農薬で草が枯れてしまったのり面。住民は「公園がまるで砂漠になった」と嘆く=16日、浦添市仲間の浦添運動公園 「浦添運動公園に薬剤が散布されて、芝生や草が枯れてしまった。農薬が使われたのではないか? 調べてほしい」 今月15日、浦添市の男性(79)から取材班にそんな声が寄せられた。広大な浦添運動公園内の、高台にある広場。訪ねてみて驚いた。青々とした芝生と、枯れて茶色くなった草が奇妙なコントラストを見せている。男性が言った。 「公園が、まるで砂漠になってしまった…」。さらに不安げな顔で「近くの園児が遊びに来て、バッタを捕ったり、四つ葉を取ったりする場所。農薬が使われていたら心配だ」。 子どもらが遊ぶ公園で、本当に農薬が使われたのか。安全管理は大丈夫か。所有者の浦添市や管理業者を取材すると、驚くほどずさんな実態が浮かび上がってきた―。 市は安全強調 「公園に農薬」―。にわかには信じ難い話を確かめ