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文藝の検索結果1 - 12 件 / 12件

  • 6歳のとき、友達のマホちゃんが誰も履いていないようなフリフリのスカート..

    6歳のとき、友達のマホちゃんが誰も履いていないようなフリフリのスカートを履いていた。みんなは可愛いねと言ったけど私は変だと思ったから、変だねと言った。マホちゃんは怒って泣いた。 8歳のとき、父親が知らない女の人といるのを見た。私はそれを浮気だと思ったから、晩御飯のとき二人にそれを伝えたら、数カ月後、両親は離婚した。母親は一言私に、アンタのせいよとだけ言って、それ以来父親の話をしなくなった。 14歳のとき、マホちゃんが好きだと言っていた先輩に告白された。マホちゃんがあなたの事好きらしいので、と断った。それを伝えたら、マホちゃんは怒って泣いた。 16歳のとき、初めてのバイト先で品出しをしていたらパートの人からバックヤードに呼び出された。私の品出しの仕方が間違っていると話し始めた。私は慌てて商品のところに行って、直してから退勤した。それ以来パートの人から無視されるようになった。 18歳のとき、美

      6歳のとき、友達のマホちゃんが誰も履いていないようなフリフリのスカート..
    • CAさんがさっきから|後谷戸

      CAさんがさっきから「お客様の中に云々」と言っているのでイヤホンを取って耳を澄ませると、「お客様の中に機長のお父様はいらっしゃいますか」と言う。いるわけないだろと思ったけれども、そういえばおれは機長のお父さんだったような気がしてきたので「父かもしれません」と名乗りあげると、「それはよかった、こちらです」と操縦室に案内された。 ドアをノックして「父だが」と操縦室に入っていくと、おれよりも明らかに年上の機長がぽかんとした顔で「お父さんですか……?」と尋ねてくるので、改めて「父だが?」と名乗りを上げたのだけれども、「本当にお父さんですか?」と不安そうな機長。 そんな顔をするんじゃない。べつに確信があってやってきたわけじゃないんだから、自信がなくなってくるじゃないかと心配になる。でもここでくじけてはいけないなと気を取り直し「本当に父だが」と断言すると、機長は「良かった。運転中に不安になってしまって

        CAさんがさっきから|後谷戸
      • 腫瘍を取ったら姉だった話

        過去にね お腹がすごく痛くなったことがあるんです なんていうか圧迫感っていうか 体を折り曲げるとテニスボールを挟んでいるような違和感があって それでまぁ我慢できなくてかかりつけ医のところに行ったんです そうしたら難しい顔されて あれよあれよという間に大学病院に連れて行かれて腫瘍ができてるから手術するよって それで取ったんです 腫瘍 わたしどうしても腫瘍っていうのが見てみたくて 必死にしつこくお願いして見せてもらったんです 腫瘍はなんというか モッツラレラチーズをカマンベールチーズ色にして赤い血を浴びせたようなそういう見た目でした そんで 中に何が入ってるか調べるっていうんで それも見せて欲しいって言ったんです そうしたらね まあ面倒そうに口元ひん曲げながら銀色のトレーに中身を入れてずいっと差し出してくれてね 中には髪の毛の束と小さな歯か骨のカケラが入っていました わたしが元母親(縁切りして

          腫瘍を取ったら姉だった話
        • 「怒りだけで書きました」芥川賞・市川沙央が贈呈式で語ったこと【全文掲載】

          第169回芥川賞・直木賞の贈呈式が2023年8月25日、都内で開かれた。 重度障がい者の女性が主人公の小説『ハンチバック』で芥川賞を受賞した市川沙央(いちかわ・さおう)さんは、あいさつで、障がいの有無に関係なく読書ができる「読書バリアフリー」について「新ためて環境整備をお願いしたい」と訴えた。 その上で芥川賞受賞作について、「私の懇願の手紙をスルーした出版界」への怒りで書いた作品をだと述べ、「怒りの作家から愛の作家になれるように頑張りたい」とあいさつを締めくくった。 直木賞は垣根涼介さんの『極楽征夷大将軍』と、永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』が受賞した。 市川さんの贈呈式でのあいさつの全文(※適宜表現を替えた部分があり、一部、聞き取れなかった箇所があります) 私はしゃべると炎上するので、気をつけたいと思います。昨日も物議を醸していました。受賞会見で叩かれ、(注:NHKの番組)『バリバラ

            「怒りだけで書きました」芥川賞・市川沙央が贈呈式で語ったこと【全文掲載】
          • 東京の人、美術館にすぐいけるって言うわりに、具体的に好きな画家や写真..

            東京の人、美術館にすぐいけるって言うわりに、具体的に好きな画家や写真家、彫刻家の話は出ない 大きい本屋や図書館が充実してるっていうわりに、本の話題はラノベしか漫画しか出ない イベントにしょっちゅういける、ライブハウスがたくさんあるっていうけど、話題になるのはせいぜいオタクライブ 文化資本にアクセスしやすい=文化資本があるではないんだよな 家にギターがあってもギターが弾けないみたいな感じ 追記ブコメでいっぱいイキってる人が出てきて良いもの見せてもらったって感じある よかった。

              東京の人、美術館にすぐいけるって言うわりに、具体的に好きな画家や写真..
            • みんなが好きな「『百年の孤独』みたいな大河小説」ベスト10|秋永真琴

              『百年の孤独』のような「ある一族の数世代の歴史を描く大河小説」でみなさんが好きな作品は何ですか? 私が真っ先に思いつくのは、桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』。高山羽根子『暗闇にレンズ』もよかった。あと人じゃなくて犬だけど、古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』 — 秋永真琴 / Makoto AKINAGA (@makoto_akinaga) June 30, 2024 文庫化がたいへん話題になっている『百年の孤独』にちなみ、Twitterでこんなことを言ってみたら、ひと晩で100作を超える作品が集まってきて頭を抱えている。 もちろん反応があるのは嬉しいけど、ここまでとは思わなかった。どうしよう。せっかく皆さんが教えてくれたのに、私が見て「いいね」をつけて楽しむだけではもったいない気がする。 なので、リストアップして、数の多い順に並べることにした。 2024年6月30日の9時47分(ツイートした時

                みんなが好きな「『百年の孤独』みたいな大河小説」ベスト10|秋永真琴
              • 日本文化が大好きなベトナム人留学生に「聞きたいことがある」と言われ二つ返事でOK→質問の内容に血の気が引いた話

                みねるば @minerva_owl1 ベトナム人の留学生から「私日本文化が大好きです!聞きたいことがあるんですけどいいですか?」と聞かれ、「もちろんいいですよ!(アニメや漫画とかかな?)」と答えたのですが、「岡倉天心の『茶の本』についてなんですけど」と言われ、血の気がサーッと引くのを感じました。それで 2023-12-05 18:38:44 みねるば @minerva_owl1 『東洋の理想』の方はギリ読んだことがあったので、そちらの知識で答えられたのですが、宮沢賢治の話を振られた時は恥ずかしながら全然読んだこと無かったので、タジタジになってしまいました。色々と文化の話をしたのですが、彼女が言うには 2023-12-05 18:39:06

                  日本文化が大好きなベトナム人留学生に「聞きたいことがある」と言われ二つ返事でOK→質問の内容に血の気が引いた話
                • 「雑誌にふさわしくない作品…ガンダムなどの掲載は断った。今も後悔はない」SFマガジンの元編集長が語る。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                  昔話16 私は石頭なんだろう、SFマガジンにふさわしくないと思うと売れっ子作家の作品でも掲載しなかった。栗本薫の「時の石」、高千穂遙の「変態の方程式」、梶尾真治の「包茎牧場の決闘」等々。そればかりかガンダムまで掲載を断った。後でいろいろ言われたけど、いまでも間違ったとは思ってない。— 今岡清 (@k_imaoka) August 8, 2023 SFマガジン編集長回想 ガンダムですら私は拒否した。今も間違ってるとは思わない実在した! 「ニンジャ」や「パンをくわえて登校する女の子」と同じく「偏狭なSFファン」もどこかにいてほしいもの(そうか?) m-dojo.hatenadiary.com あの当時は、それが正義だった。それがSFだった…のだろう、おそらく。 「飛鳥川 昨日の淵は 今日の瀬と 変わる習ひを我が身にぞ見む」(長野主膳辞世の句) とは、いまに通じる普遍性を持つ詩だ。 風雲児たち 

                    「雑誌にふさわしくない作品…ガンダムなどの掲載は断った。今も後悔はない」SFマガジンの元編集長が語る。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                  • 6年同棲しとった女が十数年ぶりに夢に出てきた

                    【追記】 ブクマですげー怒られててこわい。 もちろん今は隠し事してた俺も悪いって思ってるけど、あそこまでショック受けるとは思わなかったしデマがあっという間に広まって当時は冷静な判断が出来なかったんだよ。 あといくらキモいからって人の顔見て吐き真似してキモがるの本当にやめろマジで。 【再追記】 なんか二回も結婚してる設定にされてるけど一回もしてねえよw どっちも結婚直前まで関係を深めたけど一人目は仕事が忙しくて全然会えない時期が続いて振られる、二人目はパンデミックの最中に反ワクかつ中国大嫌いなネトウヨになっちゃって、色々話し合った結果価値観が合わないねって別れたんだよ。俺は中国と台湾のアート市場に凄い可能性を感じてるんで。 特に二人目の人は画家やってて俺のビジネスパートナーでもあり、一緒に個展を企画開催したり画集の出版までしたのにあんなことになって本当に残念だわ。 【再々追記】 いや、なんか

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                    • 青くてエモい「ブルーライト文芸」大ブームの理由

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                      • 右も左もない「読書バリアフリー」 芥川賞 の市川沙央さんが本紙に寄稿

                        作者と同じ難病の重度障害者女性を主人公として、健常者の特権性や多様性の意味を問いかける作品「ハンチバック」で第169回芥川賞を射止めた市川沙央さんが、産経新聞に「読書バリアフリー」について寄稿した。全文は以下の通り。 ◇ 電気式人工咽頭という機器がある。手のひらに収まる筒状の機器の先を喉元に当てて口を動かすと、声帯を切除した人や気管切開していて発声できない人でも、電子音で喋(しゃべ)ることができる生活補助具だ。ステレオタイプの宇宙人の声のような抑揚のない音だが、コツを掴(つか)めば電話もかけられるほど明瞭に話せるようになる。現在でもさまざまな病気で声を出せない人がこの電気式人工咽頭を使っている。 元々は第二次世界大戦において戦傷を受けて声帯を失った人々のため、アメリカで開発されたものである。戦後の日本にも同様の戦傷障害を抱えた人は多くいただろうが、彼らに社会がどのように報いたのか私は知らな

                          右も左もない「読書バリアフリー」 芥川賞 の市川沙央さんが本紙に寄稿
                        • 小学生の娘が「変な家という本が面白かったから映画を観に行きたい」というので連れて行ったら原作と全然違うらしく泣きそうになってた

                          藤原 @fj_wr_ 小学生の娘が「変な家という本が面白かったから映画を観に行きたい」というので、珍しいのを観たがるもんだなぁと思いつつ行ってきたら、リングと因習村とホラーYouTubeと蛆虫とチェーンソー振り回し老婆と猟銃ぶっぱなし高嶋政伸を混ぜてこね合わせたみたいな話で娘が泣きそうになってた 2024-03-16 15:57:18

                            小学生の娘が「変な家という本が面白かったから映画を観に行きたい」というので連れて行ったら原作と全然違うらしく泣きそうになってた
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