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地域資料収集としての自治体資料自動収集システムの開発 静岡県立中央図書館企画振興課・杉本啓輔(すぎもとけいすけ) 2022年5月,静岡県立中央図書館(以下「当館」)は,地域資料収集の一環として,静岡県内の自治体ウェブサイトにアップロードされた要項・要領,広報誌,行政資料等(以下「自治体資料」)のPDFを自動収集するシステムを県内IT事業者と共同開発したことを発表した。 本稿では,他の図書館の参考となるよう,開発の背景とシステム概要及びその有用性を記述する。また,このシステムは実証実験的要素が強いため,現状における課題も併せて記述し共有したい。 なお,このシステムは,2021年度中に当館が行ってきた「図書館DX実証実験」の一部であり,その他の実証実験については,拙稿「静岡県立中央図書館Webサービス拡充事業の事業報告及びその課題」を参照されたい。 ●開発の背景 従来,自治体資料は紙媒体で発行
『図書館雑誌』2021年9月号(vol.115 no.9)が届いた。特集は「地域資料のいまとこれから」。 とにかく、福島幸宏「地域資料の可能性」(p.568-571)は必見。著者のこれまでの図書館再定義論に関する文献と、関連する他の論者による主要文献に言及した、自身によるレビュー論文とでもいうべき論考で、ここを起点に、注記にある各文献にアクセスすることができる。今後、議論を深めるための起点を提供する一本。地域における社会運動や、ボーンデジタル情報への目配りも。それにしても、この論考が図書館雑誌の特集冒頭を飾る時が来た、ということ自体が事件かもしれない。 特集では、取り組み事例として、青森県立図書館デジタルアーカイブ、とっとりデジタルコレクションといったデジタルアーカイブや、丹波篠山市の地域資料整理サポーターの活動、埼玉県立小川高等学校を中心とした「おがわ学」における町立図書館の貢献、福岡ア
Calendar for CivicTech & GovTech | Advent Calendar 2021 - Qiita 私は、今年3月まで6年間図書館・情報学の大学院博士課程で、Webにおける共同作業による専門的知識に関する研究をおこなってきた。それまではオープンデータ関連に関わっていたので、オープンデータを研究対象にすることも考えたが、今はまだ時期尚早、オープンデータで博士号を取るのはリスクが高すぎると考えた。それと同時に、入学後オープンデータ関連のことをするのもやめていた。やってしまうからだし、どちらかに集中しないとどちらもできない。とはいえ、国会図書館でハッカソンに参加したら好評だった。 オープンデータ、特に行政データに関しては、従来から知識を扱っており、公共性もある市民に開かれた図書館が重要な役割を果たせるのではないか、というアイデアが定期的に提起されてきた。一方で、図書館
近来、図書館をはじめとした自治体各機関において、地域資料のデジタル化を行い、それをデジタルアーカイブとして公開・提供する動きが広がっています。 本フォーラムでは、県立、市立及び町立の図書館並びに公民館から講師をお招きし、地域資料のデジタル化及びデジタルアーカイブ構築の取組事例をご紹介いただきます。その後、各講師及び参加者の皆様を交えて意見交換を行います。本フォーラムを通じ、地域資料のデジタルアーカイブの現状及び課題を共有することで、参加者の皆様の所属機関における今後の取組みへの参考にしていただくことを目的とします。 フォーラム案内ちらし(PDF: 852KB)
200名 400名 ※申込多数のため増枠しました! まもなく定員に達します。お申込みはお早めにお願いいたします! 定員に達したため、申込を締め切りました。たくさんのお申し込みをありがとうございました。 図書館や博物館が所蔵する多様な地域資料は、地域コミュニティにおける知識・情報の重要な基盤です。図書館・博物館がハブとなってその地域にしかない資料をデジタル化・公開することで、情報発信のあり方や教育現場が変わり、地域の振興に繋げることができます!本セミナーでは、自治体のDX推進のカギを、デジタルアーカイブ界のトップランナーお二人と、デジタルアーカイブ専門企業であるTRC-ADEACで考えていきます。 第1部 「地域を考えるためのツールを爆発的に増やすために」 福島幸宏氏(慶應義塾大学文学部准教授/東京大学大学院情報学環客員准教授) 第2部 「活用事例から考えるDX化の意義と連携・協創の重要性」
「これからの地域資料データの継承・共有を考える」<報告> 山形大学附属博物館・佐藤琴(さとうこと) 2024年3月29日、山形大学附属博物館と合同会社AMANEの主催により、学術シンポジウム「これからの地域資料データの継承・共有を考える~地域や組織を横断した資料データ共有の仕組みの実現を目指して~」をハイブリット形式で開催した。筆者は2023年度国立情報学研究所「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」のユースケース募集に対し、「地域資料データの継承とオープン化を目指した地域横断型データ共有基盤の構築」を提案し採択された。今回のシンポジウムでは、本事業の共同研究者が登壇し2年にわたる事業の中間報告を行い、計49人の参加があった。本稿では、その概要を紹介する。 ●事業の趣旨説明/堀井洋(合同会社AMANE) 地域資料の保存継承のためにデジタル化は必要性が認識されつつも進行が鈍い
シンポジウム「公共図書館の地域資料サービス」<報告> 実践女子大学短期大学部・橋詰秋子(はしづめあきこ) 2023年9月30日、実践女子大学においてシンポジウム「公共図書館の地域資料サービス:日野市立図書館の実践から考える」が開催された。東京都の日野市立図書館(以下「日野」)は地域資料サービスに力を入れてきた図書館として著名で、当日は遠方からの参加者も目立った。 シンポジウムでは、第一部として登壇者3人の講演および事例報告を、第二部としてパネルディスカッションを行った。本稿では、シンポジウムの主な内容を報告する。 最初の登壇者である蛭田廣一氏(元小平市立中央図書館長)は、自身の著書に基づいて、公共図書館における地域資料サービスの現状を述べた。地域資料とは、「当該地域を総合的かつ相対的に把握するための資料群で、地域に関する全ての資料および地域で発生するすべての資料」を指す(『地域資料入門』)
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