「生まれつき弱視で、10歳になる頃には完全に視力を失いました。小さい頃もほとんど見えていなかったので、絵本や漫画を見た記憶はありません。『色』は、概念的に理解しているだけ」 そう語る白鳥さんが美術館を訪れる理由は、「楽しいから」。好んでよく見るジャンルは、「難しい」とも評される現代美術である。
“新型コロナウイルス感染症に効果がない”ことが、科学的にも判明したイベルメクチン(商品名:ストロメクトール)。しかし、いまだに「イベルメクチンは新型コロナに効く」などと言い続ける医療従事者、そしてさまざまな方法でイベルメクチンを入手して飲んでいる人が一部には存在するのも事実だ。 なぜここまでイベルメクチンが注目されたのか。その背景や、飲み続けることによる問題について、感染症に詳しい神戸大学病院感染症内科・教授の岩田健太郎さんに聞いた。 新型コロナにイベルメクチンは効かない 2020年3月11日、WHO(世界保健機関)が新型コロナ(COVID-19)のパンデミックを宣言し、世界中に注意を呼びかけた。けれども感染がさらに拡大し、有効な治療薬は見つからなかったため、中南米や中東諸国を中心にイベルメクチンを治療に用いるようになった。当時、イベルメクチンは試験管レベルで新型コロナウイルスの増殖を抑え
「季節の変わり目ですから、どうぞご自愛ください。」相手の身体を気遣う思いからよく使われる言葉です。 季節の変わり目に体調を崩しやすいのは寒暖差が理由ですが、なぜ寒暖差によって体調が悪くなるのか不思議な気がしませんか? 寒暖差をはじめ、天気や気圧、湿度など、気象の変化によって起こる不調は【気象病】だと考えられています。 その症状は実にさまざまで、頭痛やめまい、耳鳴り、関節痛、古傷の痛みなどが挙げられます。中でも多いのが頭痛。ズキズキと痛む、ぎゅーっと締め付けられるように痛む……。気象が影響して起こる、悩ましい頭痛。予防の方法や、頭痛が起こったときの対処法などを、お伝えします。 約60%が気象病の経験あり。雨の前に頭痛が起こる人も 「気象の変化によって、頭痛などの不快症状を感じますか?」 ロート製薬が実施したアンケートでは、約60%の人が「経験がある」と回答しました。気象病の代表的な症状である
「5類感染症にしたら全ての医療機関で新型コロナを診るようになる」と言われていますが、少し誤解があるかなと感じます。たしかに「機能上はどこでも診てよい」ことになるのでしょうが、何が誤解なのか詳しく解説したいと思います。 「5類」になっても院内の隔離は必要まず、「インフルエンザと同程度の重症化率・致死率だから、もう隔離対策の必要がない」という誤解があります。院内の隔離は、新型コロナとインフルエンザのいずれでも必要です。 隔離可能なベッドがないと、「空床がないので受けられない」と救急搬送を断らざるを得ないケースが増えます(図1)。 図1. 地域の中核病院の医療逼迫構造(筆者作成)(イラストは、ピクトアーツ、シルエットイラストより使用) 「過去のインフルエンザシーズンでこんな医療逼迫はなかった」とよく言われますが、インフルエンザの流行は短期間でどうにか乗り切れることが多かったためで、コロナ禍前から
孫正義氏のツイートをめぐって 拡大を続ける一方の新型コロナウイルス感染症に関して、世界保健機関(WHO)は「パンデミック」(感染症の世界的流行)を宣言した。一方、中国では新規感染者数の増加が急速に鈍化している。流行の震源地が変化しつつある様相である。 日本も心配された感染爆発はどうにか回避されつつあるかのように見えるが、まだ気を抜いてはいけない状況には変わりない。 そんななか、3月11日にソフトバンクグループの孫正義氏が、久々にツイッターを更新し「簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分」と述べた。 それを受けて、多くの人々が孫氏に向けて「医療崩壊を招くからやめてほしい」などと一斉にツイートを返した。ほどなく孫氏も「評判悪いから、やめようかなぁ。。。」とツイートした。 マスクやトイレットペーパーの買い占めなど、パニックになる様子ばかりが報道されていたが、現実はこんなに冷静
新型コロナウイルスの感染者は31日、全国で新たに1万2342人が確認された。1万人を超えたのは3日連続で、過去最多も4日連続で更新した。東京都で初めて4000人を超えて4058人の感染が確認されるなど、首都圏の4都県を含む10都府県で過去最多となった。東京オリンピック開催中、都内を中心とした感染者急増の傾向がより鮮明となった。 【図解】緊急性の高い症状は 都内では7月28日に3000人を突破し、29日には3865人にまで新規感染者が増え、30日も3000人台。31日の感染者数は前週土曜(1128人)の3・5倍以上で、感染拡大が加速している。都基準で集計した重症者は95人と第3波に見舞われた今年2月以来、約5カ月半ぶりに90人を超えた。自宅療養者は初めて1万人を超えて1万392人。 年代別では30代以下が約71%と若い世代の感染が目立ち、ワクチン接種が進む65歳以上は約3%と感染が抑え込まれ
なぜなら、高齢者の場合、食事量の減少や摂取栄養の低下が「衰え」を進ませる大きなきっかけになるから。年をとってからの食事量低下や低栄養は、てきめんに筋肉量減少・体重減少につながってしまいます。 また、筋肉量や体重が減ると「転倒骨折」や「誤嚥性肺炎」を起こすリスクが高まり、もし骨折や肺炎になって入院でもしようものなら、いっそう筋肉が落ちて衰弱が一気に進んでしまうようになります。 つまり、巷で流行っているから……という理由で、「粗食でいい」「一汁一菜でいい」「簡素な食事で十分だ」などと言っていると、高齢者はいずれ衰える一方となってしまう可能性が高いわけです。 こういった衰えの悪循環を防ぐ唯一の手段が「しっかり食べること」。高齢者が人生のラストステージを健康に生きていくには、「日々しっかり食べること」が必須であり、年をとればとるほど、ちゃんと食べるようにしていく姿勢が求められるのです。 「カロリー
► 2023 (20) ► 9月 (2) ► 8月 (2) ► 7月 (2) ► 6月 (2) ► 4月 (2) ► 3月 (4) ► 2月 (3) ► 1月 (3) ► 2022 (42) ► 12月 (4) ► 11月 (3) ► 10月 (4) ► 9月 (3) ► 8月 (3) ► 7月 (4) ► 6月 (6) ► 5月 (3) ► 4月 (3) ► 3月 (3) ► 2月 (3) ► 1月 (3) ► 2021 (41) ► 12月 (3) ► 11月 (3) ► 10月 (7) ► 9月 (1) ► 8月 (1) ► 7月 (4) ► 6月 (3) ► 5月 (1) ► 4月 (3) ► 3月 (5) ► 2月 (6) ► 1月 (4) ▼ 2020 (52) ► 12月 (7) ► 11月 (4) ► 10月 (4) ► 9月 (6) ▼ 8月 (2) 報告書公表のお知らせ
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く