車載分野に注力する方針を表明しているアナログ半導体大手のMaxim Integrated Products。特に、国内の自動車メーカーやティア1サプライヤの取り込みは至上課題となっている。同社の車載半導体事業の担当者に、国内車載市場を攻略するための取り組みについて聞いた。 世界でも有数のアナログ半導体メーカーであるMaxim Integrated Products(以下、Maxim)が、車載分野に注力する姿勢を鮮明にしている。2012年3月に東京都内で開いた記者会見では、同社社長兼CEO(最高経営責任者)のTunc Doluca氏が来日し、「2012年に注力する製品分野のトップ項目は車載機器だ」と言明し、国内の自動車メーカーやティア1サプライヤを顧客として積極的に取り込む方針を示した(関連記事)。 同社はいかにして国内の車載市場を攻略するのか。車載半導体事業を統括するオートモーティブ事業部