岸田首相がドイツで6月26-28日に開催されるG7に参加した後、スペインで開催されるNATO首脳会議に出席しそうだと報じらています。個人的に興味深いのはそこにありません。韓国の尹大統領もNATO首脳会議に参加の検討をしており、事務方を現地に送り込んでいます。とすれば日韓首脳会談がマドリッドで実現する可能性が大いに出てきています。多分、日本の外交筋は既に韓国側外交部とその可能性について調整に入っているでしょう。 なぜ、この時期、しかも日本は選挙前の忙しい時期に岸田首相は韓国大統領と会うことを検討するのでしょうか? 臨む、望まざるにかかわらず、世界は連携志向が非常に強まっています。中国の王毅外相は南太平洋諸国歴訪を終えたばかりですが、精力的に回った割には成果が少なかったようです。中国はクワッド、IPEFに強い敵対意識と台湾の取り込みに対する一定の理解を求めるための外遊だったと思われます。 一方