本日、ヤマト運輸の下請け企業である、「有限会社栄光運輸」(東京都豊島区)で働いていた30代前半の若者が、先輩社員からの暴言・暴行といったパワーハラスメントにより、精神疾患と両上腕内側打撲、内出血、背部打撲を発症したことについて、池袋労働基準監督署が昨年11月に労災認定したことを、本人と本人を支援する「労災ユニオン」が記者会見をして報告した。 この事件では加害者が起訴されているにもかかわらず、会社は「反省文」だけで済ませている。事件を通じてパワーハラスメントを繰り返す企業の体質が明るみになってきた。 また、近年暴力による精神労災の件数は増えており、職場に蔓延する暴力に対する対処は急務である。 「ボコボコにしてやる。警察呼んでみろ」 今回の事件の被害者Aさんは、2016年夏から2019年春までの約3年間、東京都豊島区にある有限会社栄光運輸で働いていた。 Aさんに任された主な業務内容はヤマト運輸