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ナゾロジーの検索結果321 - 360 件 / 2878件

  • 摩訶不思議な「金属で呼吸する細菌」、実は量子レベルの操作を行っていたと判明 - ナゾロジー

    空気のない場所でも金属に電子を吐きだして呼吸している細菌が発見された細菌は電子の放出効率を上げるために、電子のスピン方向を統一していた仕組みを解明することで量子生物学と生体量子コンピューターの開発に役立つ 全ての生命は呼吸を行っており、私たち人間を含めた全ての多細胞生物は酸素呼吸を行っています。 しかし地球の地下深く、空気の存在しない場所では、なんと酸素の代わりに金属で呼吸する生物がいました。 今回、研究者によって調査されたS. oneidensis(シュワネラ・オネイデンシス)と呼ばれる細菌は代表的な金属呼吸を行う細菌として知られており、マンガンを初めとして鉄、鉛、水銀、ウランなどの固形鉱物を使って呼吸をしています。 なので、菌表面に接続された回路電極や金属を取り去ってしまうと、オネイデンシスは金属呼吸が行えなくなって窒息し、直ぐに死んでしまうのです。 そんな非常にユニークな呼吸を行うオ

      摩訶不思議な「金属で呼吸する細菌」、実は量子レベルの操作を行っていたと判明 - ナゾロジー
    • 「クソが!」と汚い言葉を叫ぶと身体の痛みだけでなく、心の痛みも緩和される - ナゾロジー

      「チクショー!」と叫ぶと痛みに強くなるようです。 椅子の脚に小指をぶつけた時など、思わず「チクショー!」のように汚い言葉を大声で叫んだことはありませんか。 英国キール大学のリチャード・ステファン氏(Richard Stephans)らの研究では、汚い言葉を大声で出した方が、痛みが軽減されることを報告しています。 この現象が生じる理由は、大声で罵ることで、闘争・逃走反応が起き、覚醒状態になることで、痛みの抑制が働いたのではないかと考えられてます。 また近年では、孤独や恥のような社会的ストレスを感じた際に大声で罵った場合にも、心理的苦痛が軽減することが分かっています。 研究の詳細は、学術誌「Neuroreport」にて2009年に8月5日に掲載されました。

        「クソが!」と汚い言葉を叫ぶと身体の痛みだけでなく、心の痛みも緩和される - ナゾロジー
      • わずか4年で島中が「メス化」!宿主をメス化する細菌ボルバキアが広まる過程を世界初観測 - ナゾロジー

        もしも世界中の女性が女の子しか産めなくなったらどうでしょうか? あまりに突飛なSF的アイデアにしか聞こえないかもしれませんが、実は自然界ではこれが現に起こっているのです。 石垣島に生息する「ミナミキチョウ」という蝶は、2015年頃までオスとメスの割合が1:1で均等に存在していました。 ところが福井大学らの調査で、同島のミナミキチョウはその後の4年間で93.1%がメスになっていたことが判明したのです。 これは別に島のオスたちが一斉に逃げ出したり、死んだわけではありません。 この不可思議なメス化現象は、蝶に寄生する細菌「ボルバキア」によって引き起こされたのです。 研究の詳細は2024年5月20日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。

          わずか4年で島中が「メス化」!宿主をメス化する細菌ボルバキアが広まる過程を世界初観測 - ナゾロジー
        • 宇宙を加速膨張させる「暗黒エネルギー」はブラックホール内に溜まっている!? - ナゾロジー

          ブラックホールの新たな側面が示されました。 米国のハワイ大学(University of Hawaii)で行われた2つの研究によって、暗黒エネルギーが銀河中心にある超大質量ブラックホールに詰め込まれている可能性を示唆する、初めての観測データが示されました。 宇宙を膨張させた「暗黒エネルギー」はブラックホール内に溜まっているかもしれないというのです。 一部の理論家たちはデータ解釈について懐疑的な立場をとっていますが、今回の研究が正しい場合、ブラックホールの「中身」や暗黒エネルギーについて大きく理解が進むことになるでしょう。 しかし、観測できないブラックホールの内部に、観測できない暗黒エネルギーが存在するとの結論を、研究者たちはいかにして導き出したのでしょうか? 研究内容を報じる1つ目の論文は2023年2月2日に『The Astrophysical Journal』、2つ目の論文は2023年2

            宇宙を加速膨張させる「暗黒エネルギー」はブラックホール内に溜まっている!? - ナゾロジー
          • 音楽の快感は「アルコールと同じ脳領域」で発生していたことが判明 - ナゾロジー

            音楽の快感は、アルコールや薬物と同じ脳領域で生じていることが判明しました。 カナダ・マギル大学の神経科学研究チームは、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)とTMS(経頭蓋磁気刺激)を用いて、脳内におけるポップミュージックの影響を調査。 脳の報酬経路を刺激することで、音楽による快感やモチベーションが高まることが分かりました。 これは聴覚と報酬領域の間のコミュニケーションが、音楽に喜びを感じる理由であることを脳科学的に実証した初の研究となります。 研究は、3月29日付けで『JNeurosci』に掲載されました。

              音楽の快感は「アルコールと同じ脳領域」で発生していたことが判明 - ナゾロジー
            • 薄い塩水はほんのり甘い?塩に含まれる塩化物イオンが「甘味」を引き起こすことが判明 - ナゾロジー

              塩の主成分は、ナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)が結合した塩化ナトリウム(NaCl)です。 塩をそのまま舐めると当然ながらしょっぱさを感じますが、一方で、ごく薄い塩水を舐めると甘みを感じることが以前から知られていました。 この不思議な現象は多くの人が経験していますが、薄い塩水で甘みが生じる仕組みまでは解明されていません。 しかしこのほど、岡山大学大学院を中心とする研究チームは、塩の構成成分の一つである「塩化物イオン」が、甘味受容体に作用して「甘み」を引き起こすことを発見しました。 塩味を引き起こすナトリウムイオンとは異なり、味覚における塩化物イオンの役割はよく分かっていませんでしたが、どうやら「甘みの発生」に関与していたようです。 研究の詳細は、2023年2月28日付で科学雑誌『eLife』に掲載されています。

                薄い塩水はほんのり甘い?塩に含まれる塩化物イオンが「甘味」を引き起こすことが判明 - ナゾロジー
              • 2182年9月24日地球衝突の可能性をNASAが指摘する「小惑星ベンヌ」が159年早く地球に到着! - ナゾロジー

                以前より小惑星ベンヌは、「将来地球に衝突する可能性」が指摘されており、その可能性がもっとも高まるのは2182年9月24日とされています。 そんなベンヌにはNASAの探査機が送られており、2023年9月24日には、採取したベンヌのサンプルが地球に到着する予定です。 その日を多くの人が注目して待っていますが、159年後の同じ日もまた気になるところです。 はたして、サンプルではなく、小惑星そのものが地球に降り立つことがあるのでしょうか。 ここでは、何かと話題を呼んでいる「小惑星ベンヌ」を紹介します。 NASA Finalizes Coverage for First US Asteroid Sample Landing https://www.nasa.gov/press-release/nasa-finalizes-coverage-for-first-us-asteroid-sample-l

                  2182年9月24日地球衝突の可能性をNASAが指摘する「小惑星ベンヌ」が159年早く地球に到着! - ナゾロジー
                • 「尻尾の生えた人がいた?!」日本書紀から古代の「先天異常」の症例を33例発見! - ナゾロジー

                  国内最古の史書のひとつ『日本書紀』は、古代人のカルテとしても使えるようです。 京都大学の研究チームはこのほど、『日本書紀』の中に、当時の日本人が「先天異常」を患っていたと考えられる記述が複数見つかったことを発表しました。 先天異常とは、生まれつき身体的あるいは機能的に異常がある病気のこと。 その本格的な研究は1960年以降に始まったばかりで、それ以前における先天異常の実態は不明でした。 しかし『日本書紀』を詳しく調べると、生まれつき「腕に肉のこぶがある人」や「言葉を話せない人」といった先天異常の記述があったのです。 研究の詳細は2024年3月28日付で学術誌『Studies in Japanese Literature and Culture』に掲載されています。

                    「尻尾の生えた人がいた?!」日本書紀から古代の「先天異常」の症例を33例発見! - ナゾロジー
                  • ナゾロジーっていうサイトは信用していいの?

                    最近ホットエントリでよく見かけるようになった気がする、ナゾロジーってサイトは信用して大丈夫ですか? 雰囲気がバイラルメディアなんですが、はてブで人気ってことはブクマカお墨付きってことでおk?

                      ナゾロジーっていうサイトは信用していいの?
                    • 6万人を収容できるウミガメ型海上移動都市「パンゲオス」 - ナゾロジー

                      ウミガメ型の海上移動都市「パンゲオス」海上を航行するウミガメ型都市 / Credit:pangeosyachtラッザリーニ氏がデザインした水上都市「パンゲオス」は、最大6万人を収容して海の上を移動できます。 ウミガメ型のユニークな見た目をしており、全長550m、最も広い前肢のヒレ部分は、660mにもなります。 東京ドームの幅が約216mであることを考えると、パンゲオスがどれほど巨大か理解できますね。 実現すれば「世界最大の船」になる / Credit:Lazzarini Design(YouTube)_Pangeos the Terayacht(2022)当然、一般的な大型客船とは比較にならないほど大きく、実際に建造されるなら「世界最大の船」となるでしょう。 この「パンゲオス」という名称は、2億年以上前に存在していたとされる超大陸「パンゲア大陸」から取られました。 パンゲア大陸の分裂 /

                        6万人を収容できるウミガメ型海上移動都市「パンゲオス」 - ナゾロジー
                      • 人に安全な「ワームホール航法」の基礎理論が発表される - ナゾロジー

                        ワームホール航法の基礎理論が発表されました。 3月9日に『Physical ReviewLetters』および『Physical Review D』に掲載された論文では、既存の物理学の常識を破らずに、ワームホール内部を航行し、銀河のあらゆる場所に1秒未満で到達する方法が提案されています。 ワームホール航法というと、なにやら怪しげな雰囲気を感じますが、論文が掲載され『Physical ReviewLetters』および『Physical Review 』誌は権威ある科学雑誌であり、信ぴょう性は高いでしょう。 つまり、ガチよりのガチな超光速理論というわけです。 有名な科学雑誌の査読に耐えた超光速理論とは、いったいどんなものなのでしょうか?

                          人に安全な「ワームホール航法」の基礎理論が発表される - ナゾロジー
                        • 【思考翻訳】単語ごとに担当脳細胞があると判明! - ナゾロジー

                          脳細胞ごとに担当する単語がある新たな研究では脳細胞ごとに担当する単語が存在することがしめされました / Credit:Canva . 川勝康弘横浜には明治時代に作られたとされる古い歌があります。 「赤い靴を履いた女の子、異人さんに連れられて行っちゃった」 横浜市の小学生ならば音楽の授業でこのフレーズを幾度となく歌ったことがあるかもしれません。 この短い1節を分解してみると、そのなかには「赤・靴・履く・女の子・異人・連れられる・行った」という7つの単語から構成されていることがわかります。 これまでの研究により、私たちの脳内には「意味」や「カテゴリー」に反応する細胞があることが知られています。 たとえば、靴や長靴といった特定の物体について聞いた時、脳内では単語そのものの意味に加えて「これは物体だ」として理解するのを助けるためのカテゴリー細胞が活性化するのです。 また、カテゴリー細胞には女の子・

                            【思考翻訳】単語ごとに担当脳細胞があると判明! - ナゾロジー
                          • 「宇宙と脳は構造が似ている」と数学的に証明される! 宇宙は脳で脳は宇宙だった? - ナゾロジー

                            高等学校での理科教員を経て、現職に就く。ナゾロジーにて「身近な科学」をテーマにディレクションを行っています。アニメ・ゲームなどのインドア系と、登山・サイクリングなどのアウトドア系の趣味を両方嗜むお天気屋。乗り物やワクワクするガジェットも大好き。専門は化学。将来の夢はマッドサイエンティスト……? 宇宙と脳の不思議な類似性Credit:ニューヨークタイムズ多くのヒトにとって、脳と宇宙の関連性を意識させられたのは、2006年に『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された一対の画像でした(上の図)。 この画像の左側はマウスの脳内のニューロンを赤く染色したもの、右側には宇宙に分布する銀河の大規模構造をシミュレートした結果が映されています。 両者の構造が非常に似通っているという事実は衝撃的であり、多くの人々の記憶に脳と宇宙の神秘的な関係を刻みました。 以前から両者の構造が似ている理由は、構成割合の類似性が原

                              「宇宙と脳は構造が似ている」と数学的に証明される! 宇宙は脳で脳は宇宙だった? - ナゾロジー
                            • 自閉症の子どもたちを救う「マインクラフト」の世界、ゲームがもたらす良い影響 - ナゾロジー

                              「マインクラフト」はレゴのようにブロックを配置して、建物やオブジェを作りそこで冒険できる極めて自由度の高い人気ゲームです。 そしてこのゲームはただブロック遊びをするだけでなく、コミュニティを作って大勢の人と交流して遊ぶこともできます。 さらにこのオンラインゲームは、何千人もの自閉症の子どもたちにとっても社会的スキルを学ぶ重要な場として活躍しているのです。 社会とのつながりをうまく保てない子どもたちを救う「マインクラフト」は、彼らに対しどのように機能しているのでしょうか? このテーマは、カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)のケイト・リングランド(Kate Ringland)氏が、2016年に開かれた『Human Factors in Computing conference』などの学会で発表されています。

                                自閉症の子どもたちを救う「マインクラフト」の世界、ゲームがもたらす良い影響 - ナゾロジー
                              • 筋トレが「無酸素運動なのに脂肪を燃やす」仕組みが明らかに - ナゾロジー

                                筋トレで痩せる仕組みが判明しました。 ケンタッキー大学の研究者たちにより『FASEB Journal』に掲載された論文によれば、筋肉トレーニングを行うと、筋肉から「燃焼命令」が詰まった細胞の破片(小胞)が飛び出して、脂肪細胞に取り込まれることが判明したとのこと。 「燃焼命令」を受け取った脂肪細胞では、酸素を使った脂肪の燃焼が開始されます。 無酸素運動と言われている筋トレが、酸素を使う脂肪燃焼をどうやって開始させているかを具体的に解明したのは、今回の研究がはじめてです。 筋トレと脂肪燃焼にかかわる常識はどのように変化したのでしょうか?

                                  筋トレが「無酸素運動なのに脂肪を燃やす」仕組みが明らかに - ナゾロジー
                                • 錯覚が起きているのは脳ではなく、目の「網膜」だと判明! - ナゾロジー

                                  典型的な明るさの錯覚。どうみてもAのマスとBのマスは同じ明るさに見えないが、実際は同じ。問題はこの錯覚が網膜と脳のどちらで起きているか/Credit:EdwardH.Adelson(文字はナゾロジー編集部記入) 上の図は明るさを用いた錯覚を引き起こす典型的なものです。 影の部分にある「B」が描かれたマスは、明るい部分にある「A」と描かれたマスはより明るくみえます。 「A」マスの右下の濃い色のマスが上下で色合いが変化しているのが錯覚のキーになっている。「A」マスの右下のマスを取り除くと、一気に同じ色にみえてくる/Credit:EdwardH.Adelson(文字はナゾロジー編集部記入)ですが、周りのマスをはぎ取っていくと、実際は同じ明るさにあることがわかります。 脳を研究する研究者たちは、この錯覚(明るさ、輝度コントラスト)の背後にあるメカニズムを、100年以上にわたって解明しようと努めてき

                                    錯覚が起きているのは脳ではなく、目の「網膜」だと判明! - ナゾロジー
                                  • 「トイレの水を流す」とき汚水はエアロゾルとなって部屋中に飛散していた! - ナゾロジー

                                    便座に座ったままトイレの水を流したとき、かなりの水飛沫がお尻に当たるのを感じたことがあるでしょう。 これはトイレの水を流したときに、もし人やフタが乗っていなければトイレの水はかなり空中に飛散していることを意味しています。 あまり考えたくない問題ですが、アメリカ・コロラド大学ボルダー校(CU-Boulder)に所属するジョン・クリマルディ氏ら研究チームは、レーザーを用いてトイレの水を流したときにどれだけのエアロゾル粒子が空気中を舞うか可視化する実験を行いました。 映像を見たら、きっとあなたは「フタを閉じてから」トイレの水を流したくなるでしょう。 研究の詳細は、2022年12月8日付の科学誌『Scientific Reports』に掲載されました。

                                      「トイレの水を流す」とき汚水はエアロゾルとなって部屋中に飛散していた! - ナゾロジー
                                    • 納豆を作るとき「大豆を蒸す理由」がやっと判明! "生きた大豆は納豆菌を嫌い、納豆菌は死んだ大豆が好き" - ナゾロジー

                                      納豆を作るとき「大豆を蒸す理由」がやっと判明! “生きた大豆は納豆菌を嫌い、納豆菌は死んだ大豆が好き” 納豆を研究することで抗菌物質が開発されるかもしれません。 10月29日に『Scientific Reports』に掲載された論文によれば、生きている大豆はある種の抗菌物質を分泌しており、納豆菌によって納豆になってしまうのを避けているとのこと。 また納豆菌のほうも、生きている大豆(発芽能力あり)よりも死んだ大豆のほうを好み、死んだ大豆に反応する特殊な遺伝子群を備えていることが明らかになりました。 さらに納豆菌は死んだ大豆に接触することで、謎のフォームチェンジも行うのだとか。 普段何気なく食べている納豆には、どんな生命の神秘が潜んでいるのでしょうか? >参照元はこちら(英文)

                                        納豆を作るとき「大豆を蒸す理由」がやっと判明! "生きた大豆は納豆菌を嫌い、納豆菌は死んだ大豆が好き" - ナゾロジー
                                      • 読書は脳に「永続的な影響」を与える。フィクションかどうかで違いも - ナゾロジー

                                        Point ■読書の影響を調査した複数の研究報告によると、脳波測定の結果、読書経験は長期的に脳へ影響を残していることが明らかになった ■大抵の読書経験については、内容を忘れてしまうことがほとんどだが、脳への影響は永続的に保存されている可能性が高い ■フィクション小説は、共感を育てるために有効であり、自己の考えの管理や、探求、修正にも有効だが、ノンフィクションではこの効果が確認できないという よく、「本を読むことは良いことだ」と言われますが、科学的には読書に一体どういう効果があるのでしょうか? こうした疑問について、文学小説を読んだ際の脳波の変化を調べた研究があります。 これは少し以前の研究ですが、エモリー大学の研究者が、長編小説を読んでいる被験者の静止状態の脳をMRIで定期的に検査し、読書の影響を調査したものがあります。 この研究では、「ポンペイ」という火山で滅んだ街ポンペイを舞台にした歴

                                          読書は脳に「永続的な影響」を与える。フィクションかどうかで違いも - ナゾロジー
                                        • アフリカの動物たちはライオンの声や銃声よりも「人間の声」を恐れている - ナゾロジー

                                          野生の動物たちは常に捕食される恐怖と戦っています。 中でもアフリカのサバンナに暮らす動物たちは、ライオンやハイエナなど、強力な捕食者から身を守るため、食事をしている時も寝ている時も、常に警戒を怠りません。 特に聴覚は重要で、捕食者の声が聞こえると多くの動物たちはそこから逃げ出します。 今回、カナダのウェスタン大学の生物学部、リアナ・ザネット博士は、水場に訪れた動物たちに、ライオンの鳴き声や人間の声、銃声などを含む様々な音を聞かせて反応を調査しました。 その結果、動物たちを最も恐れさせたのは、百獣の王ライオンの鳴き声でも銃声でもなく「人間の声」だったというのです。 銃声のほうが音も大きく、動物たちにとっては恐怖の対象になりそうなものですが、なぜ人間の声を彼らは一番恐れるのでしょうか。 この研究の詳細は、2023年10月5日付けで、学術誌『Current Biology』に掲載されています。

                                            アフリカの動物たちはライオンの声や銃声よりも「人間の声」を恐れている - ナゾロジー
                                          • トマトはお互いに「電気信号」を送り合っていることが判明! 地中の菌が植物の会話を伝えているかも - ナゾロジー

                                            愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。 高等学校での理科教員を経て、現職に就く。ナゾロジーにて「身近な科学」をテーマにディレクションを行っています。アニメ・ゲームなどのインドア系と、登山・サイクリングなどのアウトドア系の趣味を両方嗜むお天気屋。乗り物やワクワクするガジェットも大好き。専門は化学。将来の夢はマッドサイエンティスト……?

                                              トマトはお互いに「電気信号」を送り合っていることが判明! 地中の菌が植物の会話を伝えているかも - ナゾロジー
                                            • 【ミクロの男女戦争】5万年前人類はX染色体の大攻勢で女性しか生まれなくなっていた! - ナゾロジー

                                              性染色体同士の血塗られた歴史がみえてきました。 デンマークのオーフス大学(Aarhus University)で行われた研究によって、今から5万年前に出現した変異X染色体はY染色体を持つ精子を殺し、女性だけしかうまれないように誘導していた可能性が示されました。 人間の性別はY染色体を運ぶY精子が受精すれば男性に、X染色体を運ぶX精子が受精すれば女性がうまれてきます。 変異X染色体はY精子を選択的に殺し女性だけうまれるようにすることで、X染色体を1本しか持てない男性よりもX染色体を2本もてる女性を増やし、人類集団での勢力拡大を狙ったようです。 しかし、もしそうであるならば、人類はいかにして絶滅の危機を乗り切ったのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年9月20日にプレプリントサーバーである『bioRxiv』にて公開されています。

                                                【ミクロの男女戦争】5万年前人類はX染色体の大攻勢で女性しか生まれなくなっていた! - ナゾロジー
                                              • キノコは「菌糸ネットワークを流れる電気信号」で会話をしている - ナゾロジー

                                                キノコはおしゃべりかもしれません。 英国西イングランド大学(UWE)で行われた研究によれば、4種類のキノコで観測された電気信号を分析したところ、人間の言語に似た「単語」と「文」が確認できた、とのこと。 菌類には神経細胞が存在しませんが、細胞同士が脳のニューロンのようなネットワーク構造を形成し、ネットワーク内部では活発な電気信号の送受信が行われています。 研究者たちがこの電気活動を数学的及び言語学的に分析したところ、菌類が使う電気信号は人間の「言語」と非常によく似た構造を持っていることが示されました。 しかし菌類の言語とは、いったいどんなものなのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年4月6日に『Royal Society Open Science』にて公開されています。

                                                  キノコは「菌糸ネットワークを流れる電気信号」で会話をしている - ナゾロジー
                                                • 全身麻酔が効く仕組みから「意識の発生源」が見えてきた - ナゾロジー

                                                  全身麻酔の仕組みを解明すると、意識の本質がみえてきました。 4月27日に『eLife』に掲載された論文によれば、最も一般的に使われている麻酔薬「プロポフォール」は脳のリズムを乱すことで、意識の形成を妨げているとのこと。 意識がある時には、脳から1秒間に7回ほど、特徴的なスパイク(電気信号)が放たれていますが、このリズムが低下すると、意識も途切れてしまうようなのです。 不思議なスパイクは、意識の形成にどのようにかかわっているのでしょうか?

                                                    全身麻酔が効く仕組みから「意識の発生源」が見えてきた - ナゾロジー
                                                  • 自然界に必ずいる「はぐれ者」は種の存続のためのキーマンだった - ナゾロジー

                                                    自然界に必ず存在する「はぐれ者」には、種の存続のための生物学的な役割があった「キイロタマホコリカビ」は、集団行動でコロニーが全滅しないように「はぐれ者」を準備する 「群れ」の引力に抵抗し、独りの道を歩むことはとても難しいです。それでも、はぐれ者は、自然界のいたるところで見かけられます。 例えば、大移動の流れから外れるヌー、大群から離れて一人歩きするイナゴ、仲間とタイミングをずらして花を咲かせる植物など、挙げればキリがありません。 はぐれ者は、動物から植物、細菌、そして人間まで、自然界のほぼすべてで見られます。 しかし、はぐれ者の人生を選択する生物がいるのはなぜでしょうか。群れに参加した方が、天敵に狙われる確率も下がり、食料も安定して手に入るはずです。 「もしかしたら、はぐれ者には種の生存にとって重要な役割があるのかもしれない」 こうした観点から、アメリカ・プリンストン大学の進化生物学者コリ

                                                      自然界に必ずいる「はぐれ者」は種の存続のためのキーマンだった - ナゾロジー
                                                    • 53歳→23歳 皮膚年齢を30歳巻き戻す「若返り技術」を開発 - ナゾロジー

                                                      若返りの秘訣はスンドメにありました。 英国バブラハム研究所(The Babraham Institute)で行われた研究によれば、2007年にノーベル賞を受賞した山中伸弥博士らによって発見された「山中因子」を利用することで、53歳の皮膚細胞の年齢を23歳の状態に若返らせることに成功した、とのこと。 若返った皮膚細胞は肌にハリとツヤを与えるコラーゲンの生産能力が回復しているだけでなく、傷の再生能力も上がっていました。 この技術が応用できれば、人類は本当の意味での「若返りの薬」を手にすることができるでしょう。 しかし、いったいどうして「山中因子」で皮膚細胞が若返ったのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年4月8日に『eLife』に掲載されました。 A jump through time – new technique rewinds the age of skin cells by 30 y

                                                        53歳→23歳 皮膚年齢を30歳巻き戻す「若返り技術」を開発 - ナゾロジー
                                                      • 電気を使わない淡水化システム! 海上農園も可能に - ナゾロジー

                                                        海水を淡水化する装置は珍しいものではありません。 しかし既存のシステムの多くは、電気などのエネルギーを大量消費します。 そこで、アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするスタートアップ企業「マンハット(Manhat)」は、電気を使わずに海水を淡水化できるデバイスを考案しました。 シンプルな構造ですが、太陽光による水の蒸発を利用して長期的に淡水化し続けることが可能であり、これを応用して海上農園をつくれるかもしれません。 そして最近マンハット社は、これらのアイデアにもとづいて、水関連の革新的なアプローチやソリューションを評価する「ウォーター・ヨーロッパ・イノベーション・アワード2022(Water Europe Innovation Awards 2022)」を受賞しました。 floating solar-powered desalination system to combat water sc

                                                          電気を使わない淡水化システム! 海上農園も可能に - ナゾロジー
                                                        • 現在の理論では説明できない「何か」が宇宙の成長を抑制している - ナゾロジー

                                                          宇宙の大規模構造の変化は既存の理論では理解できない宇宙の大規模構造の変化は既存の理論では理解できない / Credit:矢作日出樹、長島雅裕/武田隆顕/国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト全てがビッグバンによって誕生してから137億8700万年。 宇宙は光の速度を超える速さで膨張を続け、その直径とも言える「観測可能」な宇宙の広さは137億年よりも遥かに大きい、930億光年(28ギガパーセク)に及ぶと考えられています。 そしてこの広大な宇宙には、無数の銀河が網状に分布する「大規模構造」が構成されています。 ただこの大規模構造も不変の存在ではなく、時間が経過するにつれて銀河たちはお互いの重力で接近し合い、網の太さが圧縮され高密度化する一方で、網の目の部分からはますます物質が少なくなっていくと考えられています。 私たちの天の川銀河も隣にあるアンドロメダ銀河と重力で互いに引き合っており、40億

                                                            現在の理論では説明できない「何か」が宇宙の成長を抑制している - ナゾロジー
                                                          • 【電子レンジの加熱では不十分】掃除しない電子レンジには数百種類の細菌がいる! - ナゾロジー

                                                            皆さんは電子レンジの掃除をちゃんとしていますか? 「ちょっとくらい汚れていても、毎回加熱されるし大丈夫」なんて考えていないでしょうか? 確かに電子レンジは、マイクロ波による加熱を行うので、使用する度に内部に潜む細菌も殺菌されているような印象を抱きがちです。 しかし、スペインのバレンシア大学(University of Valencia)に所属するマヌエル・ポルカー氏ら研究チームは、電子レンジの中には依然として多くの細菌が存在すると報告しました。 たとえ電子レンジであっても、こまめな掃除と除菌を行わないと、細菌まみれになってしまうというのです。 研究の詳細は、2024年8月8日付の学術誌『Frontiers in Microbiology』に掲載されました。

                                                              【電子レンジの加熱では不十分】掃除しない電子レンジには数百種類の細菌がいる! - ナゾロジー
                                                            • 自分に似ていないVRアバターが一番「素の自分」をさらけ出すと判明 - ナゾロジー

                                                              新型コロナウイルスの影響もあり、今やオンライン上でのコミュニケーションは当たり前になりました。 では、オンライン上でスムーズに人間関係を構築するにはどうすればよいでしょうか? 東京都市大学・未来都市研究機構 [VR×社会的交流の場の創生]研究ユニットに所属する市野 順子教授ら研究チームは、一般的なビデオチャットよりも、自分に似ていないVRアバターを使用して会話した方が自己開示を促すと報告しました。 自分をあえて連想させない姿の方が、素の自分をさらけ出しやすく、人間関係の構築に役立つというのです。 研究の詳細は、2022年4月12日付の東京都市大学のプレスリリースにて発表されました。 また情報処理学会が主催する「インタラクション2022」にて、論文賞候補に選ばれています。

                                                                自分に似ていないVRアバターが一番「素の自分」をさらけ出すと判明 - ナゾロジー
                                                              • ゲーム内宇宙空間でゲーマーが遭難、3ヶ月を経て救出へ【追記あり】 - ナゾロジー

                                                                Point ■大規模宇宙フライトシムゲームの仮想空間で宇宙航行の最長記録を目指すプレイヤーが遭難 ■大勢にとって未知の暗闇からプレイヤー救出を行うチームが結成される ■遭難から約三ヶ月の今月23日頃に救助艇によるオペレーションが山場を迎える予定 暗闇の宇宙で遭難Frontier Developments社から提供されているゲーム、『Elite:Dangerous』。このゲームは天の川銀河系の宇宙空間を舞台にしたMMORPGで、プレイヤーは宇宙船の船長として宇宙船を使った機動戦、スペースフライトシムやシューティングを楽しむことができます。ゲーム市場最大規模のワールドの広さ、操作の自由度の高さ、そして夢とロマンのある作風が人気の作品です。 そんなゲームの世界の中の広大な仮想宇宙空間のただ中で、あるプレイヤーが遭難してしまいました。今回遭難したは、宇宙船の長距離航行に5度成功しているベテランプレ

                                                                  ゲーム内宇宙空間でゲーマーが遭難、3ヶ月を経て救出へ【追記あり】 - ナゾロジー
                                                                • 直接接続されていないノード間の量子テレポーテーションに世界で初めて成功! - ナゾロジー

                                                                  勘違いされがちな量子テレポーテーション技術量子テレポーテーションはあちこちで解説されているため、耳にしたことがある人は多いでしょう。 そうした解説を聞いた際、テレポーテーションといいつつ、瞬時に情報が伝わる技術ではないよ、という説明をされて困惑した人も多いかもしれません。 そのため、まずは量子テレポーテーションという通信方法が何をするものなのか、イメージをきちんと作ってから今回の研究の解説に入りましょう。 量子テレポーテーションという用語は、アインシュタインがボーアを批判する目的で作ったEPR思考実験の中から登場した理論です。 EPR思考実験がどういうものなのか、という点についてはここでは割愛します。 飛ばすなよ、という人は下の記事で解説しているので参照してみてください。 歴史で学ぶ量子力学【改訂版・4(最終章)】「量子力学を理解しているものは、一人もいないと言ってよい」 量子テレポーテー

                                                                    直接接続されていないノード間の量子テレポーテーションに世界で初めて成功! - ナゾロジー
                                                                  • 実は非常に危険! 生の鶏肉を水洗いしてはいけない理由とは? - ナゾロジー

                                                                    日常的に接する食材の中でも、鶏肉は食中毒リスクが高いことで知られます。 少しでも清潔にしておこうと、調理前の鶏肉を水洗いする人も多いのではないでしょうか? しかしこの行動、実はNGです。 世界中の食品安全当局も、生の鶏肉は洗わないよう呼びかけていますが、いまだに水洗いをする人が後を絶たないという。 オーストラリア食品安全情報評議会(AFSIC)の調査では、同国の約半数の人が鶏肉を丸洗いしているというデータが出ています。 では、なぜ鶏肉は洗うべきでないのでしょう? また、鶏肉を洗うことの危険性について、どのような研究報告がなされているのでしょうか。 なぜ鶏肉は牛肉と比べて食中毒リスクが高い?食中毒の主な2大原因は「不十分な加熱」と「食品間の細菌汚染」です。 調理温度が不適切であったり、加熱時間が不足していると有害な細菌が死にませんし、ある食材の細菌が手についたままサラダ用の野菜などを触ってし

                                                                      実は非常に危険! 生の鶏肉を水洗いしてはいけない理由とは? - ナゾロジー
                                                                    • これが本当の天の川の姿か。 作成に12年もかかった「天の川のパノラマ画像」が公開される - ナゾロジー

                                                                      「ではみなさんは、そういうふうに川だと言われたり、 乳の流れたあとだと言われたりしていた、このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか」 宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」の冒頭は、そんな問いかけから始まります。 当然、私たちはそれが星の集まりだと知っています。しかし、本当に私たちはその姿を知っているのでしょうか? フィンランドの天体写真家メッツァヴァイニオ(JP Metsavainio)氏は、12年もの歳月をかけて、天の川全体のパノラマ画像を作成し、自身のブログページで公開しています。 詳細な画像で見る天の川は、単なる星の集まりという想像からは、だいぶかけ離れた姿をしているようです。

                                                                        これが本当の天の川の姿か。 作成に12年もかかった「天の川のパノラマ画像」が公開される - ナゾロジー
                                                                      • シャチの「殺し屋コンビ」が南アのホオジロザメを次々と殺しまくっている - ナゾロジー

                                                                        南アフリカ沿岸といえば、ホオジロザメの豊富な場所として有名です。 しかし今、その状況が、ある殺し屋コンビによってガラリと変わり始めているようです。 このほど、南アのNPO法人・Dyer Island Conservation Trustの研究により、2017年以降、2頭のシャチが同海域で少なくとも8頭のホオジロザメを惨殺し、さらに、他の多くのホオジロザメをよそへ追いやっていることが明らかになりました。 ホオジロザメは、この殺し屋コンビを恐れて、慣れ親しんだホームに近寄れなくなっているようです。 研究の詳細は、2022年6月29日付で科学雑誌『African Journal of Marine Science』に掲載されました。 Serial killer whales have been murdering sharks and eating their livers for 5 year

                                                                          シャチの「殺し屋コンビ」が南アのホオジロザメを次々と殺しまくっている - ナゾロジー
                                                                        • 植物の遺伝子を「食べる」ことで獲得した昆虫を発見! 植物から動物へ遺伝子が水平伝播する - ナゾロジー

                                                                          食べることで相手の遺伝子を取り込む…。 そんなSFのような現象が動物と植物の間に起きていたようです。 3月25日に『Cell』に掲載された論文によれば、コナジラミと呼ばれる小さな昆虫の遺伝子に、植物の遺伝子が紛れ込んでいることが判明したとのこと。 種の壁を超えた遺伝子の移動は菌類同士などではよく起こり得ますが、植物と動物という根本から大きくかけ離れた種間の遺伝子移動が確認されたのは、コナジラミ以外、あまり知られていません。 コナジラミはいったいどんな遺伝子を植物から盗んだのでしょうか? PLANT DNA FOUND FOR THE FIRST TIME IN ANIMALS, BIZARRE STUDY REVEALS https://www.inverse.com/science/plant-dna-found-in-animal-dna-study Aphid-Like Insect

                                                                            植物の遺伝子を「食べる」ことで獲得した昆虫を発見! 植物から動物へ遺伝子が水平伝播する - ナゾロジー
                                                                          • 毎年数カ月間「絶滅」する不思議な生物『ラボードカメレオン』 - ナゾロジー

                                                                            「1年のうち数カ月間は必ず絶滅状態に陥る」 そんな不思議なカメレオンがアフリカ南島沖に浮かぶマダガスカル島に存在します。 名前は「ラボードカメレオン(学名:Furcifer labordi)」といって、毎年4〜10月の間は生きた個体が全滅し、地上からこつぜんと姿を消すのです。 しかし11月になると何事もなかったかのように再びカムバックするという。 彼らの生態には一体どんな秘密が隠されているのでしょうか? The Madagascan Chameleon That Goes “Extinct” For A Few Months Every Year https://www.iflscience.com/the-madagascan-chameleon-that-goes-extinct-for-a-few-months-every-year-73212 The chameleon that

                                                                              毎年数カ月間「絶滅」する不思議な生物『ラボードカメレオン』 - ナゾロジー
                                                                            • VRでの性転換体験により、人間の「心の性別は簡単に揺らぐ」と判明! - ナゾロジー

                                                                              リアルなTS(性転換)体験は、男の中の漢も乙女にしてしまうようです。 9月1日に『Scientific Reports』に掲載された論文によれば、VR(バーチャルリアリティー)を使ったTS体験が、実験参加者の心の性別を容易に動揺させ、異性化の方向に働きかけていたことが示されました。 実験参加者の多くは性転換願望のない人々でしたが、それでも心に大きな影響を残したようです。 私たちが持っている自然な性別意識(男らしさ・女らしさ)は、簡単な疑似体験で崩れてしまうような脆いものなのでしょうか? 結論から言えば、そのとおり。僅かな時間の性転換体験でも、被験者たちの性認識は可逆的ながらも甚大な影響を受けていたのです。 >参照元はこちら(英文)

                                                                                VRでの性転換体験により、人間の「心の性別は簡単に揺らぐ」と判明! - ナゾロジー
                                                                              • ミトコンドリアに次ぐ新たな細菌を「人工的に細胞内に共生させる」研究が進行中 - ナゾロジー

                                                                                細胞内に新規の「共生細菌」を保持させることに成功細胞内に新規の「共生細菌」を保持させることに成功 / Credit:Canva動物や植物の細胞の中には、ミトコンドリアや葉緑体など、かつて独立した生命であった存在が共生体として住み着いています。 かつて動物と植物の祖先(真核生物)には、酸素呼吸能力も光合成能力もありませんでしたが、ミトコンドリアの取り込みによって細胞は酸素呼吸が可能になり、葉緑体の取り込みによって光合成が可能になりました。 ミトコンドリアや葉緑体は独自の遺伝子を持ち、動植物に新たな能力を与えています。 そこで近年の生物学では、細胞内部に有用な細菌を共生させる試みが続けられています。 新たな共生生物を得ることができれば、ミトコンドリアや葉緑体が与えてくれたような劇的な変化を細胞に起こすことが可能となるからです。 今回、ミシガン州立大学の研究者たちはマウスの免疫細胞(マクロファー

                                                                                  ミトコンドリアに次ぐ新たな細菌を「人工的に細胞内に共生させる」研究が進行中 - ナゾロジー
                                                                                • 新型コロナウイルスは「免疫細胞を無効化する」という研究結果 - ナゾロジー

                                                                                  上海の復旦大学ル・ル氏とニューヨーク血液センターのチャン・シボ氏の研究者チームは、新型コロナウイルスが人の免疫細胞を殺す働きがあることを発見しました。 この免疫破壊作用は、コロナウイルスの感染症である重症急性呼吸器症候群(SARS)にはなく、新型コロナウイルス特有のものであるとのこと。 ウイルス撃退にはT細胞の免疫機能が大切Credit:depositphotos通常、体内にウイルスが侵入すると、身体の免疫機能が働きウイルスを殺そうとします。 それら免疫機能の中に、T細胞(Tリンパ球)と呼ばれるものがあります。この細胞は免疫機能において重要な役割を担っており、体内の異質な細胞を見つけて破壊します。 T細胞は、ウイルスに感染した細胞を捕捉し、穴をあけ、その膜に化学物質を注入してウイルスと細胞の両方を破壊します。 このT細胞の働きのおかげで、私たちは体内からウイルスを除去することができます。

                                                                                    新型コロナウイルスは「免疫細胞を無効化する」という研究結果 - ナゾロジー