今年4月に母校・立大の客員教授に就任して、講座「現代社会における言葉の持つ意味」を担当する、フリーアナウンサー古舘伊知郎(64)。来月5日には“ロックの聖地”の東京・新宿ロフトで、トークライブ「戯言(ざれごと)」を開く。その原点となるプロレスの実況中継は80年代、日本中を熱狂させた。【取材=小谷野俊哉、山内崇章】 ◇◇ ◇◇ おじさんに小学校の時に、日本プロレスの後楽園ホールに連れて行ってもらったのが、プロレスの出会いだと思います、はい。 でも、プロレスだけがすこぶる好きってわけじゃなくて、自分はプロレスに向いてると思ったんですね。だからアピールしたんですよね、アナウンサーになってから。 NETのアナウンサーを受けて、合格して入ったら、「テレビ朝日」っていう風に4月1日の入社を持って改名したわけですけど、そのNETの試験を前の年に受けてる時にも、バレーボールとか水泳とかプロレスとか野球と