医療体制を作る時間稼ぎ、というのが本来の「水際作戦」その他の目的だったはずが、「日本うまくやってる」神話にすがった結果、せっかくあったはずの時間を有効に使っていなかった、かつ方針転換もさらに遅れ、、、 https://t.co/2h8gfjQrHd
【識者の眼】「マスク問題で浮き彫り、『論理の一貫性』の欠如」岩田健太郎 No.5176 (2023年07月08日発行) P.61 岩田健太郎 (神戸大学医学研究科感染治療学分野教授) 登録日: 2023-06-26 最終更新日: 2023-06-26 以前、某新薬を売り込みに来たメーカーが、ぼくの使っている薬は間接ビリルビンが上がるので某新薬に切り替えてはと提案してきた。 「でも間接ビリルビンが上がるだけで患者さんは元気だから」 「先生、でも間接ビリルビン高値の長期の安全性は確立していませんよ」 「それをいうなら御社の新薬の長期安全性はもっと確立していないんじゃないんですか」 「……」 こういう事を言うから業界で嫌われるのだが、要するに論理には一貫性が必要なのだ。AにはアプライするけどBにはしない、とアドホックにロジックを適用する人は論理的なのではなく、いわゆる東大論法がお好きなだけなのだ
【非常事態宣言下の感染管理】どんな感染症にも向き合える心構えとは「事実を見据えた上で、それでもやる」勇気!【岩田健太郎教授・感染症から命を守る講義㊻】 命を守る講義㊻「新型コロナウイルスの真実」 なぜ、日本の組織では、正しい判断は難しいのか。 なぜ、専門家にとって課題との戦いに勝たねばならないのか。 この問いを身をもって示してたのが、本年2月、ダイヤモンド・プリンセスに乗船し、現場の組織的問題を感染症専門医の立場から分析した岩田健太郎神戸大学教授である。氏の著作『新型コロナウイルスの真実』から、命を守るために組織は何をやるべきかについて批判的に議論していただくこととなった。リアルタイムで繰り広げられた日本の組織論的《失敗の本質》はどこに散見されたのか。敗戦から75年経った現在まで連なる教訓となるべきお話しである。 ■「勇気」と「愚行」を履き違えない 不安に耐えられないから、人は安心を求め、
やっぱりというか、まさかここから出るかというか、8割おじさんこと北海道大学の西浦先生を非難する意見が出てきました。 その話から始まるのですが、今回ちょっと長いです。 京大・藤井教授による断罪 私は一科学者としてここで強く断罪しますが、西浦・尾身氏らのこの時点での「緊急事態の延期支持」は絶対に科学者として許されざるものと考えます。情報が少なすぎた4月7日のとは異なり、専門家会議はGW空け時点では十分な情報を持っていたからです。 この断罪の文章の中には、色々と誤解もある(ここです) ちなみに、感染症の分野では、感染者数が一旦「減少」に転じたら、(状況に大きな変化が無い限り)、感染者数は「ゼロ」になるまで減少し続けることになる、ということが知られています。これはいいんですが、この後がおかしい この西浦氏作成データは、日本の(実効)再生産数が3月下旬以降「1を下回る」状況になっており、したがって3
こういう日本の報道は貴重だが、不満がある。それは元論文へのリンクがないことだ。この場合もネットであれこれ検索して、ようやく著者たちが大学のホームページで発表した研究内容2)に行き着き、ここから元論文3)を探し当てることができた。 こういう医学系の研究発表が報道されたとき、もしそれが僕の興味を引くトピックであれば、僕は必ず元論文を参照することにしている。報道はしばしばミスリーディングだったり、針小棒大だったりするからだ。それは、特に日本のメディアに共通する問題で、海外の(僕が読むことができる範囲で、だが)報道はもっと内容がしっかりしていることが多い。率直に申し上げて日本の科学報道はかなりお粗末なことが多い。 1つには、記者にクリティークが足りない。たとえば、記事では失業率の推移が自殺件数の推移に似ている、として、失業が自殺の増加に寄与しているのではないか、という研究者の仮説を紹介している。
統計屋さん、検査屋さんへの冒涜だと思います。早く記事を撤回してください。 対象記事はこちら→ 「あらゆる人に検査を」で得られるのは偽物の安心。PCR検査の特異度が99.9999%でも、議論は変わらない https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/covid-19-pcr-false-positive?origin=shp やまもといちろう公式メルマガ「人間迷路」 https://yakan-hiko.com/kirik.html やまもといちろう主宰経営情報グループ「漆黒と灯火」 https://yakan-hiko.com/meeting/yamamoto.html やまもといちろうオフィシャルブログ https://lineblog.me/yamamotoichiro/ やまもといちろうYahoo!個人記事一覧 https://news.yah
京都大学教授で元内閣参与だった藤井聡氏が、感染症対策専門家会議の尾身茂先生と、感染症数理モデルの専門家として情報の発信と政府への助言をしている西浦博先生に対して、批判文と公開質問状をネットで公開しました。内容は以下になります(以下【当該資料】参照)。 この記事の写真はこちら 【当該資料】2020年5月21日『「新」経世済民新聞』【藤井聡】【正式の回答を要請します】わたしは、西浦・尾身氏らによる「GW空けの緊急事態延長」支持は「大罪」であると考えます。 https://38news.jp/economy/15951 藤井氏の意見と質問状のポイントを整理すると、さらに以下になります。 (1)「4月7日時点」の「8割自粛戦略という判断」そのものは「結果論」では責められない (2)実証的事後検証は「8割自粛戦略は、無意味で不要だった」事を明らかにした (3)8割自粛戦略は、無意味で不要だっただけで
香港国家安全維持法が6月30日(現地時間)に施行された。中華人民共和国に属しながら別制度を維持していた香港。しかし、中国に対して異議を唱える行為が国家安全維持法により「違法行為」と解釈され、最高で無期懲役が科せられる場合もあるという。既に本法違反疑いで300人以上が逮捕されたという(7月2日時点)。 僕も何度か香港を訪問している。2009年の新型インフルエンザ流行時は、香港の病院の感染対策システムを視察した。2002〜03年に重症急性呼吸器症候群(SARS)で苦しんだ香港は、感染症専門病院を作ったり、ダッシュボードと呼ばれる情報開示システムを整備するなど、当時の日本よりも遥かに進んだ感染防御策をとっていた。抗菌薬適正使用プログラムも非常に効果的で、神戸大学病院はこれを丸パクリして「Big Gunプロジェクト」と称して活用した。この試みは内閣官房の第2回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰
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7月20日に開かれた専門家会議。席上で参考人の人選に異を唱えたのは、島田眞路・山梨大学学長だけだった(写真・共同通信) 「医療崩壊を防ぐには、むしろ逆効果だと思います」 人類が新型コロナウイルスと戦い始めてから、もうすぐ3年。そんななか11月22日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、国産初となる塩野義製薬の「ゾコーバ」が緊急承認された。 【写真あり】日本を代表する感染症学者・岩田健太郎氏 重症化リスクがある患者の治療には、すでに外国製の「パキロビッド」と「ラゲブリオ」の2つが使用されているが、ゾコーバは軽症者に使えるもの。 誰でも簡単に“治療”できるとなれば、もはや新型コロナは怖い存在ではない――。 しかし、冒頭のとおりゾコーバを喝破するのは、日本を代表する感染症学者である神戸大学の岩田健太郎教授だ。 「この薬は、新型コロナ感染症の回復に8日を要するところを、一日早くするというだけの
本格的な冬が到来し、日本列島がコロナ「第3波」に見舞われている。急増する重症者に医療は逼迫。だが、政治家たちのメッセージは「経済が大事」「感染対策が大事」と、ブレブレで、国民は戸惑うばかり。日本はどのような道を歩むべきなのか。神戸大学大学院教授の 岩田健太郎医師に聞いた。 * * * 菅首相は感染対策を最優先しながら経済を回していかなければならないと主張しています。どちらも当然大事ですが、アクセルを踏みながらブレーキを踏めと言っているのと同じで、受け手は混乱してしまいます。 その結果、みんな自分の都合で考えることになり、「コロナは風邪」と考えるような人はGo Toを活用し、そうでない人は入念に対策をする。感染対策は、みんなが集団的に同じ行動をしないと効果が出にくい。Go Toも感染を恐れる人が多ければ効果は十分に出ません。中途半端な状態を、日本はこの1年近くずっと続けてきました。 国は
かまさかさんです! 【読書147冊目:『1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方』(岩田 健太郎)】と素敵なサムシング 出版社: 光文社 (2011/7/22) 目的・理由】 時間関係の本を読みがちなのは潜在的に「時間をムダにしてはいけない!」と思っているからですよね。。 けれど、本を読むだけで満足していないか。。 「本」末転倒にならぬよう、 ”本を読むだけ”にしないぞと、反省と行動です。 【学び・読書メモ】 ■会社内では社内政治に通じない、空気を読めないふりをするべし! ■時間は削り取るもの。 それには「技術」と「気持ち」が大切。 ■コンピューターも携帯電話も「使いながら」覚えるもの。 ■判子を押したり、サインをしたり、単純作業を繰り返すのが快適な時もある。 全てにおいてムダを削り取る必要もない。 非効率な作業がかえって効率的に次の作業へマインドセットできると言う考え方。 ■仕事のスピー
《失敗の本質》ゾーニングはリソースも必要なく理想論でもない! ただ感染経路の知識があればできること【岩田健太郎教授・感染症から命を守る講義㉓】 命を守る講義㉓「新型コロナウイルスの真実」 なぜ、日本の組織では、正しい判断は難しいのか。 なぜ、専門家にとって課題との戦いに勝たねばならないのか。 この問いを身をもって示してくれたのが、本年2月、ダイヤモンド・プリンセスに乗船し、現場の組織的問題を感染症専門医の立場から分析した岩田健太郎神戸大学教授である。氏の著作『新型コロナウイルスの真実』から、命を守るための成果を出すために組織は何をやるべきかについて批判的に議論していただくこととなった。リアルタイムで繰り広げられた日本の組織論的《失敗の本質》はどこに散見されたのか。敗戦から75年経った現在まで連なる問題として私たちの「決断」の教訓となるべきお話しである。 ■ゾーニングがぐちゃぐちゃ問題 ぼく
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意味のないことは、議論しないのが大事です。手すりを何分おきに消毒すれば正しいのかとか、エレベーターのボタンを何分おきに消毒するのが正しいのかという命題には、答えはありません。 答えがないのなら、むしろどこにでもウイルスがいる前提で、手指消毒をして、鼻や口には触らないようにすることでリスクをヘッジしたほうが、より堅牢なやり方なんです。 環境を消毒してもきりがないから、手指消毒をする。この理屈そのものは理解できても、心情的に納得できない人もいるかもしれません。 こう言ったら失礼かもしれませんが、その納得できない心情こそが、我々の社会のいろんな問題の原因かもしれないと、ぼくは思います。 2016年の熊本地震で得た学び 2016年の熊本地震のとき、ぼくは医師として熊本県内の益城町にある避難所に行きました。 避難所には簡易トイレがたくさんありますよね。あそこでノロウイルスとかが流行るといけないという
岩田健太郎さんが会見、告発動画を削除した理由を語る【ダイヤモンド・プリンセス号】 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染が発生している豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号について、感染対策の不備を指摘した動画を公開した神戸大学感染症内科教授の岩田健太郎氏が、2月20日、日本外国特派員協会で会見を開いた。災害派遣医療チームとして船内に入ったが、「どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかない」「常駐しているプロの感染対策の専門家が一人もいない」などとして、感染対策が「むちゃくちゃな状態」だったと指摘。「ぜひこの悲惨な現実を知っていただきたい」と訴えた。英語版と日本語版と公開された動画は、海外メディアにも大きく取り上げられた。 動画を削除した理由について「船内の感染管理の環境が大きく改善されたと聞いている。検疫の経過についての情報も公開され、私が投稿した動画の役割は達成され
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――船内のオペレーションの不備が、国内の感染症対策の課題につながる部分があると指摘されています。 それが、アメリカのCDC(米疾病対策センター)のような専門家集団の組織が日本にはないという問題だ。よく誤解されていることだが、クルーズ船の問題は現場の検疫官が防護服をきちんと身に着けていなかったというような、個々人の不手際の問題ではない。感染症対策にあたる際の日本の組織的、構造的な問題だ。 この問題はすでに2009年の新型インフルエンザのときに指摘されていた。日本にはCDCのような組織がなく、専門知識のない官僚が感染症対策を担っている。これはよくないという話は新型インフルエンザの総括会議などで指摘されていた。だが、「終わったことを蒸し返すな」みたいなことを言われていた。 日本版CDCはなぜ生まれないのか ――なぜ日本版CDCができないのでしょう。 理由はよくわからない。厚生労働省の職員も、十分
日本の対応は中国より遅れている ——PCR検査が保険適用になりました。 無症状であっても全例PCR検査すべきという議論が巻き起こっています。 しかし、現状では一般の検査機関での準備が整っておらず、優先すべきは重症者への検査です。検査の精度も万能ではなく、結果に対する誤った解釈で感染者数を増やしてしまうリスクも考えると、全例への適応は検査の無駄遣いです。 ただ、必要な検査ができないのも問題なので、検査キャパの拡大自体には反対していません。 ——岩田先生は情報提供のあり方について、日本の遅れを指摘されていますね。 米国のCDCは新たな感染症が発生すれば、安全策を講じるうえで必要な情報提供をします。中国でも、SARSの際に実態把握に苦労した教訓を生かし、中国版CDCが今回の新型コロナウイルスでは、いち早くウイルスの遺伝子型を特定し、感染状況を世界に発信しています。 それに比べて、日本は09年に発
奇っ怪なのは、報道である。 多くのメディアが本件を「研修医の誤診」で高校生が死亡したと報じた。しかし、救急外来受診の段階では患者の容態は安定しており、「誤診」が死亡をもたらしたとは考えにくい。それをあたかも「研修医が見逃したせいで死んだのだ」と言わんばかりの、因果関係をほのめかす報道は適切ではない。 誤診は望ましくはないが、誤診をしない医者は皆無だ。誤診は一定の頻度で起きる。超一流のバッターでも全打席でヒットが打てないのと同じで、これは厳然たるファクトである。特に、初対面の患者の容態を救急外来で正確に診断することは、ましてや稀な疾患であるSMA症候群であると言い当てるのは、ベテランの優秀な診療医でも困難であろう。 医療者とメディアのミッションは同じである そういう誤診が「ある」という前提で、我々医療者は行動する。繰り返しの診療の中で、当初分かっていなかった現象をつかみ取り、最終的には正しい
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