“新聞読み比べのプロ”としてメディアに引っ張りだこの時事芸人・プチ鹿島による60周年企画。“日本一の新聞読み”による東スポ分析の後編をお届けしよう。近5年の1面の中で気になったものも挙げてもらったぞ。 昨日は東スポの1面が「ファンタジックな未知」から「ガチでシリアスな未知」にシフトしつつあると分析しました。 前者は宇宙人とかUFOとかネッシーですね。その手の面白系の1面が増えた湾岸戦争のころ、僕は、原付きで片道20分かけて東スポを買いに行くほどの読者で、大学の下宿に住んでたんですが、「ネッシー生け捕り」が見出しになった1面をゴミに出したら、翌日、ヒモがほどかれてて、誰かに持っていかれてました(笑い)。 そんなファンタジー系ではなく、芸能人の薬物疑惑をイニシャルと影絵(シルエット)で報じるリアルな予言が最近増えてきたわけですが、実は一貫しているのは「1面で引きつけておいて中でシビアに読ませる