質問 数学には命題、公理、定理、補題、系といった用語が出てきますが、簡単に説明してください。 回答 ざっくり書きます。 真偽が決まる主張のことを「命題」といいます。 最初から与えられていて証明する必要がない命題を「公理」といいます。 公理と定理を使って証明した命題のことを「定理」といいます。 さまざまな定理を証明するのに便利な定理のことを「補題」といいます。 ある定理から容易に導ける定理のことを「系」といいます。 少し整理しましょうか。 「公理・定理・補題・系」は、すべて「命題」です。 「定理・補題・系」は、すべて「定理」です。 「公理」と「定理・補題・系」との違いは、証明する必要があるかどうかです。「公理」は証明の大前提となる土台のようなもので、証明する必要はありません。 証明する必要がある命題に「定理・補題・系」の三種類がありますが、これは気持ちの問題といえば気持ちの問題です。でも、こ