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労働新聞の検索結果1 - 40 件 / 46件

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労働新聞に関するエントリは46件あります。 社会労働 などが関連タグです。 人気エントリには 『実質賃金指数の下落が止まらず 厚労省・毎月勤労統計調査|労働新聞 ニュース|労働新聞社』などがあります。
  • 実質賃金指数の下落が止まらず 厚労省・毎月勤労統計調査|労働新聞 ニュース|労働新聞社

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 厚生労働省が、このほど発表した令和元年8月の毎月勤労統計調査(速報)によると、今年に入ってから全月において実質賃金指数が下落し続けている。 名目賃金指数を消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)で除して算出する実質賃金指数は、平成30年11~12月時点では1%前後上昇していた。 しかし、今年に入ってからは、1~8月まで全月で下落。最も下落したのが、3月で-1.9%、次いで7月の-1.7%であった。8月の速報値でも-0.6%となっている。 実質賃金指数の下落に影響を及ぼしているのが、消費者物価とパート以外の一般労働者の賃金。名目賃金指数も同じく下落傾向にあるため、わずかな消費者物価の上昇であっても、労働者の購買力にダメージを与えているのが実情。

      実質賃金指数の下落が止まらず 厚労省・毎月勤労統計調査|労働新聞 ニュース|労働新聞社
    • 牛窪恵『恋愛結婚の終焉』@労働新聞書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

      月イチで連載している『労働新聞』の書評、今回は牛窪恵さんの『恋愛結婚の終焉』(光文社新書)です。 【書方箋 この本、効キマス】第44回 『恋愛結婚の終焉』牛窪 恵 著/濱口 桂一郎 岸田文雄首相が「異次元の少子化対策」を打ち出しても、人口減少の流れは一向に止まらない。結婚した夫婦の子育て支援に精力を注入しても、そもそも若者が結婚したがらない状況をどうしたら良いのか。この袋小路に「恋愛と結婚を切り離せ!」という衝撃的なメッセージを叩き込むのが本書だ。 でも考えてみたら、なぜこのメッセージがショッキングなのだろう。20世紀半ばまでの日本では、恋愛結婚は少数派で、大部分はお見合いで結婚に至っていたはずなのに。 そこで著者が元凶として指摘するのが、近代日本に欧米から導入され、戦後開花したロマンティック・ラブ・イデオロギーだ。結婚には恋愛が前提条件として必要だという、恋愛と結婚と出産の聖なる三位一体

        牛窪恵『恋愛結婚の終焉』@労働新聞書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
      • 【書方箋 この本、効キマス】第13回 『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』ミア・カンキマキ 著/汀 こるもの|書評|労働新聞社

        1年の休暇使い“推し活” フィンランド女性が、1000年前の日本の随筆のファンになって“推し”を追いかけて京都東山に行くエッセイ。これだけでもうツカミのパンチが強い。 前提として『枕草子』はフィンランド語訳されていない。『源氏物語』はある。『源氏物語』を英語訳したものをさらに日本語訳して光源氏が“シャイニング・プリンス”となった『ウェイリー版』が日本で話題になったのは2017年のこと。「ニンジャスレイヤーみたい」と笑えるのは日本にはいくらでも現代語訳があるからで、これしかない国には由々しき問題だったらしい。 一方『枕草子』は『The Pillows Book of Sei Shonagon』。 英語の検索に引っかかりづらい。それどころか“Pillows Book”とか言うと中途半端な日本通が浮世絵セクハラジョークをかましてくる。 熱心な文学者はもっと悪く、「清少納言は紫式部より傲慢で、落ち

          【書方箋 この本、効キマス】第13回 『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』ミア・カンキマキ 著/汀 こるもの|書評|労働新聞社
        • 留学費用 3000万円の返還命じる 帰国後すぐに退職 東京地裁|労働新聞 ニュース|労働新聞社

          クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 特約付貸借契約と認定 みずほ証券㈱(東京都千代田区、飯田浩一取締役社長)が、社内公募制度で海外留学した労働者に留学費用の返還を求めた裁判で、東京地方裁判所(天田愛美裁判官)は同社の請求をすべて認め、労働者に3045万円の支払いを命じた。留学に当たり、両者は帰国後5年以内に自己都合退職した場合、留学費用を返還する内容の誓約書を交わしていた。同地裁は5年間の勤務で返済を免除する特約付の消費貸借契約の成立を認定。免除までの期間も不当に長いとまではいえず、労働基準法が定める賠償予定禁止にも違反しないとした。… 【令和3年2月10日、東京地裁判決】

            留学費用 3000万円の返還命じる 帰国後すぐに退職 東京地裁|労働新聞 ニュース|労働新聞社
          • 【GoTo書店!!わたしの一冊】第13回『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

            コロナ禍さなかの2020年7月に刊行され、その直後の9月に著者が急逝したこともあり、かなり評判を呼んだ本である。そこで列挙されている取り巻き(flunkies)、脅し屋(goons)、尻ぬぐい(duct tapers)、書類穴埋め人(box tickers)、タスクマスター(taskmasters)というブルシット・ジョブの5類型をみて、そうだそうだ、こいつらみんなクソだと、心中快哉を叫んだ人も少なくないだろう。とはいえ、すべてのブーメランは自分のもとに戻ってくる。 「被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態」というその定義は、従事者本人がブルシットだと感じているという主観的要件にのみ立脚しているわけだが、この分厚い本におけるその立証はもっぱら、彼のもとに届けられた共感のお手紙に基づいている。 グレーバーが目の仇にする“なんと

              【GoTo書店!!わたしの一冊】第13回『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
            • 【本棚を探索】第25回『格差という虚構』小坂井 敏晶 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

              クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ あってもなくても不満に 前回(【本棚を探索】第21回『実力も運のうち 能力主義は正義か?』マイケル・サンデル著/濱口 桂一郎)は『実力も運のうち 能力主義は正義か?』を取り上げたが、そのメリトクラシー批判をさらに極限まで突き詰めると本書に行き着く。タイトルだけ見ると「格差なんて虚構だ」というネオリベ全開の本と思うかもしれないが、むしろ格差を非難し、少しでも減らすようにとの善意に満ちた考え方の虚構を暴き立てる本である。彼に言わせれば、近代の平等主義とは、現実に存在する格差を正当な格差と不当な格差に振り分け、階層構造の欺瞞から目を逸らせるための囮に過ぎない。 メリトクラシーを論ずる第1章は、前回の議論と響き合い、そのもたらす残酷な帰結をこう突きつける。「現実

                【本棚を探索】第25回『格差という虚構』小坂井 敏晶 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
              • 142時間残業させ送検 複数回勧告も改善なく 津島労基署|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                愛知・津島労働基準監督署(山口英俊署長)は違法な時間外労働をさせたとして、㈱プレジィール(愛知県海部郡)と同社の代表取締役を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで名古屋地検に書類送検した。過労死ラインを超える時間外労働を、半年以上にわたり行わせていた。同労基署が繰り返し是正勧告などの行政指導をしたが、改善しなかった。 同社は… 【令和2年2月12日送検】

                  142時間残業させ送検 複数回勧告も改善なく 津島労基署|労働新聞 ニュース|労働新聞社
                • マイケル・リンド『新しい階級闘争』@『労働新聞』書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                  近頃世界的に無責任な言説をまき散らすポピュリストが蔓延して困ったものだ、・・・と感じている人は多いだろう。しかし、これは階級闘争なのだ。知的エリート階級に経済的のみならず知的にも抑圧されているノンエリート労働者階級の「反乱」なのだ。 「階級闘争」という言葉は時代錯誤に見えるかも知れない。かつて産業革命時代に資本家階級と労働者階級の間で闘われた熾烈な階級闘争は、20世紀中葉に労働組合による団体交渉と福祉国家を基軸とする階級平和に移行し、マルクスの教えを古くさいものとした。だが20世紀の末期、再び階級闘争の幕が切って落とされた。先制攻撃を加えたのは経営管理者と専門職からなる知的上流階級だ。経済停滞の元凶として労働組合と福祉国家が叩かれたことはよく知られている。しかし、ネオ・リベラリズムによる経済攻勢と手に手を取って粗野な労働者階級文化を攻撃したのは、左派や進歩主義者たちによる反ナショナリズムと

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                  • PCのログと労働時間に乖離 労基署から是正勧告 残業代4000万円が不払い 千葉県|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                    千葉県は、千葉労働基準監督署と船橋労働基準監督署から、時間外労働の割増賃金に関する是正勧告を受け実態調査した結果、約3850万円が不払いになっていたと発表した。旧水道局の職員500人に、1万4000時間分の割増賃金が支払われていなかった。不払い額は9月の定例議会に補正予算案として計上する。違反は両労基署が今年2~3月にかけ実施した立入調査で発覚した。パソコンのログと労働時間に乖離が認められたため、正確な時間を把握し、必要があれば追加で支給するよう指導・勧告していた。…

                      PCのログと労働時間に乖離 労基署から是正勧告 残業代4000万円が不払い 千葉県|労働新聞 ニュース|労働新聞社
                    • 中国人実習生 日本語通じず36協定無効 縫製業を書類送検 舞鶴労基署|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                      クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 違法残業・賃金不払いで 京都・舞鶴労働基準監督署(小見伸雄署長)は、中国人技能実習生らに対し違法な時間外労働を行わせたうえ、賃金と時間外労働に対する割増賃金を支払わなかったとして、「モードアカリ」(京都府舞鶴市)の屋号で縫製業を営む個人事業主を最低賃金法第4条(最低賃金の効力)と労働基準法第32条(労働時間)違反などの疑いで京都地検舞鶴支部に書類送検した。36協定の過半数代表を選出する際、日本語の分からない技能実習生らに十分理解させず投票させていた。個人事業主が取締役を務めている㈲コーシンも最賃法違反で送検している。… 【令和元年12月26日送検】

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                      • 1800社で125億円 不払い残業受け遡及払い 厚労省|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                        厚生労働省は、平成30年度における賃金不払い残業の是正結果を取りまとめた。割増賃金が適正に支払われていないとして是正指導を受けて合計100万円以上の割増賃金を遡及払いした企業数が1800社近くに達し、支払い総額が125億6381億円に上った。 全国の労働基準監督署が実施した監督指導を受けて…

                          1800社で125億円 不払い残業受け遡及払い 厚労省|労働新聞 ニュース|労働新聞社
                        • 北朝鮮労働新聞「射撃訓練で列車からミサイル発射」と報道 | NHKニュース

                          北朝鮮メディアは、新たに組織された「鉄道機動ミサイル連隊」が15日中部の山岳地帯で射撃訓練を行い、列車から発射されたミサイルが800キロ先の日本海上の目標に正確に命中したと伝えました。 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、「労働新聞」などは、新たに組織された「鉄道機動ミサイル連隊」が15日の明け方、射撃訓練を行ったと伝えました。 それによりますと、射撃訓練は、北朝鮮中部の山岳地帯で行われ、ミサイルは800キロ先の日本海上の目標に正確に命中したとしています。 朝鮮労働党のパク・チョンチョン政治局常務委員が訓練を指導したとしていますが、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が立ち会ったかどうかは明らかにしていません。 労働新聞に掲載された写真では、線路上の列車から、ミサイルがオレンジ色の炎を上げながら上昇していく様子などが確認できます。 パク政治局常務委員は、「脅威となる勢力に同時多発的に甚大な打撃を加えられ

                            北朝鮮労働新聞「射撃訓練で列車からミサイル発射」と報道 | NHKニュース
                          • いまだに感染者ゼロ? 労働新聞から読み取る北朝鮮による新型コロナ対策の最新情報 - 北朝鮮ニュース | KWT

                            新型コロナウイルス(COVID-19)は、南極大陸を除くすべての大陸に上陸し、感染拡大が止まらない状況だ。 3月7日現在、約60か国で感染者が確認され、感染者数は10万人を超えている中で、北朝鮮の感染者数はいまだゼロとなっている。 「北朝鮮には既に感染者がいるのでは」と指摘する海外メディアもあるが、北朝鮮が新型コロナ対策を厳格に実施していることは確かだ。 では現在どのような新型コロナ対策を行っているのだろうか。 機関紙『労働新聞』や『民主朝鮮』(日刊)などの北朝鮮メディアは連日、世界の感染拡大状況を伝えるとともに、人民には手洗いやマスク着用などの感染対策を求めている。たとえば、「家族の間でタオルを共同で使用してはいけない」、「公共の場にある共同物と手の届く部位との接触を減らせなければならない」、「外出するとき、必ずマスクを着用すべきである」など個人において予防措置を要請している(民主朝鮮3

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                            • 福岡が先行モデルに 氷河期世代就職支援へ 厚労省|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                              厚労省は、来年度から始まる3年間集中の就職氷河期世代活躍支援プランに先行して、新たに福岡県を「都道府県レベルのプラットフォーム」のモデル県に選んだ。愛知県、熊本県、大阪府に続き全国で4番目の試み(関連記事)。 同県内では不安定な就労や長期無業状態にある氷河期世代の人口が全国でも高い水準となっている。…

                                福岡が先行モデルに 氷河期世代就職支援へ 厚労省|労働新聞 ニュース|労働新聞社
                              • 今年1年間『労働新聞』で12冊を書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                今年は1月から、『労働新聞』紙上で毎月1回、「Go to 書店」という書評コラムを書くことになりました。12冊の選び方に対してはいろいろとご意見のあるところかもしれませんが、わたくしとしては毎回楽しく書評させていただきました。 松永伸太朗 『アニメーターはどう働いているのか』 本書は令和2年度労働関係図書優秀賞を受賞した作品だ。著者には昨年12月、私の司会で労働政策フォーラム「アニメーターの職場から考えるフリーランサーの働き方」の基調講演とパネルディスカッションにも出演していただいた。 昨年来のコロナ禍で、フリーランス対策は政府の大きな課題になりつつあり、その中で注目を集めているのが、本書のテーマであるアニメーターである。何しろ、いまや日本の国策となったクール・ジャパン戦略の中核に位置するのが、最も競争力のある輸出財ともいわれる日本のアニメだからだ。 アニメーターといえば、一昨年にNHKの

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                                • 【書方箋 この本、効キマス】第32回 『資本とイデオロギー』 トマ・ピケティ著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                  「バラモン左翼」の由来は もう5年以上も前になるが、『21世紀の資本』がベストセラーになって売れっ子だったピケティの論文「Brahmin Left vs Merchant Right」(バラモン左翼対商人右翼)を拙ブログで紹介したことがある。この「バラモン左翼」という言葉はかなり流行したが、右翼のリベラル批判の文脈でしか理解しない人も多く、造語主ピケティの真意と乖離している感もあった。 原著でも1000ページ、邦訳では1100ページを超える本書は、このバラモン左翼がいかなる背景の下に生み出されてきたのかを人類史的視野で描き出した大著だ。第1章と第2章は中世ヨーロッパの三層社会―聖職者、貴族、平民―を論じ、第3~5章はそれが近代の所有権社会に転換していった姿を描く。第6~9章は欧州以外の奴隷社会、植民地社会を描くが、とくに第8章ではインドのカースト社会を論じる。ここまでで400ページ。いつに

                                    【書方箋 この本、効キマス】第32回 『資本とイデオロギー』 トマ・ピケティ著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                  • 今年1年間の『労働新聞』書評たち - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                    今年も最後の月になりました。この1年間、『労働新聞』に月1回連載してきた書評も12回分溜まりましたので、例によってまとめておきます。 グレゴワール・シャマユー『統治不能社会』 『労働新聞』に月イチで連載している書評コラムですが、今年からまたタイトルが変わり、「書方箋 この本、効キマス」となりました。 その第1回目に私が取り上げたのは、グレゴワール・シャマユー『統治不能社会』(明石書店 )です。 https://www.rodo.co.jp/column/143561/ 半世紀前の1975年に、日米欧三極委員会は『民主主義の統治能力』(サイマル出版会)という報告書を刊行した。ガバナビリティとは統治のしやすさ、裏返せばしにくさ(アンガバナビリティ)が問題だった。何しろ、企業の中では労働者たちがまるでいうことを聞かないし、企業の外からは環境や人権問題の市民運動家たちがこれでもかと責め立ててくる。

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                                    • 【本棚を探索】第1回『資本主義だけ残った』ブランコ・ミラノヴィッチ 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                      クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 中国の有り様も分析 昔のキャラメルのCMではないが、1冊で2度おいしい本だ。1つ目はアメリカをはじめとする今日の西側の資本主義を「リベラル能力資本主義」と規定し、それがもたらすシステム的な不平等と、それがなまじ能力による高い労働所得に基づくがゆえに旧来の福祉国家的な手法では解決しがたいパラドックスを描き出す第2章である。 19世紀の古典的資本主義では、資本家が裕福で労働者は貧しかった。20世紀の社会民主主義的資本主義では、社会保障や教育を通じてかなりの再分配が行われた。これに対して、21世紀のリベラル能力資本主義では、多くの人が資本と労働の双方から収入を得ており、金持ちの多くはその「能力(=人的資本)」に基づいて高額の給料を得ている。高学歴の男女同士が結

                                        【本棚を探索】第1回『資本主義だけ残った』ブランコ・ミラノヴィッチ 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                      • 技能実習生 時給500円で働かせる 最賃割れで縫製業送検 岐阜労基署|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                                        クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 口裏合わせ隠蔽画策 岐阜労働基準監督署(大谷徹署長)は、中国人技能実習生13人の基本給を月額9万円(時給約500円)とし、最低賃金を上回る額を支払わなかったとして、縫製業の㈱PRO MODEと㈱Anchor、両社の代表取締役である夫婦の計2法人2人を最低賃金法第4条(最低賃金の効力)違反の疑いで岐阜地検に書類送検した。過去に臨検した際は、賃金台帳を改ざんし、実習生に口裏を合わせるよう指示していた。同労基署によると、同県の縫製業では同様の違反が頻発しているが、証拠隠滅が横行し、摘発が難航している。強制捜査や逮捕も辞さず、厳正に処罰していくとした。… 【令和4年6月10日送検】

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                                        • 北朝鮮 労働新聞 “きのう 弾道ミサイル2発を発射する訓練” | NHK

                                          北朝鮮は軍の部隊を教育するため「地対地戦術弾道ミサイル」2発を発射する訓練が14日行われたと、15日に発表しました。アメリカ軍と韓国軍が合同軍事演習を行うなか「戦いとなれば敵を必ず壊滅させる」と強調していて、米韓両国への対決姿勢をいっそう鮮明にしています。 15日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、南西部ファンヘ南道のチャンヨンで、軍の部隊を教育するため「地対地戦術弾道ミサイル」2発を発射する訓練が14日行われたと伝えました。 韓国軍は、北朝鮮が14日朝、チャンヨン付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと明らかにしていて、北朝鮮の発表はこのミサイルを指すとみられます。 紙面には移動式の発射台から発射されたミサイルが上昇する写真が掲載され、発射地点から611キロ離れた北東部ハムギョン北道チョンジンの沖合にある目標の島に命中したとしています。 軍の部隊長は「戦いとなれ

                                            北朝鮮 労働新聞 “きのう 弾道ミサイル2発を発射する訓練” | NHK
                                          • 子育て支援金 負担額は月1250円に 労働者1人当たりで こども家庭庁|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                                            クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 改正法案を通常国会提出 こども家庭庁は子ども・子育て支援金制度の創設などを盛り込んだ子ども・子育て支援法の一部改正法案を今通常国会に提出した。同支援金は令和8年度から開始するもので、健康保険の保険料に上乗せして徴収する。負担額は労働者1人当たり月1250円(労使計)ほどになる見込みだ(図)。政府は少子化対策として、3.6兆円の財源を確保する方針を掲げている。このうち1兆円について、企業を含めた全経済主体に負担を求めるとしていた。同支援金の規模は8年度6000億円、9年度8000億円、10年度1兆円と、3年度をかけて段階的に拡大させていく。 政府は少子化対策として、3.6兆円を投入する方針を掲げている。このうち1.5兆円については既定予算の最大限の活用、…

                                              子育て支援金 負担額は月1250円に 労働者1人当たりで こども家庭庁|労働新聞 ニュース|労働新聞社
                                            • ヘレン・ブラックローズ&ジェームズ・リンゼイ『「社会正義」はいつも正しい』@『労働新聞』書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                              例によって『労働新聞』に月一回連載している書評コラム、今回はヘレン・ブラックローズ&ジェームズ・リンゼイ『「社会正義」はいつも正しい』(早川書房)です。 https://www.rodo.co.jp/column/149699/ 近年何かと騒がしいポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)の源流から今日の蔓延に至る展開をこの一冊で理解できる。そして、訳者が皮肉って付けたこの邦題が、版元の早川書房の陳謝によって自己実現してしまうという見事なオチまでついた。 ポリコレの源流は、意外にも正義なんて嘲笑っていたポストモダン(ポモ)な連中だった。日本でも40年くらい前に流行ってましたな。脱構築だの、全ては言説のあわいだとか言って、客観的な真実の追求を嘲弄していた。でもそれは20世紀末には流行らなくなり、それに代わって登場したのが、著者が応用ポストモダニズムと呼ぶ社会正義の諸理論だ。 たとえばポストコロニ

                                                ヘレン・ブラックローズ&ジェームズ・リンゼイ『「社会正義」はいつも正しい』@『労働新聞』書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                              • 【書方箋 この本、効キマス】第67回 『新しい封建制がやってくる』 ジョエル・コトキン 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                                苦難を招く「聖なる教え」 今年の正月、NHKの『欲望の資本主義2024「ニッポンのカイシャと生産性の謎」』に出演した。ジョエル・コトキンというアメリカの学者が「新しい封建制がやってくる」と論じていたのが印象に残った。今年2月5日号で取り上げたマイケル・リンドの『新しい階級闘争』をさらに増幅した感じだったからだ。 読んでみてその印象はますます強化された。もはや資本主義創生期の階級闘争などという生易しいものではない。中世の貴族階級に相当するハイテク企業の大金持ち寡頭支配層(テック・オリガルヒ)と、中世の聖職者階級に相当する「有識者」層が、第1・第2身分として支配する社会で、中世のヨーマンに相当する中産階級と、中世の農奴に相当する労働者階級とが屈従を強いられているというのだから。 その中でもとくにやり玉に挙げられているのは、ピケティが「バラモン左翼」と呼んだ「有識者」層だ。「有識者層と寡頭支配層

                                                  【書方箋 この本、効キマス】第67回 『新しい封建制がやってくる』 ジョエル・コトキン 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                                • 【書方箋 この本、効キマス】第51回 『新しい階級闘争』 マイケル・リンド著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                                  労働組合再建など訴える 近頃、世界的に無責任な言説をまき散らすポピュリストが蔓延して困ったものだ……と感じている人は多いだろう。しかし、これは階級闘争なのだ。知的エリート階級に経済的のみならず知的にも抑圧されているノンエリート労働者階級の「反乱」なのだ。 「階級闘争」という言葉は時代錯誤に見えるかも知れない。産業革命時代、資本家階級と労働者階級の間で闘われた熾烈な階級闘争は、20世紀中葉に労働組合による団体交渉と福祉国家を基軸とする階級平和に移行し、マルクスの教えを古臭いものとした。だが20世紀末期、再び階級闘争の幕が切って落とされた。先制攻撃を加えたのは経営管理者と専門職からなる知的上流階級だ。経済停滞の元凶として労働組合と福祉国家が叩かれたことはよく知られている。しかし、ネオ・リベラリズムによる経済攻勢と手に手を取って粗野な労働者階級文化を攻撃したのは、左派や進歩主義者たちによる反ナシ

                                                    【書方箋 この本、効キマス】第51回 『新しい階級闘争』 マイケル・リンド著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                                  • 副業導入経費を100万円補助 経産省|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                                                    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 経済産業省は、副業・兼業による人材活用を促進するため、制度を導入する際の経費の2分の1を補助する事業を開始した。人材を送り出す企業には最大100万円、受け入れる企業には最大250万円を支給する。 送り出す企業への補助費用としては、就業規則の作成や人事制度の設計に当たって利用する専門家への相談費用、従業員に対して副業・兼業の啓発や社内ルールの研修を行う際の外部講師費用などが対象になる。 一方、受入れ企業に対しては、人材会社に支払う求人掲載料や仲介手数料などの経費を補助し、受入れ人材1人につき50万円、最大で250万円を上限とした。第1次公募の申請は、来月上旬まで受け付ける。

                                                      副業導入経費を100万円補助 経産省|労働新聞 ニュース|労働新聞社
                                                    • デジタル化推進 50歳代対象にリモート教材 中経連・新年度事業|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                                                      一般社団法人中部経済連合会(水野明久会長)は、2021年度事業計画を発表した。重点テーマに掲げるイノベーションデジタル化の推進に向け、50歳代のデジタルスキルを底上げするための教材作成に取り組む。東海3県や中部経済産業局などと連携し、e-ラーニングを活用した教育を展開する。 働き方改革関連の事業としては、愛知県経営者協会の協力のもと、多様な雇用システムの調査・研究を進め、新たな提案をしたいとしている。

                                                        デジタル化推進 50歳代対象にリモート教材 中経連・新年度事業|労働新聞 ニュース|労働新聞社
                                                      • トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』@労働新聞書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                                        もう5年以上も前になるが、『21世紀の資本』がベストセラーになって売れっ子だったピケティの論文「Brahmin Left vs Merchant Right」(バラモン左翼対商人右翼)という論文を拙ブログで紹介したことがある。この「バラモン左翼」という言葉はかなり流行したが、右翼のリベラル批判の文脈でしか理解しない人も多く、造語主ピケティの真意と乖離している感もあった。 原著でも1000ページ、邦訳では1100ページを超える本書は、このバラモン左翼がいかなる背景の下に生み出されてきたのかを人類史的視野で描き出した大著だ。第1章と第2章は中世ヨーロッパの三層社会-聖職者、貴族、平民-を論じ、第3章から第5章はそれが近代の所有権社会に転換していった姿を描く。第6章から第9章は欧州以外の奴隷社会、植民地社会を描くが、特に第8章ではインドのカースト社会を論じる。ここまでで400ページ。いつになった

                                                          トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』@労働新聞書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                                        • カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史 ロシア専制の起源』@『労働新聞』書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                                          毎月一回寄稿している『労働新聞』の書評ですが、今回はマルクスです。とはいえ、一筋縄ではいきませんよ。 https://www.rodo.co.jp/column/150864/ 一昨年から毎月、書籍を紹介してきたが、今回の著者は多分一番有名な人だろう。そう、正真正銘あの髭もじゃのマルクスである。 ただし、全50巻を超える浩瀚なマルクス・エンゲルス全集にも収録されていない稀覯論文である。なぜ収録されていないのか? それは、レーニンやとりわけスターリンの逆鱗に触れる中身だからだ。そう、マルクスを崇拝していると称するロシアや中国といった諸国の正体が、まごうことなき東洋的専制主義であることを、その奉じているはずのマルクス本人が、完膚なきまでに暴露した本であるが故に、官許マルクス主義の下では読むことが許されない御禁制の書として秘められていたわけである。 本書の元論文がイギリスの新聞に連載されたのはク

                                                            カール・マルクス『一八世紀の秘密外交史 ロシア専制の起源』@『労働新聞』書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                                          • 北朝鮮「新型戦術誘導兵器の発射実験に成功」労働新聞が伝える | NHK

                                                            北朝鮮は、キム・ジョンウン総書記の立ち会いのもと「新型戦術誘導兵器」の発射実験に成功したと発表しました。18日から韓国で始まる見通しの、アメリカ軍と韓国軍による合同軍事演習をけん制する狙いもあるとみられます。 17日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」はキム・ジョンウン総書記の立ち会いのもと「新型戦術誘導兵器」の発射実験を行い、成功したと伝えました。 この兵器は低空で変則的な軌道を飛ぶ短距離弾道ミサイルで16日発射したとみられます。 紙面に掲載された写真では、移動式の発射台から飛しょう体が炎を吹き出しながら上昇し目標の島を直撃する様子や、兵士とともに笑顔で手をたたいて喜ぶキム総書記の姿が写っています。

                                                              北朝鮮「新型戦術誘導兵器の発射実験に成功」労働新聞が伝える | NHK
                                                            • ビルメン・警備業 集団指導を実施 高齢者の安全対策求める 新宿労基署|労働新聞 ニュース|労働新聞社

                                                              東京・新宿労働基準監督署(金田文人署長)は、このほどビルメンテナンス業と警備業に対して集団指導を実施した(写真)。ビルメンテナンス業では死亡災害が増加傾向にあることから、業務に共通点がある警備業とともに安全対策を図るよう要請したもの。ビルメンテナンス業については、7月に緊急要請を出しており、今回は再要請となる。今年の春には、労働災害の発生や安全教育の取組み状況を調べるため自主点検も実施した。 要請内容は、…

                                                                ビルメン・警備業 集団指導を実施 高齢者の安全対策求める 新宿労基署|労働新聞 ニュース|労働新聞社
                                                              • 【本棚を探索】第40回『制度はいかに進化するか 技能形成の比較政治経済学』キャスリーン・セーレン 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                                                四社四様の資本主義 著者はいわゆる「資本主義の多様性」学派に属する政治学者だが、本書は技能形成という切り口から英米独日という4カ国の資本主義の違いを浮彫りにするもので、労働研究者にとっても大変興味深い内容だ。 産業革命の先頭走者であるイギリスでは、中世のギルドが崩壊した後を埋めたのは熟練職人たちの職種別組合で、徒弟制に基づく供給規制で労働市場をコントロールすることがその戦略だったことはウェッブ夫妻が描いた通り(拙著『働き方改革の世界史』参照)。それゆえ経営者は組合と対決して自由な決定権を取り戻すことが目標となったが、両者の対決のはざまで職場は混乱に陥り、どちらも得をしない低技能均衡の道を歩んでいく。 ところが後発国のドイツでは、ギルドは生き残っただけではなく、保守的な帝国政府の支援で、イヌンクと呼ばれる手工業者団体が徒弟の技能認証権を独占した。これは、拡大しつつあった社会主義者を抑圧する保

                                                                  【本棚を探索】第40回『制度はいかに進化するか 技能形成の比較政治経済学』キャスリーン・セーレン 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                                                • IT業界の働き方改革 実践時のポイントをクイズ動画で紹介 厚労省|監督指導動向|労働新聞社

                                                                  クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 厚生労働省は、IT業界で働き方改革を実践する際の注意事項をクイズ形式で紹介する動画「クイズ! 全国のプロマネ700人の声!」(https://www.youtube.com/watch?v=sfAGMtzxjxw)を公開した。平成31年度IT業界の働き方改革サポート事業の一環で作成したもので、IT企業と発注者の協力による長時間労働是正を促すのが狙い。 動画では、プロジェクトマネージャーに実施したアンケート調査を踏まえ、仕事の受注時における不明確な仕様と、プロジェクト進行中の急な仕様変更が長時間労働の要因になっている点をクイズ形式で紹介。そのうえで、要因ごとの対応策を提示している。たとえば、仕様変更については、あらかじめ発注側とともに仕様の変更・追加を前提

                                                                    IT業界の働き方改革 実践時のポイントをクイズ動画で紹介 厚労省|監督指導動向|労働新聞社
                                                                  • 【書方箋 この本、効キマス】第55回 『「中国」という捏造』 ビル・ヘイトン 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                                                    共産主義に思わぬ効果 「捏造」という書名は過度に挑発的だと感じるかもしれない。しかし、原題の「invention」には「発明」とともに「捏造」という意味もある。ほんの百数十年前までは存在しなかった「中国」という概念を、清朝末期から中華民国時代の思想家や政治家たちが創り出してしまった――という話なら、日本でも岡本隆司『「中国」の形成』(岩波新書)など類書はある。 本書の読みどころは、康有為、梁啓超といった思想家や、李鴻章、孫文、蒋介石といった政治家たちが、苦闘しながら捻り出していった「中国」という創作物が、今日、習近平の「中国の夢」というお題目の下、「中華民族」という究極の虚構が14億の多様な人々の違いをすり潰すイデオロギーとして猛威を振るうに至った歴史を、生々しく描いているところだろう。 近代的な主権国家という概念も民族国家という概念もなかった大陸東アジアにおいて、欧文から翻訳された、ある

                                                                      【書方箋 この本、効キマス】第55回 『「中国」という捏造』 ビル・ヘイトン 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                                                    • 【本棚を探索】第21回『実力も運のうち 能力主義は正義か?』マイケル・サンデル著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                                                      功績重視に疑問呈す 2019年度の東大入学式の祝辞で、上野千鶴子は2つのことを語った。前半では「大学に入る時点ですでに隠れた性差別が始まっています。社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています」と、将来待ち受けるであろう女性差別への闘いを呼びかけ、後半では「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください」と受験優等生たちのエリート意識を戒めた。 後者の理路をフルに展開したのが本書だ。刊行1年で100万部を突破したベストセラーだから、既読の方も多いだろう。だから中身の紹介はしない。ただ、巻末解説で本田由紀が注意喚起しているにもかかわらず、多くの読者が見過ごしているようにみえる重要な点を指摘しておく。 本訳書の副題の「能力主義」は誤訳である。サンデルが言っているのはメリトクラシーだ。原題「The

                                                                        【本棚を探索】第21回『実力も運のうち 能力主義は正義か?』マイケル・サンデル著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                                                      • 『実質賃金指数の下落が止まらず 厚労省・毎月勤労統計調査|労働新聞 ニュース|労働新聞社』へのコメント

                                                                        消費税上げたからか粉飾やめて随分正直になったね、ということだけは評価する。ところで、アベノミクス!とか言ってはしゃいでいた大阪大学教授の菊池誠せんせいとかその辺のリフレバカ、少しは反省したんですかね。 これはひどい

                                                                          『実質賃金指数の下落が止まらず 厚労省・毎月勤労統計調査|労働新聞 ニュース|労働新聞社』へのコメント
                                                                        • 【本棚を探索】第33回『東西文明比較互鑑 秦・南北朝時代編』潘岳 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                                                          クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 習近平の歴史観が鮮明に コロナ禍の収まらぬ現代世界で、プーチンのロシアがウクライナに侵攻し、習近平の中国はウイグルなど少数民族を抑圧し、香港を圧殺し、台湾を恫喝する。そうした帝国主義的行動の背後にある思想や歴史観には、隣国日本の住人として関心を持たざるを得ない。ウクライナ民族の存在を否定し、大ロシア民族の裏切り者とみなすプーチン史観はまだ分かりやすい。しかし、声高に「中華民族」の統一を掲げる習近平史観は分かりにくい。 それをこの上なく明確に解説するのが本書だ。著者は中国共産党第19期中央委員会候補委員で、本書刊行時点では国務院僑務弁公室主任だったが、今年6月に国家民族事務委員会主任に就任した。中国の少数民族政策の大元締めだ。その彼が、戦国時代とギリシャ、

                                                                            【本棚を探索】第33回『東西文明比較互鑑 秦・南北朝時代編』潘岳 著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                                                          • 【主張】氷河期世代雇用へ総力戦|主張|労働新聞社

                                                                            クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 物流業の山九㈱(東京都、中村公大社長)が、「就職氷河期世代」に限定した中途採用を開始し、今後3年間で300人を「限定正社員」として雇用する計画という(本紙9月16日号3面既報)。 人手不足とはいえ、40歳代にもなる氷河期世代の大規模採用計画には企業としてのリスクも想定されるが、それを乗り越えて戦力化しようとする試みは頭が下がる。しかし、氷河期世代がこのまま引退期を迎えると、大きな社会的負担となり将来に禍根を残す。同社をリーディングケースとし、多くの企業が氷河期世代の重点的採用を急ぐべきである。 近年、雇用情勢が大きく改善し新卒など若者の採用活動が活発化している一方、厚生労働省の統計では150万人を超えるフリーターがいるとされている。そのうち氷河期世代の3

                                                                              【主張】氷河期世代雇用へ総力戦|主張|労働新聞社
                                                                            • akisan on Twitter: "試しに国会図書館に「一定期間の労働新聞全部複写してもらえるんですか」と問い合わせたら「普通できないけど、北朝鮮は著作権の国際条約に加盟してないから、全部複写できます」と斜め上の返答が来た。"

                                                                              試しに国会図書館に「一定期間の労働新聞全部複写してもらえるんですか」と問い合わせたら「普通できないけど、北朝鮮は著作権の国際条約に加盟してないから、全部複写できます」と斜め上の返答が来た。

                                                                                akisan on Twitter: "試しに国会図書館に「一定期間の労働新聞全部複写してもらえるんですか」と問い合わせたら「普通できないけど、北朝鮮は著作権の国際条約に加盟してないから、全部複写できます」と斜め上の返答が来た。"
                                                                              • 眼の水晶体被ばく 新たな限度を示す 厚労省報告書|安全スタッフ ニュース|労働新聞社

                                                                                クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 厚生労働省はこのほど、「眼の水晶体の被ばく限度の見直し等に関する検討会」の報告書を発表した。眼の水晶体の等価線量限度を5年間の平均で、年20ミリシーベルトとし、年50ミリシーベルトを超えないこととすることが適当とした。同等価線量が継続的に年20ミリシーベルトを超えるおそれがある者に対しては、健康診断の項目の白内障に関する眼の検査の省略は認めないことを方向性として示している。 今回の報告書は、国際放射線防護委員会(ICRP)声明における勧告や、諸外国での被ばく限度に関する法令の施行状況などを踏まえ、放射線審議会が取りまとめて関係省庁に通知した「眼の水晶体に係る放射線防護の在り方について(意見具申)」を受けたもの。 電離放射線障害防止規則の改正の検討結果では

                                                                                  眼の水晶体被ばく 新たな限度を示す 厚労省報告書|安全スタッフ ニュース|労働新聞社
                                                                                • 『実質賃金指数の下落が止まらず 厚労省・毎月勤労統計調査|労働新聞 ニュース|労働新聞社』へのコメント

                                                                                  twitterアカウントが登録されていません。アカウントを紐づけて、ブックマークをtwitterにも投稿しよう! 登録する 現在プライベートモードです 設定を変更する

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