今年の9月、かねてからしてみたかった「滝行」をした。しかも東京で! 滝行は修行だっただけあってなかなか過酷だったが、無事に行うことができた。 修験道の場として栄えた御岳山。東京都内だしと油断していたら電車、バス、ケーブルカー(※最初ロープウェイと書いてしまっていたが思いっきりケーブルカーだ)を乗り継ぐなどなかなかの道のりだった。そうして辿りついた山の上にはたくさんの宿坊が軒を連ねており、私の思う「東京」から大きく離れた光景が広がっていた。 宿坊というのは、寺院や神社などで僧侶や氏子、講、参拝者のために作られた宿泊施設のこと。御岳山の宿坊の主人は代々武蔵御嶽神社の神主を務めており、宿泊施設だけどそれぞれに祭壇がありひとつひとつが神社のようなもの……と考えてもらうといいかもしれない。 御岳山では霧が出る日も多いらしい。私が行った時も二日目は昼から雨が降り出し霧も出て視界がこんな感じになった。で