外国為替市場で急激な円高が進んだ。日銀が早期にマイナス金利を解除するとの思惑が広がり、円の買い戻しにつながった。東京株式市場では円安による業績上昇修正期待がしぼみ、日経平均株価の下げ幅は2日で1100円を超えた。金融政策の「出口」を過剰に意識した取引が広がれば、相場の不安定化は避けられない。「これだけ急速に円が上昇するなかでは、円を売ってドルを買うのはかなり勇気がいる」。ある邦銀の外国為替ディ
7日の東京外国為替市場は、アメリカの長期金利の上昇を受け、円を売ってより利回りが見込めるドルを買う動きが強まり、円相場は一時1ドル=132円台後半まで値下がりして、およそ20年ぶりの円安水準を更新しました。 7日の東京外国為替市場は、アメリカの景気減速への懸念が和らいだという見方から、6日のニューヨーク市場でアメリカの長期金利が上昇したことを受け、円を売ってより利回りが見込めるドルを買う動きが強まり一段と円安が進みました。 円相場は一時、132円台後半まで値下がりし、2002年4月以来、およそ20年2か月ぶりの円安ドル高水準を更新しました。 市場関係者は「日銀の黒田総裁がきょうの参議院の財政金融委員会で『金融政策を拙速に縮小すると設備投資などの国内需要に一段と下押し圧力がかかる』などと述べ、大規模な金融緩和を続ける姿勢を改めて示した。アメリカでインフレ抑制のために金融引き締めが加速するので
11日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカの消費者物価指数が市場の予想を下回ったことをきっかけに円を買ってドルを売る動きが強まりました。その後、一時、1ドル=157円台前半まで急速に円高が加速し、政府・日銀による市場介入が行われたのではないかとの見方も出ています。 11日のニューヨーク外国為替市場では、この日発表されたアメリカの先月の消費者物価指数の上昇率が市場の予想を下回ったことをきっかけに、FRB=連邦準備制度理事会が9月にも利下げに踏み切るとの観測が強まりました。 このため、日米の金利差の縮小が意識されて円を買ってドルを売る動きが強まりました。 円相場はその後、急速に円高が加速し、一時1ドル=157円台前半まで値上がりしました。 統計の発表前と比べ4円以上、円高に振れ、市場では政府・日銀による市場介入が行われたのではないかとの見方も出ています。 市場関係者は「急速な円高は投資家の間
[東京 12日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は12日、日本経済に関する報告書を公表し、現在の円相場は中期的な観点から「いくぶん過大評価」との認識を示した。日銀には資産買い入れの拡大を含む一段の金融緩和策を求めたほか、消費増税を盛り込んだ社会保障・税一体改革の成立は不可欠で、消費税率は少なくとも15%への引き上げが望ましいと提言した。 6月12日、訪日している国際通貨基金(IMF)代表団は、日本政府や日銀、民間部門代表などと経済動向や政策課題について協議を行い、終了後声明を発表。昨年8月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao) <為替介入は「秩序欠いた動きに歯止め」> IMFが毎年実施している「対日4条協議」では、円相場が「安全資産への逃避による資金流入などを反映し、過去1年間に切り上がった」と円の上昇を追認。現在の円相場は過大評価だとして、為替変動を今後のリスク要因にも
18日の東京外国為替市場は、為替をめぐる日米の要人の発言などを背景にドルを売って円を買う動きが広がり、円相場は一時、およそ1か月ぶりの水準となる1ドル=155円台半ばまで値上がりしました。 外国為替市場では、日本時間の17日、アメリカのトランプ前大統領がドル高・円安を懸念する発言をしたと報じられたことや、河野デジタル大臣が日銀の利上げの必要性に言及したと伝えられたことを受けて、ドルを売って円を買う動きが強まりました。 さらに、FRB=連邦準備制度理事会の高官が利下げの時期が近づいてきているという認識を示したことが伝わり、17日のニューヨーク市場でも円を買う動きが広がりました。 こうした流れを受けて18日の東京外国為替市場では、円高ドル安が進み、円相場は、一時、1ドル=155円台半ばまで値上がりして、およそ1か月ぶりの円高水準となりました。 午後5時時点の円相場は、17日と比べて83銭、円高
29日のニューヨーク外国為替市場では円相場がおよそ9か月ぶりに一時、1ドル=147円台まで値下がりしましたが、その後はアメリカの経済指標が市場予想を下回ったことで1ドル=145円台後半まで円が買い戻される荒い値動きとなりました。 外国為替市場では先週、FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長がジャクソンホール会議で追加の利上げの可能性に言及して以降、金融引き締めが長期化するとの見方から円安傾向が続いています。 29日のニューヨーク市場でも日米の金利差が拡大するとの見方から円相場は一時、1ドル=147円台前半まで値下がりしてことしのドルに対する最安値を更新しました。 1ドル=147円台をつけるのは去年11月以来、およそ9か月ぶりです。 その後は、この日発表されたアメリカの7月の求人件数が低い水準となったことや、消費者の景気の見方を示す8月の消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことから追加の利
6日の東京外国為替市場は、アメリカのサービス業の景況感を示す指数が市場の予想を上回り、利下げのペースが早まるとの見方が後退したことなどから、円相場は一時、1ドル=146円台まで値下がりしました。 外国為替市場では日本時間の5日夜発表された、アメリカの先月のサービス業の景況感を示す指数が、市場の予想を上回ったことから利下げのペースが早まるとの見方が後退しました。 これを受けて、6日の円相場は一時、1ドル=146円台まで値下がりしました。 その後は値下がりした円を買い戻す動きも出て円は値上がりし、午後5時時点の円相場は5日と比べて、1円82銭円安ドル高の1ドル=145円29銭から31銭でした。 また、ユーロに対しては5日と比べて、1円65銭円安ユーロ高の1ユーロ=158円75銭から79銭でした。 ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0926から28ドルでした。 市場関係者は「市場参加者が少なく
2日の東京外国為替市場は、アメリカが大幅な利上げを続けるという見方から円安が加速し、円相場は、24年ぶりの円安水準となる1ドル=140円台前半まで下落しました。 2日の東京外国為替市場では、日本時間の1日夜に発表されたアメリカの経済指標が市場の予想を上回ったことを受けてアメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が大幅な利上げを続けるという見方が広がりました。 このため日米の金利差の拡大が意識され、円を売ってより利回りの見込めるドルを買う動きが広がりました。 午後5時時点の円相場は、1日と比べて96銭、円安ドル高の1ドル=140円24銭から26銭でした。 ユーロに対しては1日と比べて39銭、円安ユーロ高の1ユーロ=140円8銭から12銭でした。 ユーロはドルに対して1ユーロ=0.9988から89ドルでした。 市場関係者は「投資家の間では、円安ドル高の傾向はしばらく続くという見方が多
1日の東京外国為替市場は、アメリカ経済の先行きへの期待感などから円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は6年1か月ぶりに1ドル=110円台まで値下がりしました。 1日の東京外国為替市場は、朝方、1ドル109円台半ばで取り引きされていましたが、その後、円を売ってドルを買う動きが強まりました。 そして、午前11時すぎに円相場は2008年8月下旬以来、6年1か月ぶりの円安水準となる1ドル=110円台まで値下がりしました。 市場関係者は「30日に発表されたユーロ圏の消費者物価指数が低い水準となったことから、ユーロを売ってドルを買う動きが強まり、この流れが円にも波及している。投資家の間にはアメリカ経済の先行きへの期待が根強く、ドル買いが進みやすい状況となっている」と話しています。
28日の東京外国為替市場は、日銀が金融政策を現状維持としたことから、追加の金融緩和を見込んで円を売っていた投資家の間で円を買い戻す動きが進み、円相場は27日に比べて3円以上値上がりして、1ドル=107円台まで上昇しました。
13日のニューヨーク外国為替市場では、アメリカの消費者物価指数の伸びが市場の予想を上回ったことで利上げのペースが速まるとの見方から円安が加速し、円相場は一時、1ドル=147円台後半まで値下がりして、およそ32年ぶりの円安水準を更新しました。 13日のニューヨーク外国為替市場ではこの日、発表されたアメリカの先月の消費者物価指数の伸びが市場の予想を上回ったことでFRB=連邦準備制度理事会が利上げのペースを速めるとの見方が強まりました。 このためアメリカの長期金利が上昇し、日米の金利差の拡大が一段と意識され、円売りドル買いが加速しました。円相場は一時、1ドル=147円台後半まで値下がりして1990年以来、およそ32年ぶりの円安水準を更新しました。 日本は先月22日に1ドル=145円台後半まで円安が進んだ際にドル売り円買いの市場介入を行いましたが、その水準を大きく超えて円安が進んでいます。市場関係
10日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカ大統領選挙に勝利した共和党のトランプ氏が掲げた政策がアメリカの景気を押し上げるという見方から、ドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は一時1ドル=107円に迫る水準に値下がりし、およそ4か月ぶりの円安水準となりました。 このため、円相場は一時1ドル=106円95銭まで値下がりし、およそ4か月ぶりの円安水準となりました。 市場関係者は「景気が拡大することへの期待感に加えて、アメリカの長期金利が上昇し、円を売って金利の高いドルを買う動きも出ている。また、ダウ平均株価が前日に続き値上がりしていることも安心感となり、ドルを買う要因となっている」と話しています。
最近ニュースでしきりに円高が叫ばれている。 為替相場の数字を見て分析ができるわけではないし、ましてやその流れに抗うことはできないのだが、なんとなく気になってチェックしてしまう。 でも、何度見てもただの数字にしか見えない。全然身近に感じられない。 マネー経済のダイナミズムを立体的にどうにかして感じることは出来ないのだろうか。 (藤原 浩一) 巨大なマネー経済 マネー経済の規模は、実物経済の規模と比べても圧倒的で、世界のお金の流れの9割以上と言われている。 実際にある物とお金のやり取りより、金融商品等のやり取りの方が規模が遥かに大きいらしいのだ。ぼくのような小市民が実感できないのも納得である。
2016 - 12 - 26 2016年のドル円相場の振り返り。 2016年のドル円はボラがあってトレンドの方向に乗っかってポジションを取るだけで儲かる簡単な相場でした。ということで、今年のトレードポイントについて振り返っていきましょう。 ☆2016年初はドル円120円でスタートでほぼ天井付近。 今までのドル円も一年で20円ほど上げて高値付近になってくると何かしらの原因でガツンと20円ほど落ちていることからしても、永遠に上昇し続ける相場は存在しないし、20円も上げた後に買われる材料がなければ、当然ドル円は落ちてきます。2016年のドル円も上げる分だけ上げてドル円が買われる材料が無くなり、ドル円レートが徐々に下降していきました。このような事実をしっかり見ると、レートが下がっているときはトレンドにのって売りのポジションをもてば、相場で大きく負け越すことは無いでしょう。トレンドに乗ってポジショ
3日の外国為替市場で、円相場は7か月ぶりに1ドル=129円台まで値上がりしました。市場では、日銀が今後も金融緩和の修正を続けるのではないかという観測から円高が進んでいます。 3日のアジアの外国為替市場では、午前中からドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は、1ドル=129円台まで値上がりしました。 1ドル=129円台となるのは去年6月以来、7か月ぶりです。 市場では、日本でも物価の上昇が続くなか、日銀が先月、金融緩和策を修正し、長期金利の変動幅の上限を引き上げたことに加え、今後も緩和の修正を進めていくのではないかという観測が広がり、円が買われています。 市場関係者は「日銀が今後の物価上昇の見通しを引き上げるのではないかという観測が出て、円が買われる動きが強まった」と話しています。
26日の東京外国為替市場はFRBのパウエル議長が、来月利下げに踏み切る考えを示したことを受けて、円高ドル安が進み、円相場は一時、1ドル=143円台半ばまで値上がりしました。 アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は先週末、西部のジャクソンホールで行った講演で、来月の会合で利下げに踏み切る考えを示しました。 日米の金利差の縮小が意識される中、週明けの26日の東京外国為替市場でも円を買ってドルを売る動きが強まり、円相場は一時、1ドル=143円台半ばまで値上がりしました。 その後はいくぶんドルを買い戻す動きも出て午後5時時点の円相場は、先週末と比べて1円92銭円高ドル安の1ドル=143円89銭から92銭でした。 また、ユーロに対しては、先週末と比べて1円24銭円高ユーロ安の1ユーロ=160円89銭から93銭でした。 ユーロはドルに対して1ユーロ=1.1180から82ドルでした。 市場
24日の東京外国為替市場は、イギリスの国民投票を受けて円高が急速に進み、円相場は一時2年7か月ぶりの水準となる1ドル=99円台まで急騰しました。 午後5時時点での円相場は、23日と比べて1円38銭、円高ドル安の1ドル=103円5銭から10銭でした。 一方、ユーロに対しては、23日と比べて3円20銭、円高ユーロ安の1ユーロ=115円1銭から5銭でした。 ユーロは、ドルに対しては、1ユーロ=1.1155から62ドルでした。 市場関係者は「市場ではイギリスの国民投票について残留派が優勢だという見方が事前に広がっていただけに、離脱の票が多数を占めたと伝わると一時的にパニックのように円を買う動きが急速に進んだ。その後、政府・日銀による介入への警戒感などもあって円を売る動きも出るなど円相場は乱高下した。市場では今後、G7=主要7か国がどのように対応していくのかに注目が集まっている」と話しています。 午
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。野口悠紀雄ホームページ ------------最新経済データがすぐわかる!-------
4月29日のNY外国為替市場の円相場は、約1年半ぶりの水準となる1ドル106円28銭をつけた。これを聞いたら驚かれるかもしれないが、それでもなお、現在は「超円安圏」にあるのだ。どういうことなのか、詳しく見ていこう。 続く「超円安」水準 「黒田シーリング」、それは、昨年初夏に市場参加者らにより設定された、ドル円為替での124円台後半~125円に覆いかぶさり一段の円安進行を阻止せんとした「天井」のことである。黒田日銀総裁は、衆議院予算委員会で「実質実効為替レートがここまで来ているということは、ここからさらに円安に振れるということは、普通に考えればありそうにない」と発言、ある種の「口先介入」とも捉えられ、上記シーリングの根拠となっていた。 中国ショックや原油価格崩落等に端を発した世界同時株安を経たドル円相場は現在110円をも大きく割り込み、振り返ってみると、確かにその天井は重要な節目となった。
15日のニューヨーク外国為替市場はアメリカのトランプ次期大統領の政策への期待を背景にアメリカの長期金利が上昇していることから金利の高いドルを買って円を売る動きが広がり、円相場は、およそ5か月ぶりに1ドル=109円台に値下がりしました。
1ドル=150円台になったことを示す街頭の為替ボード=東京都中央区で2022年10月20日午後4時40分、吉田航太撮影 20日の東京外国為替市場で円相場が対ドルで下落し、一時1ドル=150円を突破した。バブル景気終盤の最安値圏だった1990年8月以来、約32年ぶりの円安・ドル高水準となる。今年初めからの下げ幅は約35円に及んだ。心理的節目とされる150円を超えても円安基調が止まる気配はなく、政府・日銀の対応が注目される。 日銀によると、東京市場では一時1ドル=150円09銭まで下落。円の対ドルの価値は東日本大震災後の2011年10月につけた戦後最高値の1ドル=75円32銭から半減したことになる。
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。野口悠紀雄ホームページ ------------最新経済データがすぐわかる!-------
23日のロンドン外国為替市場は、アメリカで発表された経済指標が市場の予想を上回ったことを受け、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が来月、追加の利上げに踏み切るという見方が強まったことから、円を売ってドルを買う動きが広がり、円相場はおよそ8か月ぶりに1ドル=112円台に値下がりしました。
24日の東京外国為替市場、日銀が金融政策の正常化を早めるのではないかという見方が出るなどして、円相場は一時、1ドル=154円台前半まで値上がりしました。 午後5時時点の円相場は、23日と比べて1円45銭、円高ドル安の1ドル=154円58~60銭でした。 また、ユーロに対しては23日と比べて2円28銭、円高ユーロ安の1ユーロ=167円42~46銭でした。 ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0830~32ドルでした。 市場関係者は「アメリカの中央銀行にあたるFRBが早期に利下げに向かうという観測が出る一方、今月末の金融政策決定会合を前に、日銀が金融政策の正常化を早めるのではないかという見方が出たことから、日米の金利差の縮小が意識され、ドルを売って円を買う動きが強まった。円相場は一時、1ドル=154円台前半をつけ、およそ2か月ぶりの水準まで値上がりした」と話しています。
2日のロンドン外国為替市場は、世界経済の先行きに対する懸念がいくぶん後退し、これまでリスクを避けるために買っていた円を売る動きが出て、円相場はおよそ1か月ぶりに1ドル=100円台に値下がりしました。
19日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が、今の量的緩和の規模をさらに縮小すると決めた事を受けて、アメリカの長期金利が上昇したことから、ドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は102円台半ばまで値下がりしました。 19日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカのFRBが国債などを買い入れて市場に大量の資金を供給する今の量的緩和の規模をさらに縮小すると決めたことを受けて、アメリカの長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが上昇しました。このため、ドルを買って円を売る動きが強まり、円相場はドルに対して、一時、102円台半ばまで値下がりしました。 また、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、アメリカの長期金利が上昇し、景気の先行きに不透明感が高まっているとして売り注文が出て、終値は前日に比べて114ドル2セント値下がりし、1万62
今夏は異常なほどの猛暑に襲われた。気象庁によると、7月は「30年に1度以下の頻度で起こる異常気象」とのことだ。 7月18日には気温上昇による需要増から、関西電力は東京電力パワーグリッド(東電PG)や中部電力、北陸電力、四国電力から、16~17時の時間帯に計100万kWの緊急融通を受けた。 その後、7月24日に99円/kWh台、7月25日に100円/kWh台を付けた経緯は、「電力市場価格が史上最高値100円」が報じている。卸電力取引所(JEPX)開設以来の最高値をつけた背景をデータから追ってみた。 まず、気温の推移だ。グラフ1は、気象庁が発表した17~27日の東京(東京都千代田区)における平日の気温推移を示している。この間、23日13時台に39℃を記録した。それ以外で高い気温が続いた17~24日においても、最高気温は34℃以上で推移した。JEPXで最高値をつけた25日は、ほかの日よりむしろ低
15日のニューヨークの金融市場では、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が異例の0.75%の利上げに踏み切ったことを受けて円相場やダウ平均株価が乱高下し、結果的に、このところの円安ドル高と株安の進行にはひとまず歯止めがかかりました。 15日のニューヨーク外国為替市場ではFRBが0.75%の利上げを発表した直後は円売りドル買いの動きが出て、円相場は1ドル=134円台後半まで値下がりしました。 その後は、パウエル議長が記者会見で「この規模の利上げが普通だとは思わない」などと発言したことを受けて今後も利上げの加速が続くことへの懸念がいくぶん和らいで円が買い戻され、1ドル=133円台半ばまで値上がりしました。 ニューヨーク株式市場でも、FRBの決定のあとダウ平均株価は乱高下し、パウエル議長の記者会見を受けて値上がりに転じました。 終値は、前日に比べて303ドル70セント高い、3万6
7日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカの雇用統計の発表を受けて円安が進み、円相場は一時、1ドル=157円台まで1円以上、値下がりしました。 7日のニューヨーク外国為替市場ではこの日、発表されたアメリカの先月の雇用統計で、農業分野以外の就業者数や労働者の平均時給の伸びが市場の予想を上回ったことが注目されました。 人手不足などの労働市場のひっ迫でインフレが長期化することへの懸念が広がり、FRB=連邦準備制度理事会が利下げを始める時期が遅れるとの見方が出たことから、日米の金利差が意識されて円を売ってドルを買う動きが強まりました。 このため、統計の発表前に1ドル=155円台半ばだった円相場は一時、1ドル=157円台前半まで1円以上、値下がりしました。 市場関係者は「FRBが来週、開く金融政策を決める会合で政策金利を据え置くとの見方が広がる中、パウエル議長が会合後の記者会見で雇用統計の内容などを
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