「あったや、んまんきや?」と問いかける孫。 「いさなやんき つりとぅいんでぃ」と答える祖父。 話題の動画の会話は限られた人にしかその意味がわかりません。でも孫にとって大事な大事な言葉でした。 (ネットワーク報道部記者 井手上洋子 谷井実穂子 斉藤直哉)
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タヤップ語。それは、パプアニューギニアの熱帯雨林の奥深くにある小さな村で話されている言語である。そして、その言語はいままさにこの世界から消え去ろうとしている。 「言語はなぜ消滅してしまうのか」。1980年代、当時大学院生だった本書の著者は、その謎を明らかにしたいと切望し、単身で熱帯雨林の奥地に潜り込む。当時、どんな地図にも載っておらず、そこを訪れた白人もほとんどいなかった、湿地の村ガプン。その村では、非常に古い歴史を有した言語が、ごくわずかな村人たちによって話されていた。本書は、その言語と村人たちの行く末を30年にわたって追跡した研究書であり、ルポルタージュである。 先に明かしてしまうと、本書のおもしろさは次の2点にある。まずひとつは、言語研究の本来的な務めとして、ひとつの言語の消滅過程をしっかり記録していること。そしてもうひとつは、奥地での仰天話あり、九死に一生のエピソードありで、全体と
約2500言語が「消滅危機」 「消滅危機言語」ということばを聞いたことがあるだろうか。 「絶滅危惧種」なら聞いたことがあるが、消滅危機言語は聞いたことがないというかたが多いのではないだろうか。 絶滅危惧種とは、絶滅のおそれのある野生生物のことで、IUCN(国際自然保護連合)や学術団体、NGO、日本の環境省、各都道府県などがレッドリストを公表している。 消滅危機言語はその言語版にあたる。すなわち、使用する人が極めて少なくなり、近いうちに消滅のおそれのある言語のことで、2009年にユネスコがそのリストを公表した。 それによると、世界に存在する約6,000ないし7,000の言語のうち、約2,500が消滅の危機にあり、日本では八つの言語――アイヌ語、八丈語、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語、八重山語、与那国語――が消滅の危機にあるという。 野生生物の絶滅と言語の消滅は、どちらも同じくらい深刻な問題の
Googleは米国時間5月5日、消滅の危機にある言語の教育と保護を目的に、人工知能(AI)をベースとしたオープンソースのデジタル言語ツール「Woolaroo」を発表した。 このツールは「Google Cloud Vision API」を使って開発されており、機械学習と画像認識を利用して、写真に写っている物体の名称を先住民族の言語で表示し、リアルタイムで翻訳する。1枚の写真の中で複数の物体が検出された場合は、スクロールして選択できる。 オーストラリア北東部のクイーンズランド州にあるユガンベ(Yugambeh)博物館で最高経営責任者(CEO)を務めるRory O'Connor氏は、発表の中で次のように述べている。「世界が進化し、これまでになかった新たな技術を利用できるようになっており、オーストラリアの文化に対する先住民族アボリジニの言語の重要性を考えると、われわれにはコミュニティーの住民たちが
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