多くの人が参加する自民党安倍派の政治資金パーティー=東京都港区で2023年5月16日午後6時49分、宮武祐希撮影 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、会計責任者らが立件された清和政策研究会(安倍派)、志帥会(二階派)、宏池会(岸田派)が相次いで解散方針を表明した。派閥幹部の立件は見送られたものの、地元有権者からは政治不信の声が相次いだ。 約1000万円の裏金受領が報じられ、官房長官を辞任した松野博一氏の地元・千葉県市原市。児童養護施設職員、星野まりなさん(31)は「自分の選挙区から選ばれた議員に裏金疑惑が出て、寂しい思いだ」とこぼす。 派閥解散については「政策を議論するための組織のはずなのに上下関係で多様な考えをもつ若手議員が意見しづらくなっているように思う。必要ないのではないか」と理解を示した。その上で政治に対して「今回のように、大きいお金がどう使われているか不明瞭だ。分かるよう