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内田樹の検索結果321 - 360 件 / 399件

  • 内田樹の天皇制擁護論批判――明仁の退位表明をめぐって―― – ne plu kapitalismo

    1. はじめに 2. 象徴的行為 2.1. 象徴的行為の再定義? 2.2. 代替わりの一連の儀礼と象徴としての機能は一体なのか 3. 憲法の天皇条項と「霊的存在」 3.1. 条文そのもの 3.2. 「霊的」存在の肯定 4. 「國軆」による国民統合と民主主義的な多様性のあいだの矛盾の弁証法的統一? 4.1. 統合と民主主義 4.2. 退位とシャーマン 5. 合理的・科学的批判の限界への挑戦へ 明仁が生前退位を公的に表明したときの発言については、様々な論者が見解を表明してきた。以下では内田樹の天皇制擁護論を取り上げて、私なりの意見を述べておく。内田の発言は、明仁が生前退位を表明した「おことば」についての独自の解釈を示しながら、かつては天皇制に懐疑的であった彼がなぜ天皇主義者に転向したのかを述べており、現代のリベラリストの天皇制擁護論の特徴を示している。彼の擁護論の特徴は、リベラルであることや安

    • 内田樹 on Twitter: "自民党延命の秘策中の秘策は「立憲民主党との連立」です。オファーされたら立憲の議員の中には浮足立って、国民民主と一緒に連立に参加しようと言い出す議員が出てくるでしょう。立憲が分党すれば自民党の大負けは防げる。自民党は「やるときはなんでもやる」政党ですから。油断できません。"

      自民党延命の秘策中の秘策は「立憲民主党との連立」です。オファーされたら立憲の議員の中には浮足立って、国民民主と一緒に連立に参加しようと言い出す議員が出てくるでしょう。立憲が分党すれば自民党の大負けは防げる。自民党は「やるときはなんでもやる」政党ですから。油断できません。

        内田樹 on Twitter: "自民党延命の秘策中の秘策は「立憲民主党との連立」です。オファーされたら立憲の議員の中には浮足立って、国民民主と一緒に連立に参加しようと言い出す議員が出てくるでしょう。立憲が分党すれば自民党の大負けは防げる。自民党は「やるときはなんでもやる」政党ですから。油断できません。"
      • 安倍首相「辞意表明の確率が高い」 予定稿の依頼「暴露」の内田樹氏が物議(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

        安倍晋三首相が予定している記者会見について、神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹氏が、新聞2社から予定稿依頼を受けたときに聞いたとする話をツイッターで暴露し、物議を醸している。 予定稿の内容に関心が集まる一方で、仕事上の情報を漏らすのは軽率ではないかとの声も出ている。 ■28日の会見で何を話すかは、まだ不明 「新聞社二社から相次いで『安倍政権の総括』原稿を頼まれました」 内田樹氏は2020年8月26日、ツイッターでこう切り出した。 安倍首相は、28日の会見で、新型コロナウイルス対策の説明のほか、自らの健康状態についても触れると報じられている。その中で、体力の限界だとして、辞任を表明するのではないかとの見方も一部で出ているのは確かだ。 ところが、内田氏は、かなり踏み込んで、「28日に辞意表明の確率が高いということでの予定稿です」と仕事情報の一部を開示した。そして、「村上春樹ノーベル文学賞受

          安倍首相「辞意表明の確率が高い」 予定稿の依頼「暴露」の内田樹氏が物議(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
        • 県立大学の無償化について - 内田樹の研究室

          数年前から、近畿圏のある県の知事から時々呼ばれて、提言を求められている。このところは哲学者の鷲田清一先生とご一緒である。地方自治のトップが私たちの浮世離れした話を聴いてくださるのである。ありがたいことである。 鷲田先生と私が地方自治体の長に呼ばれて意見を徴されたというのは、もう10年以上前、当時大阪市長だった平松邦夫さんに呼ばれて以来である。鷲田先生はその頃阪大総長だったと思う。その時は宗教学者・僧侶の釈徹宗相愛大学教授もご一緒だった。三人で市長を囲んで、教育について思うことを自由に話した。よい時代であった。それから絶えて政府からも地方自治体からも「ご意見拝聴」というような機会はなかったのだが、数年前からある県知事からときどきお声がけ頂くようになった。 鷲田先生はこの集まりで前回から県立大学の無償化を提言している。掬すべき見解だと思う。学費も寮費もゼロ。奨学金も出す。規模の小さな大学だから

          • 内田樹 on Twitter: "元朝日新聞記者植村隆さんの経験した壮絶なバッシングを描いたドキュメンタリー『標的』(西嶋真司監督)が西九条のシネ・ヌーヴォで12日から上映中です。 メディアがほとんど報じないために映画の存在自体が知られていません。ぜひお運びください。https://t.co/xIHYjMLgkI"

            元朝日新聞記者植村隆さんの経験した壮絶なバッシングを描いたドキュメンタリー『標的』(西嶋真司監督)が西九条のシネ・ヌーヴォで12日から上映中です。 メディアがほとんど報じないために映画の存在自体が知られていません。ぜひお運びください。https://t.co/xIHYjMLgkI

              内田樹 on Twitter: "元朝日新聞記者植村隆さんの経験した壮絶なバッシングを描いたドキュメンタリー『標的』(西嶋真司監督)が西九条のシネ・ヌーヴォで12日から上映中です。 メディアがほとんど報じないために映画の存在自体が知られていません。ぜひお運びください。https://t.co/xIHYjMLgkI"
            • 岩田健太郎 K Iwata, MD, MSc, PhD, FACP, FIDSA, CIC, CTH on Twitter: "いろんな立場の人がお読みと思いますが、とにかく最後のカミュのところは全員必読。  コロナ後の世界(内田樹の研究室) https://t.co/2hXNunHi5q"

              いろんな立場の人がお読みと思いますが、とにかく最後のカミュのところは全員必読。  コロナ後の世界(内田樹の研究室) https://t.co/2hXNunHi5q

                岩田健太郎 K Iwata, MD, MSc, PhD, FACP, FIDSA, CIC, CTH on Twitter: "いろんな立場の人がお読みと思いますが、とにかく最後のカミュのところは全員必読。  コロナ後の世界(内田樹の研究室) https://t.co/2hXNunHi5q"
              • 初動の遅れについて - 内田樹の研究室

                1月12日に「政府と県の初動遅れは原発マターだろう」ということを信濃毎日に寄稿した。その時点では、裏のとれない推測だったけれども、その後にやはり原発が「警戒事態」相当であったことがわかった。 志賀町では震度7を記録した。原子力災害対策指針によれば、原発所在市町村で震度6以上の地震が発生した場合は「警戒事態」とみなされる。「警戒事態」認定されれば、原発5キロ圏の高齢者や妊婦らは避難準備を始めなければならず、搬送先や輸送手段の確保も求められる。もちろん発災直後であるから、避難準備も搬送先も輸送手段も国にも県にも何一つできるわけではない。だから、「原発はなんでもありません」と言い張るしかなかったのである。 私の推理を再録する。 能登半島の地震の被災者の救難活動が遅れている。とりわけ最初に大々的に報道されたのが所属国会議員による被災地視察の自粛についての六党申し合わせであったことに私は強い違和感を

                • 『他者と死者』韓国語版のためのまえがき - 内田樹の研究室

                  みなさん、こんにちは。内田樹です。 『他者と死者』の韓国語版を手に取ってくださって、ありがとうございます。書店で手に取っただけで、買おうかどうかまだ迷っている方もおられると思います。とりあえずは、この「まえがき」だけ読んで行ってください。「まえがき」を読んで「あ、これは自分とは関係ない本だ」と感じたら、そっと書架にお戻しください。また別の機会に、別の本でお会いできることを願っております。 本書は僕のライフワークである「レヴィナス三部作」の第二部に当たります。第一部が『レヴィナスと愛の現象学』(2001年)、第三部が『レヴィナスの時間論』(2022年)です。どれも朴東燮先生の翻訳で韓国の読者のお手元に届くことになりました。朴先生のご尽力にまず厚くお礼申し上げます。ほんとうにいつもありがとうございます。 第三部『レヴィナスの時間論』については本書の「あとがき」でも「これから書きます」と予告して

                  • 男たちよ - 内田樹の研究室

                    日刊ゲンダイのお正月号に「思考停止している中高年サラリーマンに一言」という不思議な依頼を受けたのでこんなことを書いた。 鳥取県の智頭という町で天然酵母のパンとビールを作っているタルマーリーという店がある。その渡邉格・麻里子ご夫妻が先日神戸のわが家まで遊びに来てくれた。その時の最初の話題が「日本の男たちはどうしてこんなにダメになってしまったのだろう」という嘆きだった。 「日本の男たちは」というような大雑把な括り方で問題を立ててはいけないのだが、あえて「大雑把に」とらえた方が問題の輪郭がはっきりするということがたまにある。そういう場合は方便としてあえて「雑な論じ方」を採用する。 タルマーリーのお二人からは、採用しても、男子は仕事ができず、こらえ性がなく、すぐに「きつい」と言って辞めてしまう、残って一人前に育つのは女子ばかりだという嘆きを聴いた。そうだろうなと思った。 私の主宰する武道の道場であ

                    • (3ページ目)「無策な安倍政権」をいまだに支持し続ける人がいる理由――内田樹の緊急提言 | 文春オンライン

                      コロナは世界各国に配布された「センター試験」 今回の新型コロナウィルスによるパンデミックは「センター試験」のようなものだと僕は思っています。コロナウィルス禍にどう適切に対応すべきかという「問題」が世界各国に同時に配布された。まだ誰も正解を知らない。条件は同じです。他の問題でしたら、外交でも財政でも教育や医療でも、国ごとに抱える問題は違います。だから、簡単に比較することはできません。でも、このパンデミックは違う。すべての国が同じ条件で適切な対応を求められている。 そして、アジアでは、今のところ台湾、韓国、中国が感染拡大を阻止することに成功しているらしい。そして、「こうすれば感染拡大は防げる」という教訓を開示した。都市封鎖、感染者の完全隔離、個人情報の開示と徹底的な検査……とそれぞれにやり方は違いますが、とにかくほぼ抑え込んだ。 でも、日本は何一つ成功していません。世界に「こうすれば、抑えられ

                        (3ページ目)「無策な安倍政権」をいまだに支持し続ける人がいる理由――内田樹の緊急提言 | 文春オンライン
                      • 内田樹 on Twitter: "あなたが「雑務」をされないと他の教員が自分の研究時間を削ってその分を負担することになります。同僚の研究より自分の研究が優先されるべきだと根拠なく主張する方はいささか知性と倫理性に問題があるようですので…と説明すべきだったかな。"

                        あなたが「雑務」をされないと他の教員が自分の研究時間を削ってその分を負担することになります。同僚の研究より自分の研究が優先されるべきだと根拠なく主張する方はいささか知性と倫理性に問題があるようですので…と説明すべきだったかな。

                          内田樹 on Twitter: "あなたが「雑務」をされないと他の教員が自分の研究時間を削ってその分を負担することになります。同僚の研究より自分の研究が優先されるべきだと根拠なく主張する方はいささか知性と倫理性に問題があるようですので…と説明すべきだったかな。"
                        • 中国最新事情 - 内田樹の研究室

                          『シン・中国人』(ちくま新書)を出したばかりの北京在住のジャーナリスト斎藤淳子さんが凱風館においでになった。最新中国事情を拝聴しているうちに時間を忘れた。 中国の生活者の肉声はなかなか日本には届かない。取材活動にきびしい制約が課されているし、市民も口が重い。どこで、誰に会って、何を話したのか、それを政府はすべて把握している(と市民は信じている)。実際に監視されていなくても、市民が「監視されているかも知れない」という不安を抱いている限り「パノプティコン(一望監視装置)」は効果的に機能する。 中国には社会的信用評価システムというものがある。政府がビッグデータを活用して、全国民の社会的信用(平たく言えば「体制への忠誠度」)を格付けしているのである。このスコアが低い人は「ホテルの予約がとれない」「列車のチケットがとれない」というような仕方で日常的にペナルティを受ける。反体制的傾向は日常生活で思い通

                          • 内田樹 on Twitter: "幻冬舎、小学館に続いてまた「ここからは本を出さない出版社」が一つ増えると僕としてはつらいんですよ。来月の近刊『コモンの再生』と『街場の天皇論』文庫版は文藝春秋から出るんですから。文春新書はどうしてこんな馬鹿なことをしたんだろう。文… https://t.co/7xTfcCjTMi"

                            幻冬舎、小学館に続いてまた「ここからは本を出さない出版社」が一つ増えると僕としてはつらいんですよ。来月の近刊『コモンの再生』と『街場の天皇論』文庫版は文藝春秋から出るんですから。文春新書はどうしてこんな馬鹿なことをしたんだろう。文… https://t.co/7xTfcCjTMi

                              内田樹 on Twitter: "幻冬舎、小学館に続いてまた「ここからは本を出さない出版社」が一つ増えると僕としてはつらいんですよ。来月の近刊『コモンの再生』と『街場の天皇論』文庫版は文藝春秋から出るんですから。文春新書はどうしてこんな馬鹿なことをしたんだろう。文… https://t.co/7xTfcCjTMi"
                            • 衆愚政治へ - 内田樹の研究室

                              毎日新聞が8月20~21日に行った世論調査では、岸田内閣の支持率は前回の52%から16ポイント下落して36%、内閣成立後最低を記録した。不支持率は54%で17ポイント増加。理由は明らかだろう。統一教会と自民党の癒着という「現代政治史の闇」を解明する気がないという腰の引けた姿勢に有権者たちがつよい不信の念を抱いたからである。 同じ世論調査で、政治家は統一教会との関係を断つべきかという問いに「関係を断つべき」が86%。自民党支持層でさえ77%に達した。 内閣改造後に支持率が急落するというのはふつう起きない。ふつう起きないことが起きたのは、統一教会との癒着が疑われる議員たちを内閣に大量登用したこと、とりわけ統一教会との深い関係が暴露された萩生田光一氏を党政調会長という要職に起用したことが原因である。 その萩生田氏がさきの参院選前に応援を依頼に生稲晃子氏を統一教会支部に引き連れていったことについて

                              • 内田樹 on Twitter: "恩赦するなら入管に収容されている方たちを全員出してあげて、あとは奨学金を全部チャラにする「徳政令」がよろしいかと思います。この人たちはきっとこれから生涯「天皇即位の日」を暖かい気持ちで思い出すはずです。 https://t.co/M2AxAgqmV3"

                                恩赦するなら入管に収容されている方たちを全員出してあげて、あとは奨学金を全部チャラにする「徳政令」がよろしいかと思います。この人たちはきっとこれから生涯「天皇即位の日」を暖かい気持ちで思い出すはずです。 https://t.co/M2AxAgqmV3

                                  内田樹 on Twitter: "恩赦するなら入管に収容されている方たちを全員出してあげて、あとは奨学金を全部チャラにする「徳政令」がよろしいかと思います。この人たちはきっとこれから生涯「天皇即位の日」を暖かい気持ちで思い出すはずです。 https://t.co/M2AxAgqmV3"
                                • 「街場の日韓論」内田樹 編 - 手探り、手作り

                                  「街場の日韓論」内田樹 編 晶文社 2020 本書の前書きは内田樹さんのブログに公開されてゐる。(こちら) いま日韓関係は僕が知る限り過去最悪です。もっと関係が悪かった時代もあるいは過去のどこかの時点にはあったのかも知れませんけれど、僕の記憶する限りはいまが最悪です。どうして「こんなこと」になったのか。それについて僕自身は誰からも納得のゆく説明を聞いた覚えがありません。 メディアの報道を徴する限り、ことは韓国大法院の徴用工の補償請求への判決から始まったとされています。でも、もちろんこの判決が下るに至る日韓関係の長い前史があります。日本政府は1965年に問題の始点を区切って、「そこから」話を始めて、それ以前のことは「解決済み」として考慮に入れないという立場ですが、韓国の人たちはそれでは気持ちが片づかない。 法理上のつじつまが合うことと、感情的に気持ちが片づくということは次元の違う話です。次元

                                    「街場の日韓論」内田樹 編 - 手探り、手作り
                                  • 内田樹氏が批判、松井市長の「買物発言」は「世界標準なら政治生命を失う愚行」/デイリースポーツ online

                                    内田樹氏が批判、松井市長の「買物発言」は「世界標準なら政治生命を失う愚行」 拡大 「街場のメディア論」「日本辺境論」など数多くの著作で知られる思想家で神戸女学院大名誉教授の内田樹(たつる)氏が25日、ツイッターに新規投稿。松井一郎大阪市長が新型コロナウイルス対策の中でスーパーが混む問題について「女性は時間がかかるので、男性が買いに行くのがいい」と発言したことが海外で報じられている現状を挙げ「世界標準に照らせば政治生命を失う愚行」と断じた。 内田氏は松井氏の発言について「CNNに続いてフランスのメディアでも取り上げられました。世界標準に照らせば、ただちに政治生命を失うレベルの大都市の市長としてはありえない『愚行』だからです。大阪の有権者にはその基礎的事実を知って欲しいです」と訴えた。 同氏は24日のツイートでも「CNNのニュースになってしまいました。『日本が依然とし圧倒的な男性優位社会であり

                                      内田樹氏が批判、松井市長の「買物発言」は「世界標準なら政治生命を失う愚行」/デイリースポーツ online
                                    • 現象学と絵画 - 内田樹の研究室

                                      若い男子からのメールでの「人生相談」がこのところ増えた。先日は電話がかかってきた。ふだんなら「仕事中だから」と言って切ってしまうのだが、思い直してしばらく話を聴くことにした。若い仏文研究者で、研究上の悩みについて話を聴いて欲しいという。縁もゆかりもない人のところに相談してくるのはよほど困じ果てているのだろう。博士論文を準備しているのだが、自分の研究主題や方法を指導教員が認めてくれないという。 聞けば現象学と絵画について書きたいと言う。着眼点は悪くない。 現象学というのは「自分が経験できるのは世界の断片にすぎず、かつ主観的なバイアスがかかっているので、世界そのものではない」という無能の認知から出発して世界を再獲得しようとする哲学的アプローチである。すぐれた画家たちもまた自分の眼で見え、自分の筆で描くことができる断片的な二次元表象を通じて世界を再構成しようとする。脆弱で揺れ動く足場に立ちながら

                                      • 新聞メディアの凋落 - 内田樹の研究室

                                        『週刊金曜日』1月12日号に寄稿したもの。 読売新聞大阪本社と大阪府が情報発信で連携協働する「包括連携協定」を結んだ。「府民サービス向上」と「大阪府域の成長・発展」をめざすと謳っているが、一政党が一元的に支配している地方自治体と大新聞が連携するというのは異常な事態だろう。 ジャーナリスト有志の会がただちに抗議声明を発表し、私も賛同人に加わった。大事なことは抗議声明に書かれている。私が付け加えるとすれば、それはこのふるまいが「新聞メディアの終焉」を告知しているということである。 新聞の発行部数は減り続けている。日刊紙の総発行部数は2021年に3065万部。前年比5.5%減である。地区別で見ると、大阪の部数減少幅が大きい。読売新聞は2001年には1000万部だったがこの20年間で部数を約30%減らした。購読者の高齢化が進んでいる以上、新聞メディアがビジネスモデルとして破綻するのはもう時間の問題

                                        • 内田樹 on Twitter: "「自分に投票しなかった人を含めてすべての市民の利害を配慮する」と瘦せ我慢でも言い切るのが「公人」の第一の責務です。日本の政治家の口からその言葉をずいぶん長いこと聴いた覚えがありません。 https://t.co/tZN3aJWdkM"

                                          「自分に投票しなかった人を含めてすべての市民の利害を配慮する」と瘦せ我慢でも言い切るのが「公人」の第一の責務です。日本の政治家の口からその言葉をずいぶん長いこと聴いた覚えがありません。 https://t.co/tZN3aJWdkM

                                            内田樹 on Twitter: "「自分に投票しなかった人を含めてすべての市民の利害を配慮する」と瘦せ我慢でも言い切るのが「公人」の第一の責務です。日本の政治家の口からその言葉をずいぶん長いこと聴いた覚えがありません。 https://t.co/tZN3aJWdkM"
                                          • 関東大震災から100年 朝鮮人虐殺について考える - 内田樹の研究室

                                            『月刊日本』から標記の件でインタビューをされたので、採録。 ― 今年は朝鮮人虐殺100年の節目の年です。内田さんはこの歴史をどう受け止めていますか。 内田 朝鮮人虐殺は「わが国の歴史の暗部」です。関東大震災の地震や火災で多くの人々が亡くなり、生き残った人々もパニック状態にあった。そういう状況で「朝鮮人が井戸に毒を入れている」「放火している」などという流言飛語が飛び交った。そして、自警団を組織した人々が朝鮮人や中国人や日本人を寄ってたかって刀や竹やりで殺した。混乱の中での出来事ですので、犠牲者の正確な数は分かりませんが、おそらく千人から数千人に及ぶと言われています。 なぜこんな非道なことが起きてしまったのか。原因は日本人の側の罪の意識だと思います。1910年に韓国を併合してから、朝鮮総督府は1919年の三・一運動などの独立運動を暴力的に弾圧してきました。日本に出稼ぎに来た朝鮮人たちにも日本人

                                            • 内田樹 on Twitter: "中曽根元首相の葬儀に弔旗掲揚を求められた全国立大82校のうち56校が従いました。当否の判断はせず「文科省から通知されたから」従うのだと。掲揚しないと回答したのは19校。23%が「少数派」であることに耐えたことになります。正直言って、これは僕の予想よりかなり高い数字でした。"

                                              中曽根元首相の葬儀に弔旗掲揚を求められた全国立大82校のうち56校が従いました。当否の判断はせず「文科省から通知されたから」従うのだと。掲揚しないと回答したのは19校。23%が「少数派」であることに耐えたことになります。正直言って、これは僕の予想よりかなり高い数字でした。

                                                内田樹 on Twitter: "中曽根元首相の葬儀に弔旗掲揚を求められた全国立大82校のうち56校が従いました。当否の判断はせず「文科省から通知されたから」従うのだと。掲揚しないと回答したのは19校。23%が「少数派」であることに耐えたことになります。正直言って、これは僕の予想よりかなり高い数字でした。"
                                              • 内田樹氏 「文春新書はどうしてこんな馬鹿なことを」…菅首相著書改訂版巡る問題に/デイリースポーツ online

                                                内田樹氏 「文春新書はどうしてこんな馬鹿なことを」…菅首相著書改訂版巡る問題に 拡大 神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹氏が23日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が2012年に刊行した単行本「政治家の覚悟」(文藝春秋)の改訂版が20日に文春新書から発売され、改訂版には「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」などと公文書管理の重要性を訴える記述があった章が削除されたことを巡り、「文春新書はどうしてこんな馬鹿なことをしたんだろう」「この問題が解決するまで文春とはもう仕事をしません」と投稿した。 内田氏は、コラムニストの小田嶋隆氏が「日経ビジネス」に寄せたコラムを引用。小田嶋氏は「文春砲の砲手に期待すること」として、菅首相の著書改訂版から公文書管理について削除されていることについて「出版業界の末端にぶらさがっている人間の一人として」深刻な危機感を表しつつ、文藝春秋への期待も記述した。 内

                                                  内田樹氏 「文春新書はどうしてこんな馬鹿なことを」…菅首相著書改訂版巡る問題に/デイリースポーツ online
                                                • 内田樹「AI軍事転用で大国アメリカが恐れる『中国恐怖』は日本にも影響している」 | AERA dot. (アエラドット)

                                                  内田樹(うちだ・たつる)/1950年、東京都生まれ。思想家・武道家。東京大学文学部仏文科卒業。専門はフランス現代思想。神戸女学院大学名誉教授、京都精華大学客員教授、合気道凱風館館長。近著に『街場の天皇論』、主な著書は『直感は割と正しい 内田樹の大市民講座』『アジア辺境論 これが日本の生きる道』など多数この記事の写真をすべて見る ※写真はイメージ(gettyimages) 哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。 *  *  * 近年、米国発の記事中に「中国恐怖(China Scare)」の文字列を見るようになった。「赤色恐怖(Red Scare)」なら過去に2度先例がある。1度目はロシア革命直後に米国の支配層に取り憑(つ)いた「共産主義革命が近い」という恐怖症、2度目は1950年代のマッカーシズムの時代に広まった「

                                                    内田樹「AI軍事転用で大国アメリカが恐れる『中国恐怖』は日本にも影響している」 | AERA dot. (アエラドット)
                                                  • 「『差別』も『ファウル』と同じように考える 根絶できなくとも抑制できる」内田樹 | AERA dot. (アエラドット)

                                                    哲学者 内田樹 哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。 *  *  * 差別的な発言をまきちらしている国会議員がいる。その非常識な言動でレイシスト層からの政治的支持を期待してそうしているのだろう。この人を見ていると、差別を根絶することはたぶん不可能だろうと思う。仕方がない。差別は人間的未成熟から生まれるものだからだ。「子ども」を根絶することはできない。 「だったら、差別し放題でいいじゃないか」という極論にいきなり飛びつく人がいる。そういう単純な切り替えしかできないことが「子ども」の証拠なのである。未熟から生まれる悪徳はかように始末に負えない。 だから、差別に向きあう時、私たちは忍耐強く「さじ加減」を見計らわねばならない。ある程度までの差別は「見逃し」、受忍限度を超えた差別には「注意を促し」、それでも矯正されない差

                                                      「『差別』も『ファウル』と同じように考える 根絶できなくとも抑制できる」内田樹 | AERA dot. (アエラドット)
                                                    • 内田樹 on Twitter: "日本人は「戦況もはや好転せず」の分岐点を見切って、被害を最少化したことの成功体験を過去に持っていません。だから「負け幅を抑え込んだ」功績を評価する文化がない。それよりは「すべてがうまくゆけば皇軍大勝利」というタイプの超楽観的なシナリオに飛びつく。そのせいで帝国は瓦解したのに。"

                                                      日本人は「戦況もはや好転せず」の分岐点を見切って、被害を最少化したことの成功体験を過去に持っていません。だから「負け幅を抑え込んだ」功績を評価する文化がない。それよりは「すべてがうまくゆけば皇軍大勝利」というタイプの超楽観的なシナリオに飛びつく。そのせいで帝国は瓦解したのに。

                                                        内田樹 on Twitter: "日本人は「戦況もはや好転せず」の分岐点を見切って、被害を最少化したことの成功体験を過去に持っていません。だから「負け幅を抑え込んだ」功績を評価する文化がない。それよりは「すべてがうまくゆけば皇軍大勝利」というタイプの超楽観的なシナリオに飛びつく。そのせいで帝国は瓦解したのに。"
                                                      • 日本の大学院は院生にひたすらストレスをかけてふるい落とす…内田樹が指摘する日本の教育に足りないもの 「磨けば光るはずの原石」を捨てている

                                                        教える側は「親切」を心がけるべき 【内田】人に教えるのって、教える側にとってもすごくよい勉強になるんですよね。自分が習得した知識や情報の「入力」は自分の言葉で「出力」することによって初めて身につくものだし、教える過程で自分固有のメソッドも出来上がってくる。 だから、「教えてやってる」というよりは「教える機会をいただいている」と考えるべきだと僕は思います。「アカデミックな訓練」というと、ふつうの人は徒弟修業のような理不尽でつらいものを想像するかもしれませんけれども、本当に良質な弟子を育てようと思うなら、教える側は「親切」を心がけるべきです。 日本のアカデミアでは、「親切」という美徳が非常に軽んじられています。日本の大学院ではひたすら院生たちにストレスをかけて、それに耐えられない者を脱落させて、ストレステストに生き残った人間だけで学問をやろうとする。でも、これは日本全体の知的パフォーマンスを見

                                                          日本の大学院は院生にひたすらストレスをかけてふるい落とす…内田樹が指摘する日本の教育に足りないもの 「磨けば光るはずの原石」を捨てている
                                                        • この世には「読むと魂が汚れるテクスト」が存在する…内田樹が「SNSの荒野」を歩くときに必ず守っていること 「呪いの言葉」には命を奪うだけの力がある

                                                          ナースには「特殊な能力」を持つ人がいる ずいぶん前にですけれど、ある大学の看護学部の先生のナースたちと看護をめぐって対談したことがありました。僕はその時に、ドクターというのは自然科学者だけれども、ナースというのは魔女の系譜を引き継ぐ呪術的な医療者であり、この二つの医療原理が習合しているところが近代医療の妙味であるというようなことを話したのです。その話がナースの方の気に入ったらしく、実はナースの中にはいろいろな特殊な能力を持つ人がいるという「ここだけの話」をしてくれました。 僕が対談したナースの方は「死期近い人のそばにゆくと屍臭がする」という能力をお持ちでした。だから、夜勤で病室を巡回する時、病室のドアを開けた時に屍臭がすると「この患者は朝までもたない」とわかる。同僚に似たような能力を持つ人がいて、その人の場合は、「死期近い人のそばにゆくと鐘の音がする」のだそうです。でも、二人がそんなことを

                                                            この世には「読むと魂が汚れるテクスト」が存在する…内田樹が「SNSの荒野」を歩くときに必ず守っていること 「呪いの言葉」には命を奪うだけの力がある
                                                          • 内田樹 on Twitter: "信濃毎日の原稿送稿。今年最後の原稿は武蔵野市の条例案否決について書きました。人口の急減局面を迎えるのは日本だけではありません。中国も韓国も台湾も、これから生産年齢人口の急減期に入り、「海外からどうやってマンパワーを集めるか」の競争が始まります。"

                                                            信濃毎日の原稿送稿。今年最後の原稿は武蔵野市の条例案否決について書きました。人口の急減局面を迎えるのは日本だけではありません。中国も韓国も台湾も、これから生産年齢人口の急減期に入り、「海外からどうやってマンパワーを集めるか」の競争が始まります。

                                                              内田樹 on Twitter: "信濃毎日の原稿送稿。今年最後の原稿は武蔵野市の条例案否決について書きました。人口の急減局面を迎えるのは日本だけではありません。中国も韓国も台湾も、これから生産年齢人口の急減期に入り、「海外からどうやってマンパワーを集めるか」の競争が始まります。"
                                                            • 『生きづらさについて考える』単行本あとがき - 内田樹の研究室

                                                              みなさん、こんにちは。内田樹です。 最後までお読みくださってありがとうございます。 ご覧の通り、これはさまざまな媒体に書いたエッセイのコンピレーション本です。『サンデー毎日』に何年か前から不定期に長文の寄稿をしておりまるので、そこにこれまで書き溜めたものがベースになっています。その他は新聞や雑誌に書いたままハードディスクの底に眠っていたものを集めて、一冊にしました。 頭から書き下ろしたものとインタビューを添削したものが混在しているので、文体もタッチもひとつひとつで違って、統一感を欠く憾みはありますが、まあ、それも気分転換になって読みやすいかも知れません。 今回、単行本にまとめるにあたってゲラを通読しましたが「ううむ、暗いなあ」と思いました。時事的なものを書くとどうしても暗くなっちゃうんですよね。他のエッセイ集でしたら、ところどころで武道や宗教の話、映画や文学の話も出てて、ちょっと「コーヒー

                                                              • 『複雑化の教育論』まえがき - 内田樹の研究室

                                                                みなさん、こんにちは。内田樹です。 『複雑化の教育論』は教育についての講演録です。2020年の夏から2021年の3月まで3回にわたって行った講演を書籍化しました。 日本各地に赴いて、現地の学校の先生たちを前にして、僕が講演してから、フロアの先生方と対話をするという企画でしたが、コロナ禍のために対面での講演が難しくなり、全国ツァー計画は放棄せざるを得なくなりました。代わりに3回とも神戸の凱風館(僕が主宰している道場・学塾)で行うことになりました。 10人から15人ほどの聴衆においで頂き、その方たちの前で僕が2時間ほど話をして、それから質疑応答をするというやり方です。少人数ではありましたが、とにかく「人前で話す」というかたちだけは整えることができました。聴講者の募集・会場の設営・録音・文字起こしなどは東洋館出版社の刑部愛香さんに仕切って頂きました。お骨折りに感謝いたします。 「複雑化の教育論」

                                                                • 小田嶋さんの思い出 - 内田樹の研究室

                                                                  小田嶋隆さんの訃報が届いたのは、禊祓いの行をしている途中だった。メールを読んでから道場に戻って行を続けた。小田嶋さんは、こういうのが大嫌いな人だったと思いながら、身勝手ながら供養のつもりで祝詞を上げた。 僕が最初に小田嶋さんの文章を読んだのは70年代終わりか80年代初めの、東京の情報誌『シティーロード』のコラムでだった。一読してファンになった。「若い世代からすごい人が出てきたな」とか「端倪すべからざる才能である」とか思って驚いたわけではない。ただ、「この人のものをもっと読みたい」とだけ思った。それだけ中毒性のある文章だった。それから彼の書くものを探して、むさぼるように読むようになった。 実際に拝顔の機会を得たのはそれから20年以上経ってからである。当時毎日新聞社にいた中野葉子さんが憲法九条をテーマにしたアンソロジーを編みたいというので僕に寄稿を依頼してきた。他に誰か書いて欲しい人がいますか

                                                                  • 「僕が死んだあと、私有地も道場も“面倒な”コモンにする」 内田樹が門徒に苦労させるワケ | 文春オンライン

                                                                    新型コロナウイルスの危機はグローバル資本主義のあり方に急激なブレーキをかけ、疑問符を投げかけた。今後、アンチグローバリズムの流れで地域主義が加速すると分析する思想家の内田樹が、新著『コモンの再生』にこめた日本再建のビジョンを語る。(全2回の2回目。前編はこちら) ◆◆◆ ――そもそも〈コモン〉とはなんでしょうか? 内田 「コモン(common)」というのは、「共有地」のことです。ヨーロッパの村落共同体には、みんなが、いつでも使える共有地がありました。そこで家畜を放牧したり、魚を釣ったり、果実を摘んだり、キノコを採ったりした。しかし、コモンは生産性が低かった。土地を共有していると、誰も真剣にその土地から最大限の利益を上げようと考えないからです。 それならむしろ共有地を廃して、私有地に分割した方がいい。そういう考えで、コモンが廃され、私有地化したのが「囲い込み(enclosure)」です。その

                                                                      「僕が死んだあと、私有地も道場も“面倒な”コモンにする」 内田樹が門徒に苦労させるワケ | 文春オンライン
                                                                    • サコ先生との対談本の「あとがき」 - 内田樹の研究室

                                                                      中央公論新社からウスビ・サコ先生との対談を中心にした本が出ることになった。ゲラはもう戻して、最後に「あとがき」を書いた。 ウスビ・サコ先生との対談を中心にまとめた本を出すことになりました。サコ先生は日本ではじめての「アフリカ出身でムスリムの学長」です。多様な出自の人々を同胞として迎える心構えにおいて日本社会はまだまだ十分な成熟に達していないと僕は思いますけれども、それでもサコ先生のような人が登場してきたこと、サコ先生の言葉に耳を傾ける人がしだいに増えてきたことは、日本の未来について僕を少しだけ楽観的な気持ちにさせてくれます。僕が日本の未来について「楽観的になる」ということはほとんどないのですけれど、サコ先生は僕にその「ほとんどない」経験をさせてくれる稀有の人です。 この本で、僕たちは主に日本の学校教育について論じています。学校教育が僕たち二人の「現場」だからです。僕はもう定期的に教壇に立つ

                                                                      • 内田樹氏「この後、生きるか死ぬかは自己責任」という意味 都民に向けて投稿(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

                                                                        神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹氏が13日までにツイッターに投稿し、東京都の新型コロナウイルスのモニタリング会議が12日に「制御不能な状況」「自分の身は自分で守る」などの発言があったことに、戦時下の指揮官の言葉を引用して解説した。 内田氏は「戦線が崩壊したり、船が沈没したりするときに指揮官は最後にSauve qui peut 『生き延びられる者は生き延びよ』を宣言します。『もうこのあとはいかなる指示にも従う必要はない。この後、生きるか死ぬかは自己責任』という意味です。『制御不能、自己防衛』というのはそういう意味です」と記した。 別のツイートで内田氏は「東京の皆さんは緊急事態宣言ではなく、Sauve qui peut の宣言下にあるという自覚を持った方がいいと思います。皆さんが感染しても、重症化しても、後遺症が残っても、死んでも、国も都も『これから後は自己責任だ』という告知はした とい

                                                                          内田樹氏「この後、生きるか死ぬかは自己責任」という意味 都民に向けて投稿(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
                                                                        • 朴先生からのご質問「宗教について」 - 内田樹の研究室

                                                                          こんにちは。 今回は「宗教」や「宗教性」などについての質問です。 今まで内田先生と釈先生の共著で書かれた「霊性」や「宗教」や「宗教性」についてのご著作はぜんぶ読んできたような気がします。 『聖地巡礼シリーズ』をはじめ『日本霊性論』『現代霊性論』や『 はじめたばかりの浄土真宗』 『いきなりはじめる仏教入門』から『日本宗教のクセ』までどれも面白くて非常に勉強になりました。 このご著作通読してみて、いまのところ、僕の言葉ではまだうまく言えないのですが、なんとなく「真に知性的であろうとすれば、人間はどうしても宗教的にならざるをえない」というような感じがしてしまいました。 で、一番目の質問ですが、内田先生にとって「知性的」と「宗教的」の間の関係性の理路というか、ダイナミックスはなんなのかぜひ聞かせて頂けば幸いです。 僕はいちおう「無神論者」ですので、信仰をもっている人と話していると、次第にいらいらし

                                                                          • 『岸田政権は何をしようとしているのか - 内田樹の研究室』へのコメント

                                                                            ブックマークしました ここにツイート内容が記載されます https://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください Twitterで共有

                                                                              『岸田政権は何をしようとしているのか - 内田樹の研究室』へのコメント
                                                                            • 「村上春樹は夢を見ない 私が散歩できない理由」内田樹 | AERA dot. (アエラドット)

                                                                              哲学者 内田樹 この記事の写真をすべて見る 哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 *  *  * 散歩をしたことがない。そう言うとびっくりされる。ほんとうにそうなのだ。子どもの頃には「犬の散歩」というものを毎朝していたが、あれは犬が散歩しているわけで、私はその付き添いである。 当てもなくふらりと旅に出るということもしたことがない。若い頃、同世代に「バックパッカー」という人たちがいて、海外をあてもなく旅行していたが、どうすればそんな旅ができるのか、動機も方法もわからなかった。バイクや車で「あてもなくふらりと旅に出る」ということもしたことがない。私はバイクも車も大好きだけれど、それはあくまで目的地に最短時間で到着するための快適な手段として好きなのであって、目的地を決めずにツーリングやドライブに出かけたことは一度もな

                                                                                「村上春樹は夢を見ない 私が散歩できない理由」内田樹 | AERA dot. (アエラドット)
                                                                              • 『桜を見る会再論 内田樹さん』

                                                                                もうこの話をするのにも飽き飽きしている。「桜を見る会」についての話である。 どうして「飽き飽き」しているかというと、ふつうの人間の受忍限度を超えて、この話が続いているからである。 続く理由は簡単で、ふつうは申し開きのできない証拠をつきつけられて「申し訳ありませんでした。私がやりました」として「犯人」が白状して、火曜サスペンス劇場が終わるところで、ぜんぜんドラマが終わらないからである。 でも、「私がやりました」と言わないというのは、ある意味では「合理的な」ふるまいなのである。 昔、東京地検に勤めていた友人から、推理ドラマはあれは嘘っぱちだという話を聴いたことがある。検察官に供述の矛盾を衝かれて、顔面蒼白となって、「もはやこれまで」と自白するのは「自分が知性的な人間である」ということにおのれの存在根拠を置いている人間だけだというのである。 「そんな人間は実はめったにいないんだよ。そんなのはね、

                                                                                  『桜を見る会再論 内田樹さん』
                                                                                • 内田樹 on Twitter: "この10年間で一番衰退したのは日本の資本主義かも知れないですね。権力と結託すればいくらでも金が儲かるものだから、イノベーションもできず、政治的に正しい「ふり」をして世論を味方につける知恵も働かなくなった。" / Twitter