「よくもこんな嘘を信じていたと自分を恥じました」福島第一原発事故後、脱原発派に転じた小泉純一郎元首相は、2016年9月7日に(FCCJ)での会見で、原発推進論者・必要論者の主張を信じていた自身を振り返り「過ちと分かったんだから改めなきゃいかんと思って」と語っていた。だが、少なくとも約29万人の命を奪い、今もなお中近東に混乱をもたらし続けているイラク戦争を支持・支援したことについては、全く反省がないようだ。今月1日にFCCJで行った会見では、小泉元首相は明らかに事実と異なるフェイクを主張してまで、自身の判断を正当化したのだ。 ○「イラクが査察を受け入れなかった」とフェイク発言 今月1日、福島第一原発事故から10年を迎える直前に、菅直人元首相と共に会見を行った小泉元首相。脱原発の必要性や再生可能エネルギーの可能性について、現役時代を彷彿とさせるような小泉節を披露した。小泉元首相の脱原発論には、