現金化商法にご注意 法外「手数料」、手口巧妙化―「給与ファクタリング」衰退契機 2020年11月01日07時31分 後払い購入による現金化商法 金融庁が3月、給与を受け取る権利を現金で買い取る「給与ファクタリング」の実態はヤミ金だと注意喚起して以降、商品売買を装うなどした新たな現金化商法が増えている。「借金ではない」と顧客を安心させるのが特徴。審査が緩く手軽に利用できる一方、強引な取り立てや法外な「手数料」に苦しむ人は多く、専門家は「形を変えた高利貸だ」と警鐘を鳴らす。 「給与ファクタリング」首謀者か 貸金業法違反容疑で男逮捕 「風景写真を後払いで購入し、感想をSNSに投稿すれば宣伝費として現金を支給する」と勧誘する現金化業者を利用した大阪府の30代男性は「生活費に困って手を出したが実態はヤミ金だった」と後悔の念を口にする。 「誰にでも金を貸してくれる」との口コミを見て、業者のサイトから現