台湾で、中国からのミサイルなどの攻撃を想定した年に1度の防空避難訓練が、きょう22日から始まりました。これと並行して、年に1度の大規模な軍事演習も行われています。 街頭に空襲警報のサイレン 30分間屋外にいること禁止 ことしの訓練は、22日から7月25日まで台湾を4つの地域に分けて順に行われることになっていて、初日のきょうは、中部の7つの市と県で行われました。 予定の時刻になると、街頭には空襲警報のサイレンが鳴り響き、住民のスマートフォンにも警報のメッセージが送信されました。 警報が出てから30分間、一般の人たちが屋外にいることは禁じられていて、台中市内の繁華街では警察官が建物の中に入るよう誘導し、車だけでなく、客を乗せた路線バスも停車させられました。