年10月30日付けで掲載されています。

                                                            「光」は熱がなくても水を蒸発させることができると判明 - ナゾロジー
                                                          • ADHDの人が「先延ばし」をしてしまう理由とは?誰にでも使える改善法も - ナゾロジー

                                                            年の初めは今までの悪習慣を断ち切り、新たなチャレンジをするのにいい機会です。 しかし、やろうやろうと思っていても、なかなか重い腰が上がらずに「先延ばし」してしまうことが多々あるはず。 先延ばしは誰もが経験していることですが、中でも特に「ADHD(注意欠如・多動症)」を持つ人はその傾向が強いことで知られています。 では、どうしてADHDの人に先延ばしが起こりやすいのでしょうか? ここではその理由や原因の説明に加え、ADHDの人でも先延ばしをなくすことのできる方法について見ていきます。

                                                              ADHDの人が「先延ばし」をしてしまう理由とは?誰にでも使える改善法も - ナゾロジー
                                                            • 「あなたの一番古い記憶は?」人は覚えていても2歳以前の記憶にアクセスできなくなっている - ナゾロジー

                                                              皆さんが思い出せる最も古い記憶はいつ頃のものでしょうか。 稀に「母親の胎内にいたときを覚えている」という方もいますが、ほとんどの人は2〜3歳以降のことだと思います。 このように人生初期(0〜3歳頃)の記憶が抜け落ちている現象を「幼児期健忘(infantile amnesia)」といいます。 ただ、最近の研究では人間の自意識は4カ月頃から発達すると報告されており、ほとんどの人が2〜3歳以前の記憶を思い出せない理由はよく分かっていませんでした。 この疑問に対して、アイルランド・ダブリン大学トリニティ・カレッジ(TCD)の研究チームは、私たちが人生初期の記憶を喪失しているわけではなく、アクセスできない状態になっているだけである可能性を示唆する研究結果を報告しています。 さらに驚くべきことに、幼年期の記憶にフタがされるかされないかは、妊娠中の母親の免疫反応に大きな要因があったといいます。 研究の詳

                                                                「あなたの一番古い記憶は?」人は覚えていても2歳以前の記憶にアクセスできなくなっている - ナゾロジー
                                                              • 重さ150キロを超える「史上最大の新種ペンギン」を発見! - ナゾロジー

                                                                ペンギンといえば、ぽってりした体でよちよち歩く姿がとても愛らしい生き物です。 しかし大昔の地球には、”愛らしさ”とは程遠いモンスター級のペンギンがいたようです。 米ブルース博物館(Bruce Museum)、アイオワ州立大学(ISU)らの共同研究チームはこのほど、約5000万年前のニュージーランドに存在した新種の超巨大ペンギンを発見したと報告しました。 化石から推定される体重は150キロを超え、これまでに見つかった史上最大のペンギンとなっています。 研究の詳細は、2023年2月8日付で科学雑誌『Journal of Paleontology』に掲載されました。 Largest penguin ever discovered weighed a whopping 340 pounds, fossils reveal https://www.livescience.com/largest-pe

                                                                  重さ150キロを超える「史上最大の新種ペンギン」を発見! - ナゾロジー
                                                                • 南極の海で20本の腕を持つエイリアンみたいな新種生物を発見! - ナゾロジー

                                                                  エイリアンそっくりの新種生物が見つかったようです。 米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の研究チームは、最近行った南極海での調査で、まるで映画に出てくる顔に張り付くエイリアンのような生物を捕獲したと発表しました。 しかしエイリアンよりも多腕であり、20本ほどの長い腕と頭頂部に細長い触手が数多く生えていたという。 この生物の正体は一体何だったのでしょうか? 研究の詳細は、2023年7月14日付で科学雑誌『Invertate Systematics』に掲載されています。 Alien-Like Ocean Creature With 20 ‘Arms’ Discovered Near Antarctica https://www.sciencealert.com/alien-like-ocean-creature-with-20-arms-discovered-near-antarct

                                                                    南極の海で20本の腕を持つエイリアンみたいな新種生物を発見! - ナゾロジー
                                                                  • 「音が見えるようになった!」バイク事故後に創造性が開花した音楽家の報告 - ナゾロジー

                                                                    ある音楽家の男性がバイク事故後に”音が見える”ようになったという珍しい症例報告がなされました。 米ヴァンダービルト大学医療センター(VUMC)の担当医によると、匿名の男性(66歳)は、事故による脳損傷が原因で「共感覚(シネステジア)」を発症したと考えられるという。 共感覚とは、音に味がするとか色に匂いがするなど、別々の感覚が混ざり合う現象です。 男性は事故後に、音を聴くだけで「音符が楽譜に書かれて見えるようになった」と話します。 さらに以前に増して、作曲への意欲や創造性が格段に高まったとのことです。 研究の詳細は、2023年5月7日付で医学雑誌『Neurocase』に掲載されています。 Musician’s head injury triggered rare synesthesia, causing him to ‘see’ music https://www.livescience.c

                                                                      「音が見えるようになった!」バイク事故後に創造性が開花した音楽家の報告 - ナゾロジー
                                                                    • 中世英国の驚くほど詳細な事件ファイルがプロットされた『中世殺人事件マップ』 - ナゾロジー

                                                                      イギリスのケンブリッジ大学がとんでもないWebサイトを作っていました。 中世の殺人マップと題されたそのサイトは、中世後期、主に1300年代前半のロンドン、ヨーク、オックスフォードといった大きな都市で起きた多くの殺人事件を掲載しています。 実際に地図を見ながら武器のアイコンをクリックすることで、殺人事件が発生した日時、使用された武器や傷の深さ、加害者と被害者の名前、事件の経緯などの情報を驚くほど詳細に見ることができます。 まるで日本の某事故物件サイトと同じような感覚で、地図を見ながら、学生たちの大乱闘による殺人事件から、学者による暗殺まで、様々な殺人事件の詳細を見ることができてしまうのです。 思わず次から次へと殺人事件を見てしまうサイトですが、なぜ約700年も前の多くの殺人事件の詳細がわかるのでしょうか。 そして、そもそもケンブリッジ大学はなぜこのようなサイトを作ったのでしょうか。 Medi

                                                                        中世英国の驚くほど詳細な事件ファイルがプロットされた『中世殺人事件マップ』 - ナゾロジー
                                                                      • カメの甲羅には「人類の核の歴史」が記録されている! - ナゾロジー

                                                                        かつて、地球上では数多くの核実験が行われていました。 1945年以降、広島と長崎への原爆投下を含め核爆発は2000回以上にも及んでいます。 1963年に部分的核実験禁止条約(PTBT)が締結されて以降は、放射性物質がほとんど飛び散らない地下核実験が主流となりましたが、それまでの約18年間は、主に大気圏内や水中で核実験が行われていました。 人間のみならず、周囲の環境などにも大きな影響を与える核爆発の影響は、どのように地球に刻まれていくのでしょうか。 今回、米パシフィックノースウェスト国立研究所(PNNL)の地球科学者サイラー・コンラッド氏ら研究チームは、カメの甲羅に蓄積されるウラン同位体を測定することで、過去の核爆発が及ぼす環境への影響を測定する新しい方法を発見しました。 一体カメの甲羅にはどのようにして人類の負の歴史が刻まれているのでしょうか。 研究の詳細は、2023年8月22日付で『PN

                                                                          カメの甲羅には「人類の核の歴史」が記録されている! - ナゾロジー
                                                                        • ファンタジーで美しいエルフ語を作る方法:人工言語の印象を決める要素が判明! - ナゾロジー

                                                                          異世界の言語学です。 ドイツのフンボルト大学ベルリン(HU Berlin)で行われた研究によって、ファンタジーやSFの世界で使われている人工言語のどんな要素が、美しさや邪悪さなどの音声的な印象に繋がっているかが調べられました。 調査対象となった人工言語には、有名なフィクション作品で創作された優雅な響きを持つエルフ語や醜く凶悪なオークたちのオーク語、理知的な異星人たちのバルカン語、荒々しい戦闘民族の使うクリンゴン語など12種類が含まれています。 本研究は、ファンタジーやSFの世界が好きな人たちならば、一度は考えたことがある異世界言語の音声学的な魅力を分析したものと言えるでしょう。 研究内容の詳細は『Language and Speech』にて公開されています。 From Star Trek’s Klingon to Tolkien’s Orkish: Unraveling the audit

                                                                            ファンタジーで美しいエルフ語を作る方法:人工言語の印象を決める要素が判明! - ナゾロジー
                                                                          • 火星地下に”紅海”に匹敵する水量の氷を発見!「全部溶かすと火星は浅海で覆われる」 - ナゾロジー

                                                                            人類が火星への移住を目指すなら「水」は絶対に欠かせない資源です。 実は火星は30〜40億年前までは温暖で水の豊富な惑星だったことが分かっていますが、今ではすっかり乾燥した不毛な土地となっています。 この火星を満たしたかつての水がどこへ消えたのかについては、宇宙空間へ流出してしまったという説から、どこかにまだ保存されているという説まで様々です。 しかし今回、欧州宇宙機関(ESA)やスミソニアン協会(Smithsonian Institution)の研究で、火星の地下に巨大な氷の塊が眠っていることが新たに判明しました。 なんとその量は地球の紅海の水量に匹敵し、もしそれを全部溶かせば、火星表面に深さ1.5〜2.7メートルの浅い海ができるほどだという。 この氷塊を利用できれば、火星移住計画における水資源も確保できるかもしれません。 A Massive Amount of Water Ice Has

                                                                              火星地下に”紅海”に匹敵する水量の氷を発見!「全部溶かすと火星は浅海で覆われる」 - ナゾロジー
                                                                            • 「カニ」への進化を繰り返した甲殻類の系譜が明らかに! タラバガニがヤドカリに分類される理由 - ナゾロジー

                                                                              地球上で生きるにあたって、カニの姿はコスプレ衣装のようなものかもしれません。 3月9日に『Bio Essays』に掲載された論文では、甲殻類のカニ型へのフォームチェンジ(カニ化)が生命進化の過程で計5回、そしてカニ型から非カニ型への変化(脱カニ化)が計7回起きていることが示されました。 さらにそれぞれ全てが独立した進化イベントだったため、地球では「カニのような非カニ」と「カニっぽくないカニ」が各地で出没するようになったのです。 しかし、どうして甲殻類の形態変化はそこまで敷居が低いのでしょうか?

                                                                                「カニ」への進化を繰り返した甲殻類の系譜が明らかに! タラバガニがヤドカリに分類される理由 - ナゾロジー
                                                                              • 鼻の穴は常に片方の空気の通りが悪くなっていた - ナゾロジー

                                                                                鼻呼吸は左右均等ではなく、常に一方がより多くの空気を通すようです。 イスラエルのワイツマン研究所の研究者たちにより『PLOS ONE』に掲載された論文によれば、人間の鼻呼吸では、一定の時間で気流の優勢な鼻孔が入れ替わるとのこと。 また優勢となった鼻孔は、呼吸量の75%を占めることも以前に示されています。 同様の優勢な鼻孔の「循環」は、マウスやラット、ウサギ、犬など他の哺乳類にも確認されており、進化的に保存された、かなり「由緒ある」仕組みであるようです。 なんとなく気付いていた人もいるであろう、この奇妙な仕組み(鼻サイクル)には、いったいどんな秘密が隠されているのでしょうか?

                                                                                  鼻の穴は常に片方の空気の通りが悪くなっていた - ナゾロジー
                                                                                • 「生物のようなウイルス」と「ウイルスのような生物」が発見され、生物と非生物の境界がゆらぐ - ナゾロジー

                                                                                  生物より多い遺伝子を持ち、免疫能力を備えたウイルスが存在することがわかった単独ではエネルギー代謝も自己複製もできない生物が存在することがわかった 上の図のように、ウイルスは核酸とタンパク質の殻からできています。単独ではエサをとったり、光合成でエネルギーを生み出したりことも消費することもできません。 自分の力だけでは増えることができず、感染した細胞の自己複製装置を利用します。 このような性質から、ウイルスの遺伝子は「ただ増殖命令だけが記された簡素なもので、生物と無生物の間の存在だ」と言われてきました。 しかし、近年になって複雑な遺伝子を持った「生物のようなウイルス」や、生命活動に必須な遺伝子の多くを宿主に依存する「ウイルスのような生物」が発見され、生物と無生物の境界が非常に曖昧になっています。 そこで今回アメリカの研究者によって、膨大な遺伝子を持つウイルスである「巨大ファージ」の詳細な遺伝解

                                                                                    「生物のようなウイルス」と「ウイルスのような生物」が発見され、生物と非生物の境界がゆらぐ - ナゾロジー