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氷川竜介の検索結果1 - 14 件 / 14件

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氷川竜介に関するエントリは14件あります。 アニメanime歴史 などが関連タグです。 人気エントリには 『「オタクのアニメ語り」はなぜ空洞化してしまうのか?──氷川竜介『日本アニメの革新』を読む|ンジャメナ』などがあります。
  • 「オタクのアニメ語り」はなぜ空洞化してしまうのか?──氷川竜介『日本アニメの革新』を読む|ンジャメナ

    2023年3月10日、アニメ評論家・氷川竜介の新著『日本アニメの革新』(角川新書)が発売された。さっそく買って読んだのだが、いろいろ言いたいことが生まれたので、以下本文を解釈しながらいろいろ書いていく。 『日本アニメの革新』(角川新書)表紙 まずは著者について説明しよう。氷川は、アニメ評論家であり、(文章を読むタイプの)アニメ(や特撮の)ファンなら誰もが知るベテランライターの一人でもある。 1958年生まれで、日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』をリアルタイムで観た。77年、大学在学中に雑誌『月刊OUT』の「宇宙戦艦ヤマト特集」でデビューした。この特集は子ども雑誌以外で「アニメ」をメインに扱った最初期のものだ。また、当時は『宇宙戦艦ヤマト』ファンクラブの会長を務め、日本初のアニメ評論本とされる『アニメ大好き!──ヤマトからガンダムへ』(徳間書店)にも寄稿していた。氷川は、アニメライターという

      「オタクのアニメ語り」はなぜ空洞化してしまうのか?──氷川竜介『日本アニメの革新』を読む|ンジャメナ
    • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第46回 “残る映画”ってなんだろう?「シン・仮面ライダー」配信開始に寄せて

      ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 氷川竜介の「アニメに歴史あり」 > 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第46回 “残る映画”ってなんだろう?「シン・仮面ライダー」配信開始に寄せて 庵野秀明監督の映画「シン・仮面ライダー」が、Amazon Prime Videoにて7月21日から配信される。3月18日に公開開始、6月4日に主な劇場での上映を終了したばかりであるものの、配信ならではの価値が付加されるのでは、と期待している。 もちろん劇場映画だから、映画館の鑑賞が基本である。映像や音響も、暗闇の中で光と音に集中することを前提に作られている。しかしながら本作の場合、1971年のテレビシリーズが原点であり、怪人単位でエピソードを積んでいる構造があるから、分割視聴も可能となっている(実際にクモオーグ編を切り出してテレビ放送、先行配信もされた)。 落ち着いた家庭内の視聴環境も、優位に作動

        【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第46回 “残る映画”ってなんだろう?「シン・仮面ライダー」配信開始に寄せて
      • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第47回 「アリスとテレスのまぼろし工場」から考える「オリジナル」の本質

        ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 氷川竜介の「アニメに歴史あり」 > 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第47回 「アリスとテレスのまぼろし工場」から考える「オリジナル」の本質 岡田麿里原作・脚本・監督の新作映画「アリスとテレスのまぼろし工場」が9月15日から公開される。MAPPA初の劇場オリジナル作品で、同監督の前作「さよならの朝に約束の花をかざろう」に続く個性的な作風である。中島みゆきが主題歌「心音(しんおん)」を提供したことも画期的で、プレスシートによると台本を読み、岡田麿里に惚れ込んで書き下ろした曲だとのこと。そんな作家同士の響き合いも含め、特殊な映画になった気がしている。 筆者は試写会で拝見したとき、なんとも不思議で持てあますような心境になった。ストーリーに密着した美麗な描写の数々はアニメでなければ不可能な情緒をたたえているし、どこがどう心に作用したか数えあげればキ

          【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第47回 「アリスとテレスのまぼろし工場」から考える「オリジナル」の本質
        • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第53回 「きみの色」スクリーンへ飛ばした心情の反射

          アニメ映画の多くは、「たとえ話」として機能する。「アニメをつくる行為」自体が、現実世界を構成する諸要素を分解して「誇張と省略」の作法によって再構築することだから、情報を巧みにコントロールすることで、現実の認知を再定義できるからだ。 8月30日公開のアニメ映画「きみの色」は、そういうタイプの作品である。山田尚子監督初となる完全オリジナルの長編で、挑戦的でありながら口当たりは優しい。ひとつの青春を疑似体験した感覚が、客電が点灯した後も残り続け、劇場を出たとき外界が再定義されたように瑞々しく見えるし、脳内にいつまでもテーマソング「水金地火木土天アーメン」が響きわたり、心の中に定着した体験性は清涼感とともに残っていく。 脚本は吉田玲子、音楽は牛尾憲輔と、「映画 聲の形」(16)、「リズと青い鳥」(18)、「平家物語」(21)から続くメンバーが、阿吽の呼吸で支えた点も、映画の芸術性や説得力を高めてい

            【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第53回 「きみの色」スクリーンへ飛ばした心情の反射
          • 放送から50年、『宇宙戦艦ヤマト』はどうしてアニメの歴史を作れたのか? “テレビまんが”の時代における異質さを氷川竜介が語る

            1974年10月6日に『宇宙戦艦ヤマト』の第1話が放送されてから50年。今なお最新作となる『ヤマトよ永遠に REBEL3199』の「第二章 赤日の出撃」公開を11月22日に控え、『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明が率いるカラーが新作アニメ映像を制作する権利を獲得するなど、愛され続け日本のアニメ史に深く刻まれる作品となっている。第37回東京国際映画祭ではアニメ・特撮研究家で、明治大学大学院特任教授の氷川竜介が10月31日開催のシンポジウム「『宇宙戦艦ヤマト』の歴史的意味」に登壇。『宇宙戦艦ヤマト』の何が画期的だったのか、どこが広い世代のファンを引きつけたのかを語った。 アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏(左)と東京国際映画祭アニメーション部門プログラミング・アドバイザーの藤津亮太氏。 「何か違うものを見せられているということがわかった」。シンポジウムに登壇した氷川竜介は、『宇宙戦艦

              放送から50年、『宇宙戦艦ヤマト』はどうしてアニメの歴史を作れたのか? “テレビまんが”の時代における異質さを氷川竜介が語る
            • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第51回 1980年代アニメ映画群の背負った時代性

              来る5月17日から3日間、名古屋で貴重なセレクションのアニメ映画祭が開催される。詳細は、すでにアニメハックで記事化されている。 ●80年代の劇場アニメが名古屋に集結「どまんなかアニメ映画祭」開催決定 https://anime.eiga.com/news/121007/ 【上映作品】(詳細はリンク先参照)。 「機動戦士ガンダムI」「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」「★機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」「★超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」「幻魔大戦」「ルパン三世 カリオストロの城」「★王立宇宙軍 オネアミスの翼」「AKIRA」「★ヴイナス戦記」「機動警察パトレイバー2 the Movie」 多くは関係者のトーク付きで、氷川は★マークのインタビュアーを担当、パンフレットにも寄稿をしている。作品選定は「どまんなかアニメ映画祭」総合プロデューサーの近藤良英によるものだ。1980

                【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第51回 1980年代アニメ映画群の背負った時代性
              • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第49回 アニメの描く「物語」の本質が問われた西暦2023年

                第47回で「アリスとテレスのまぼろし工場」を取りあげたとき述べたように、今年のアニメ映画のタイトルを並べると「なぜこんなにも“物語とは何なのか?”が問われているのだろうか?」という疑問がわく。12月15日公開の「屋根裏のラジャー」(監督・百瀬義行)もそのひとつである。 主人公ラジャーは、少女アマンダが想像で生みだしたイマジナリと呼ばれる少年だ。他人には見えないラジャーが、アマンダと切り離された後、彼女の危機を救うために奮闘する冒険もので、イマジナリを喰らうことで生きながらえる男ミスター・バンティングがヴィランとして登場し、その対立が全編を支えている。 作中では書店、図書館と「物語の宝庫」とイマジナリが強く結びつけられている。物語の触発する想像力とは現実をどのように活性化し、変革しうるものなのか、想像の存在に独立性をあたえることで問いかけてくる。「空想の産物を食い物にしているミスター・バンテ

                  【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第49回 アニメの描く「物語」の本質が問われた西暦2023年
                • (明日へのLesson)第4週:キャンパス 日本のアニメや特撮、どう楽しむべきか 氷川竜介さん:朝日新聞デジタル

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                  • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第54回 国境と半世紀の時を越え、人を動かす情熱のアニメ

                    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 氷川竜介の「アニメに歴史あり」 > 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第54回 国境と半世紀の時を越え、人を動かす情熱のアニメ 今回は映画「ボルテスV(ファイブ)レガシー」(以下「レガシー」)の公開を契機に、原点であるテレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」(1977)(以下「ボルテスV」)について歴史的意義を語り、そこに込められた情熱を探ってみたい。 まず映画の成り立ちを確認する。原典となった日本の「ボルテスV」はロボットアニメブームの産物であった。5機の戦闘マシーンが変形合体して巨大ロボットとなり、怪獣的な敵ロボットと戦って異星人の侵略から地球を守る、という仕立ては、その当時の典型と言っていい。 同作は諸外国にも輸出され、特にフィリピンでは知らない者はないほど有名となったばかりか、1986年2月に起きた革命にも影響をあたえたとされている

                      【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第54回 国境と半世紀の時を越え、人を動かす情熱のアニメ
                    • アニメ・特撮研究家の氷川竜介「AIの時代が予想より早く来てしまった」 | Fun Work ~好きなことを仕事に~ | WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ)

                      日本のアニメはなぜ世界中にファンができるのか、という疑問に対し、新刊で持論を展開したアニメ・特撮研究家、氷川竜介。彼が好きなアニメを仕事にした経緯を聞いた。 なぜ日本のアニメは世界中にファンができるのか? アニメ・特撮研究の第一人者かつ文筆者である氷川竜介氏が、今年3月に発売した『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』(角川新書)で、その謎に迫っている。 本作は『宇宙戦艦ヤマト』から『君の名は。』まで、アニメの歴史を語るうえで欠かせない作品を取り上げ、日本のアニメ産業に起こった「革新」を徹底解説したものだ。ニュースクランチ編集部は、誰しも一度は夢見る「好きなアニメを仕事にする」極意、そしてアニメの本質を研究することになったキッカケなどを氷川氏に聞いた。 アニメの仕事でも人が“やっていない”ことをやる ――氷川さんがアニメを仕事にしたいと思ったのはいつでしょうか。 氷川竜介(

                        アニメ・特撮研究家の氷川竜介「AIの時代が予想より早く来てしまった」 | Fun Work ~好きなことを仕事に~ | WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ)
                      • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第52回 安彦良和回顧展とアニメの転換点

                        6月8日から兵庫県立美術館で「描く人、安彦良和」展がスタートした。漫画家、小説家、監督、アニメーター、イラストレーターなど多彩な活動をした安彦良和の足跡を追う回顧展である。会期は9月1日まで、その後は9月21日から島根県立石見美術館をはじめ、巡回も予定されている。 2006年にも八王子市夢美術館で300点規模の「安彦良和展」が行われたことがある。漫画の原画展なども複数あったが、今回はまったく違う。展示総数はなんと1400点以上におよび、格段に規模が違うのだ。初出となる画稿も大変に多く、実現に至らなかった企画書など文書類もあって、開発段階の筆致、創作の源泉に迫れるのもひとつの特徴だ。 自宅の物置きに長年しまい込まれていた数々の資料を学芸員たちが発掘し、下書きやラフなど徹底的に精査した成果であると聞いた。展示しきれないほどの量が発見され、その中から選りすぐりのものを並べたという点で、まさに空前

                          【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第52回 安彦良和回顧展とアニメの転換点
                        • 【氷川竜介による作品解説】人の脳を活性化させる『AKIRA』のエネルギー(前編)|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS

                          『AKIRA』がなぜ時代と国境を越えて人々を惹きつけるのか。決して古びない普遍性と、観る者の現実を“活性化”させる本作のエネルギーを、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏が解説する。 (前編) 独特の挑戦的な製作となったプロジェクト 大友克洋は自身の原作漫画を監督としてアニメーション映画化した。しかし、アニメ現場育ちの監督ではない。ルーティンワークから距離があったからこそ、むしろその後のアニメに与えた影響も大きくなったのではないだろうか。 原作は1982年12月末に『ヤングマガジン』(講談社)で、連載漫画としてスタートした。そして「大友克洋自らが監督としてアニメーション映画化」と大々的に宣伝されつつ、本作のプロジェクトは本格化していった。アニメ制作初期は2週分の漫画原稿を1週間で描き、1週間をアニメ現場に割いていたという。規制の枠組みに収まらない大スケールの映像化を実現するため、「講談社、毎日放

                            【氷川竜介による作品解説】人の脳を活性化させる『AKIRA』のエネルギー(前編)|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
                          • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第45回 音楽、スポーツアニメの次なる革新

                            3月18日から21日まで「第1回新潟国際アニメーション映画祭」に参加していた。押井守監督を審査委員長として世界中の長編映画を審査する点に新規性があり、初回でありながら作品と参加作家の豪華さで注目を集めたイベントだった。登壇中心の筆者は、数本しか上映を見られなかったが、知っている方に多く出会い、楽しい時間を過ごした。たいていの方とはコロナ禍をはさんで3年ぶりぐらいの再開なので、貴重でもあった。 帰路、新潟駅に向かうタクシーの中で、すこし驚くことがあった。年配のベテラン運転手と話しているうちに、筆者がアニメーション映画祭への参加だと分かると、こんな興味深い話をしてくれたのである。 「私もね、最近アニメ映画を見ましたよ。『BLUE GIANT』です。いやあ、すごかった。驚きましたよ。でもね、あの、なんて言うんですか。CGは良くないね」 SNSですでに話題になっていたのと同じオチがついて、思わずコ

                              【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第45回 音楽、スポーツアニメの次なる革新
                            • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第50回 プログラムピクチャーが生み出す作家性

                              東京国際映画祭でプログラミングアドバイザーをやっていた時期(2014年から19年)、アニメ作家のレトロスペクティブ(回顧)企画を担当した。作家にフォーカスし、フィルモグラフィ上の重要作品を集中上映し、トークやティーチインを加えて全体を組み立てる手法だ。 映画祭だから、そこでは「アニメを映画にすること」を意識した。アニメーションの原初的な運動性、その驚きと喜びに耽溺することなく、実写映画と同じ地平が目指せないものか。トーキング・アニマルが歌って踊るチャイルディッシュな仕立てからどう脱し、映画的リアリティを獲得するか。観客の心に新たな体験を刻み込めるのか。その試行と錬磨で日本のアニメは進化してきた。その筆者の考え方を海外へ発信したいという想いもあった。 16年からは細田守、原恵一、湯浅政明と作家の特集上映を続けたが、「アニメ作家」と呼ぶべき存在が、思っていたより少ないことも結果的に見えてきた。

                                【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第50回 プログラムピクチャーが生み出す作家性
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