IT Leaders トップ > テクノロジー一覧 > オピニオン > 木内里美の是正勧告 > 尖った才能を生かせない日本に将来はあるか? オピニオン オピニオン記事一覧へ [木内里美の是正勧告] 尖った才能を生かせない日本に将来はあるか? 2022年8月2日(火)木内 里美(オラン 代表取締役社長) リスト 高齢化と少子化、地方の過疎化、製造業をはじめとした企業の衰退と、かつて先進国だった日本の衰えが止まらない。だが、視点を変えれば、すばらしい技術とそれを生み出す才能の“光”にも気づく。そんな光るものに焦点を当てながら、まだこの国にもある尖った才能を生かすために必要なことを考えてみたい。 最近、報道でよく目にするグラフがある。全国労働組合総連合による、他国に比べて25年間、実質賃金が上がっていない日本の実情を伝えるグラフである(図1)。 図1:日本では25年間、実質賃金が上がっていない(