昨年大みそかに放送されたテレビ番組『第66回NHK紅白歌合戦』の平均視聴率は、前半34.8%、後半39.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)に終わった。特に後半の視聴率は、紅白が2部制になった1989年以降で最低だった。 前半の視聴率は過去10年で見ると7位。14年の第65回と比べるとわずか0.3%しか落ちていない。つまり、後半になって例年のような伸びがなかったわけだ。前半の視聴率が今回よりも低かった年と比べると、わかりやすい。 ※左から年、前半、後半、前半と後半の差 ・1990年:30.6%、51.5%、20.9% ・2004年:30.8%、39.3%、8.5% ・06年:30.6%、39.8%、9.2% ・07年:32.8%、39.5%、6.7% ・12年:33.2%、42.5%、9.3% ・15年:34.8%、39.2%、4.4% これまで後半の最低だった04年は8.5%も伸