ネット技術に関する特許侵害の「抜け道」に懸念が広がっている。「ニコニコ動画」などを手掛けるドワンゴが、同業他社に対し動画のコメント表示を巡る特許侵害を訴えた訴訟の判決があり、相手方のサーバーが米国にあるとの理由で侵害が否定された。特許は登録国で保護されるとの原則が厳格に適用された形だが、柔軟な法運用で対応する欧米と比べ「時代遅れ」との指摘も出ている。訴訟の対象になったのは、配信中の動画に視聴者
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動画サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴが、「特許を侵害された」として「FC2動画」の運営会社を訴えた裁判の控訴審で、知的財産高等裁判所は、一審判決を変更し、ドワンゴ側逆転勝訴の判決を言い渡しました。特許の侵害を認め、動画配信の差し止めとおよそ1100万円の賠償を命じています。 争われたのは、配信中の動画に視聴者が投稿したコメントを水平方向に移動させながら重ならないように表示する「コメント配信システム」の特許です。特許を持つドワンゴは、同様のシステムを採用するアメリカのFC2社に対し、配信の差し止めや損害賠償などを求め提訴しましたが、一審の東京地裁は、去年3月「特許権の侵害にはあたらない」としてドワンゴ側の訴えを退けていました。 裁判のポイントになったのは、日本の特許の効力は国内のみで認められるという「属地主義」と呼ばれる原則です。東京地裁は、「FC2動画」がアメリカにあるサーバーから
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の『リトルビッグプラネット』シリーズの公式Twitterアカウントは5月22日、同シリーズのゲームサーバーを一時的に停止すると発表した。何者かによるサーバーへの攻撃を受けた措置だという。 『リトルビッグプラネット』シリーズは、SIEの人気アクションゲームだ。収録ステージを楽しめるほか、さまざまなツールを使ってオリジナルのステージを作成し、ほかのプレイヤーと共有できるなど、充実したコミュニティ機能が特徴のひとつである。最新作は2014年発売のPS4/PS3向け『リトルビッグプラネット3』となるが、今も多くのファンがプレイしているようだ。日本では、2016年8月にシリーズのオンラインサービスが終了してしまったものの、実は海外ではサービスが継続されている。 その海外版では、今年に入ってからサーバー関連の問題が相次いでいる。SIEは3月、技術的な
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