【8月27日 CGTN Japanese】中国の安徽大学はこのほど、「仲尼曰」「曹沫之陳」という2つの重要な文献を含む安徽大学蔵の戦国竹簡「安大簡」に関する最新の研究成果を発表しました。「仲尼曰」は、古代中国の思想家、孔子(紀元前551年ごろ~紀元前479年)と弟子との対話などをまとめた「論語」のこれまでに発見された最も古い抄本の可能性もあります。 「仲尼曰」は全13枚で、孔子の25の言論が記されています。うち8つは現在の「論語」にも見られ、他は古代中国の儒教経典や儒家書物である「礼記」「大戴礼記」「孔叢子」などの文献と対照することができますが、文字は全く同じではないことから、「仲尼曰」は「論語」の戦国時代の編定本から抜き書きしたもので、これまでに発見された最古の「論語」の抄本の可能性もあります。竹簡本の発見は、「論語」の編さん、伝承、テキストの発展と変化、孔子思想などの問題の研究に対して