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現代音楽の検索結果481 - 520 件 / 2603件

  • SIGN OF THE DAY | 06.10.2017 | The Sign Magazine

    SIGN OF THE DAY 岡田拓郎ソロ始動にあわせ、不世出のバンド 「森は生きている」とは何だったのか?その 問いに答える秘蔵インタヴュー初公開:前編 by SOICHIRO TANAKA October 06, 2017 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store 森は生きている解散後初の、岡田拓郎のソロ・アルバム『ノスタルジア』が上梓された。〈サインマグ〉では、この作品を巡って、この後いくつかの記事を予定している。だが、果たしてこの2017年に件の『ノスタルジア』という作品を味わいつくそうとする貪欲かつ豊かな文化的な磁場は存在するのだろうか。そうした杞憂が浮かぶにはいくつか理由が存在する。 ひとつにはやはり、森は生きているというバンドの解散から既に2年の時間が流れているということ。そのことによって、当時、良く

      SIGN OF THE DAY | 06.10.2017 | The Sign Magazine
    • Helado Negro | ele-king

      エラード・ネグロことロベルト・カルロス・ラングの8枚目のアルバムは “LFO (Lupe Finds Oliveros)” と名づけられた一曲から始まる。Lupe とは1950年代にフェーダー社でアンプを製造しのちにコレクターの間で彼女の手がけた製品が評判となったメキシコ系アメリカ人女性ルーペ・ロペスのことであり、Oliveros とは電子音楽のパイオニアとしての再評価が近年著しい音楽家ポーリーン・オリヴェロスのことだそうだ。要はどちらも音楽の実験の領域を広げた偉大な人物であり、ラングが彼女らに深い敬意を持ってこの曲から始めていることは伝わるのだが、曲自体は8ビートのドラムビートを持ったインディ・ロック的なサウンドで暴力的な警察などが登場する抽象的なリリックのスペイン語のナンバーとなっているから不可思議だ。モチーフと歌詞と音楽が彼のなかでどのように関係しているのかは判然としないためあれこれ

        Helado Negro | ele-king
      • 2拍3連符 - アンサイクロペディア

        その名の通り2拍を3分割したリズムであり、図1のように4分音符で表記されるため一見習得は簡単そうであるが、1拍3連符や半拍3連符と違いスローリズムで奏でることが多く、かつ2音目が拍をまたいだものとなるため習得は意外と困難である。 2拍3連符が世間に認知され始めたきっかけは、19世紀に活躍したオーストリアの作曲家であるアントン・ブルックナーが自作の交響曲を分音符2回と2拍3連符に分けた「ブルックナーリズム」と呼ばれるリズムで構成したことである。しかしこの曲は元々は「4拍5連符」という現代音楽でもまず見られない珍リズムで構成されており、ブルックナーの楽曲提供先であったウイーン交響楽団が「こんな変なリズム演奏できるかボケ!」と全力で拒絶してしまったため、作曲家として生きていかなければならないブルックナーは彼等に忖度し、4拍5連符を4分音符2回+2拍3連符に編曲し直す羽目になった。 その後2拍3連

          2拍3連符 - アンサイクロペディア
        • 今だから聴きたい、ポストロック・シューゲイザー・エレクトロニカ系VOCALOID - リーティアの隙あらば音楽語り

          こんにティア~~!!! さてさて、いよいよ夏真っ盛りのクソ暑い時期になってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか。音楽界はといえば、先週全てをひっくり返す大事件がついに起きましたね。 米津玄師、サブスク解禁―― いやー、待ってたと言えば待ってたし来ないと思ってたと言えばそれもそうなんですが。来てしまいましたよ。もちろん新作STRAY SHEEPも聴きました。新曲ことごとくキモくて良かったですよ。特に迷える羊。1曲の中でスケールの変化がヤバすぎる。全体を通しては、やっぱり坂東祐大さんと組んだのが大きくてこれまでとは音楽性の幅がもう全然広がってるなって感じでした。まだ聴いてない方はぜひ斜ぶってないで聴いてくださいね。 ただまぁ本当の事件は ハチもサブスク解禁 って方なんじゃないかと思うんですよ。今J-POP界を席巻してるアーティストのボカロも聴き放題となれば、ますますボカロの一般化も進んでくる

            今だから聴きたい、ポストロック・シューゲイザー・エレクトロニカ系VOCALOID - リーティアの隙あらば音楽語り
          • 『大豆田とわ子と三人の元夫』を劇中音楽から読み解く【前編】

            6月15日(火)21時に、最終回となる第10話が放送されたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。ユーモアに溢れながらも心の奥底を遠慮なく突き刺してくる緻密な会話劇は、放送を重ねる毎に評判が増していった。日本を代表する脚本家・坂元裕二が時代の空気を繊細に感じ取りながら今もフロントランナーとして健在であることを、本作でも強く印象づけている。 加えて、本作を特別なものにしているのが、注目の作曲家・坂東祐大の手掛ける音楽だ。東京藝術大学と同大学院の作曲科で学んだ作曲家として、今も現代音楽のフィールドに軸足を置きつつ、同時に米津玄師や宇多田ヒカルの楽曲でアレンジをしたり、アニメや映画の音楽を担当したりと、幅広い領域で高い評判を呼んでいる。 6月9日には、『Towako's Diary - from "大豆田とわ子と三人の元夫"』というタイトルで音楽集(サウンドトラック盤)が発売され、Spotifyでは

              『大豆田とわ子と三人の元夫』を劇中音楽から読み解く【前編】
            • ヘルベルト・ブロムシュテット - Wikipedia

              ヘルベルト・ブロムシュテット(典: Herbert Blomstedt、1927年7月11日 - )は、アメリカ生まれのスウェーデン人指揮者[1]。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、バンベルク交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデンなどの名誉指揮者。NHK交響楽団の桂冠名誉指揮者。セブンスデー・アドベンチスト教会の信徒でもある。 スウェーデン人の両親の元、マサチューセッツ州スプリングフィールドに生まれる。父親はスウェーデン生まれの牧師で、母親はアメリカ生まれのピアノ教師であり、ブロムシュテットも幼い頃からピアノに親しんでいた。2歳の時に一家は帰国するが、5歳の時にはフィンランドに移りそこで5年ほど過ごした後、再びスウェーデンに戻る。6歳頃からピアノ、後にヴァイオリンのレッスンを本格的に受け[2]、ストックホルム音楽大学やウプサラ大学で各楽器の他、音楽学や指揮法などを学んだ。1949年と

                ヘルベルト・ブロムシュテット - Wikipedia
              • Tigran Hamasyan | ele-king

                2010年代以降のコンテンポラリー・ジャズの世界で注目を集めるピアニストのひとりであるティグラン・ハマシアン。彼の名を一躍広めた『ア・フェイブル』(2011年)や『シャドウ・シアター』(2013年)は、現代ジャズにクラシックや教会音楽を融合した上で、ハード・ロックやヘヴィ・メタルからプログレ、そしてダブステップやビート・ミュージックに至る多彩な音楽的要素を取り入れ、それらを違和感なく結ぶべく故郷のアルメニア民謡のメロディや変拍子をモチーフとした意欲作であった。それ以前もセロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティションで第一位を獲得するなど、ジャズ・ピアニストとして高い評価を受けてきたティグラン・ハマシアンであるが、これらの作品以降はジャズ以外の分野からも注目を集め、ダブステップ界のL.V.の『アンシエント・メカニズムズ』(2015年)にもゲスト参加するほか、2019年に公開されたオダギリジョ

                  Tigran Hamasyan | ele-king
                • テクノから音響派を育んだ「日本の電子音楽」?|note版 Exercises de Style

                  『intoxicate』Vol.63(2006年8月) 一九九〇年代初頭より台頭した「テクノ」、および九〇年代中頃より顕著になった、特に日本におけるいわゆる「音響派」的表現(「接触不良系」「テクノイズ」「グリッチ」などと呼ばれた一連の傾向)を持った現在の電子音楽およびその周辺状況(コンピュータ音楽、即興音楽などを含む)に、五〇年代初頭から始まった日本における電子音楽の発展の歴史がいかに関係しているか、あるいはどのような影響を与えているか。 ということを考えてみると、やはり、先にあげた「日本の電子音楽」が現在における「テクノ」や「音響派」を育んだ、というような直接的な影響関係は実際のところ非常に稀少なものであり、当然のことながらそれらは、「日本の」電子音楽のみならずさまざまな音楽動向を反映した結果としてある。むしろ、かつての電子音楽における探究の時代が現在の音楽状況から逆照射されることによっ

                    テクノから音響派を育んだ「日本の電子音楽」?|note版 Exercises de Style
                  • BiSHに続け!「関ジャム 完全燃SHOW」で紹介された最新アイドル15選!! | | moraトピックス

                    専門家や現役プロデューサーをゲストに音楽をとことん深堀りする「関ジャム 完全燃SHOW」の4月26日放送回にて「最新アイドル勢力図」が特集。紹介されたアイドルは注目すること間違いなし、翌日以降の配信チャートにも直結するだろう。現在新たなアイドル像として突っ走る人気グループBiSHのプロデューサー 松隈ケンタ氏に加え ヒャダイン氏、ピエール中野氏の3名をゲストに招いて15組の注目アイドルを紹介した。 ゲスト 3名 松隈ケンタ バンドBuzz72+(バズセブンツー)メンバー、BiSHのプロデューサー。中川翔子、柴咲コウ、DISH//らにも楽曲提供で関わる。 BiSHのプロデュースとして「ユニゾン封印」「コール無視」「個性をぶっ殺す歌唱法」などで、楽曲派と言われるアイドルファンを虜に。番組ではヒット曲「オーケストラ」の歌唱ディレクションを解説。 ヒャダイン ももいろクローバーZ、たこやきレインボ

                      BiSHに続け!「関ジャム 完全燃SHOW」で紹介された最新アイドル15選!! | | moraトピックス
                    • やけのはらが選ぶ〈この曲、自分が書きたかった〉 | Mikiki by TOWER RECORDS

                      〈コロナ時代の1曲〉〈91年リリースの1曲〉と、好評を博してきたMikikiの連載シリーズ〈アーティストと音楽関係者が選ぶ「わたしの1曲」〉。今回のテーマは〈この曲、自分が書きたかった〉です。ミュージシャンや作曲家の方々に〈この曲、自分が書きたかった〉と思わせられるほどの魅力を感じる曲を選んでもらいました。ミュージシャンや作曲家が憧れたり嫉妬してしまったりする曲とは? *Mikiki編集部 ★連載〈アーティストと音楽関係者が選ぶ「この曲、自分が書きたかった」〉の記事一覧はこちら DJや作曲、ラップ、執筆業など多様なフィールドを独自の嗅覚で渡り歩く。2009年に七尾旅人×やけのはら名義で“Rollin' Rollin'”をリリース。ソロアルバムは『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』、『SUNNY NEW LIFE』。DJとしてはハウスやテクノ、ディスコを中心としつつ、幅広い

                        やけのはらが選ぶ〈この曲、自分が書きたかった〉 | Mikiki by TOWER RECORDS
                      • 優雅な読書が最高の復讐である/さよならイヴ・バビッツ|山崎まどか

                        12月17日、作家のイヴ・バビッツがハンチントン病の合併症によって78歳で亡くなった。 編集長から許可をもらって、CDジャーナルの2020年秋号に私が書いた彼女についての記事をここに再録する。 どこにも出かけられなかった今年の春はイヴ・バビッツの「Eve’s Hollywood(イヴのハリウッド)」(1974)を読んで過ごし、やはりどこにも行けなかった夏はイヴ・バビッツの「I used to be charming(かつて私は魅力的だった)」(2019)を読んで過ごした。彼女の本と出合ったのは二年前。ロサンゼルスに行く前にこの街のことを少し予習したいと思って、彼女の私小説集「Slow days, Fast Company(気怠い日々、乱れた関係)」(1977)を手に取ったのがきっかけだった。サブタイトルは「世界、肉体、そしてL.A.」。ロゼワインの色に染まるスモッグ越しのロサンゼルスの夕焼

                          優雅な読書が最高の復讐である/さよならイヴ・バビッツ|山崎まどか
                        • 作曲家 吉松隆が語る、高解像度の最新名演でよみがえった傑作“カムイチカプ交響曲” | Mikiki by TOWER RECORDS

                          ポスト・ビートルズ世代の傑作を、高解像度の最新名演で! 「完全に無視されたね、評論家とか現代音楽の作曲家から。こんなでかい曲書いたのに批評は何もないのかよっていうぐらい(笑)。せいぜい〈ストラヴィンスキーみたいだね〉としか言われない。けど、実際はプログレ(ッシヴ・ロック)、シュトックハウゼン、シベリウス、能登の御陣乗太鼓なんかまで、めちゃくちゃ色んな音楽が入っているのに……」 吉松隆の代表作にして、日本生まれの傑作交響曲に位置づけられるであろう“カムイチカプ交響曲”も、1990年の初演当時はこのような反響であったという。吉松といえば、現代音楽に抗ってきた作曲家というイメージが強いのだが、実は現代音楽を嫌った保守層にも与しなかったため、前衛/保守の双方から支持されることがなかったのだろう。 「やっぱり60年代までってビートルズでさえシュトックハウゼンとかに惹かれたぐらい、現代音楽が面白かった

                            作曲家 吉松隆が語る、高解像度の最新名演でよみがえった傑作“カムイチカプ交響曲” | Mikiki by TOWER RECORDS
                          • サポーター会員制度を刷新し、「月刊アルテス」を創刊します! – アルテスパブリッシング

                            ◉はじめに 創業10周年にあたる2017年4月に募集をスタートした「フレンズ会員」と「サポーター会員」の制度を、この4月からリニューアル。「フレンズ会員」を廃止し、代わりに月額380円(税込)の「メルマガ会員」を新設、「サポーター会員」(年額10000円・税込)とともに広く会員を募って運営していきます。 「メルマガ会員」「サポーター会員」のみなさんには、 会員限定のメールマガジン「月刊アルテス」が読める(4〜7本のオリジナル連載を配信)(メルマガ会員・サポーター会員) 公式ショップでアルテスの本を割引きで購入できる(メルマガ会員・サポーター会員) 1年に3冊の新刊をプレゼント(サポーター会員) アルテス主催のオンライン読書会に無料で参加できる(サポーター会員) などの特典をご用意して、ご登録をお待ちしています。 詳しいことは下記をお読みになってください。 * * * アルテスのスタッフは代

                              サポーター会員制度を刷新し、「月刊アルテス」を創刊します! – アルテスパブリッシング
                            • 電子音楽的作曲家がオーケストラ曲を作曲するとき湯浅譲二の生誕80年を祝う|石塚潤一

                              #2009年8月12日に 、湯浅譲二の生誕80年を祝うコンサートが開催され、これに関連して書かれた文章の再録です。 武満徹と湯浅譲二 同世代の武満徹に比べ、湯浅譲二が紛れもない日本を代表する作曲家として認知されたのは、かなり遅くになってからのことだったように思う。芸術ジャンルを跨いで多くの知己があり、尺八と琵琶とをソリストとしてニューヨーク・フィルハーモニックと共演させるという、極めてキャッチーな代表作(ただし、武満がこの作品:「ノヴェンバー・ステップス」で実現したことは、邦楽器と西洋楽器を用いての西と東の出会い、と単純に語って済むようなものではないのだが)を持つ武満が、日本の現代音楽を代表する作曲家となったのはある意味必然でもあった。だが、そのことを割り引くにしても、湯浅譲二に対する評価は不当なまでに遅れてはいなかっただろうか。 それは一つに、湯浅が1981年から96年まで、カリフォルニ

                                電子音楽的作曲家がオーケストラ曲を作曲するとき湯浅譲二の生誕80年を祝う|石塚潤一
                              • アニメ『チェンソーマン』劇伴を担当するagraph 牛尾憲輔 物語に与える影響とその音楽性を紐解く

                                agraph・牛尾憲輔がアニメ『チェンソーマン』の劇伴を担当することが発表されている。制作はMAPPA、監督にはアニメ初監督となる中山竜、その他主要となるアニメスタッフは吉原達矢、中園真登、瀬古浩司、押山清高ら、ここ数年のMAPPAのヒット作を支えてきた。牛尾はこの注目のアニメ作品にどんな音楽をあてがうのだろうか。本稿ではそんな注目の作品の劇伴を担当する牛尾の出自と音楽性を紐解きたい。 牛尾憲輔は、エレクトロニックミュージックを基調とし、アンビエント、現代音楽、ジャズ、ポストロックなどをも横断した音楽性で、国内でも無二の存在といえよう電子音楽家だ。 東京工科大学在学中よりPro Toolsのオペレーターとして活動し、電気グルーヴの石野卓球と偶然にも出会い、石野個人の制作だけでなく、電気グルーヴ・DISCO TWINS・RYUKYUDISKOらのテクニカルエンジニアとして制作に携わり、電気グ

                                  アニメ『チェンソーマン』劇伴を担当するagraph 牛尾憲輔 物語に与える影響とその音楽性を紐解く
                                • 琉宇|note

                                  第51回 倍音関係をあらわす記譜法に触れてみよう 📚[⌁音響物理学]倍音 📚[🌌現代音楽]ヘルムホルツエリスノーテーション、微分音 第43回にこんな臨時記号が出てきたよね。 これは基調に対する倍音関係を五線譜上であらわすもので、「ヘルムホルツエリスノーテーション」と呼ばれる記譜法なんだ。 この、ちょっと特殊な記譜法を、今回は紹介していくよ。 この記譜法を考案したのはドイツに住む2人の作曲家、マーク・サバトさんとヴォルフガング・フォン・シュヴァイニッツさん。2000年から2004年頃にかけて記譜法をまとめていった

                                    琉宇|note
                                  • CANの全18作品再発に石野卓球、小山田圭吾、坂本慎太郎がコメント(コメントあり)

                                    18作品はUHQCD仕様で、オリジナルアートワークを再現した紙ジャケットに収められる。リリースは4段階に分けて行われ、第1弾は代表作「エーゲ・バミヤージ」など5作品が、Tシャツ付き限定セットやオリジナルメンバーであるイルミン・シュミットの最新ソロアルバム「ノクターン」と同時に7月17日に発売される。 再発シリーズ第2弾は「フューチャー・デイズ」など5作品が9月25日に、第3弾は「タゴ・マゴ」など5作品が11月27日に、第4弾は発掘音源集など3作品が2021年1月15日に発売される。 4人が発表したコメントは以下の通り。 石野卓球 コメント“CAN以前とCAN以後”での ロック音楽の持つ可能性が大きく変化そして進化した。 CANの前にCANは無し CANの後にもCANは無し! 小山田圭吾 コメントあらゆる音楽の要素を内包しながら そのどれとも微妙な距離を保っている感じがして、 いつ聴いても新

                                      CANの全18作品再発に石野卓球、小山田圭吾、坂本慎太郎がコメント(コメントあり)
                                    • 「東京トンガリキッズ」を等倍楽しく読む方法。

                                      [Book Off!?] -「東京トンガリキッズ」を等倍楽しく読む方法。- 「なにを今さら…」といわれますか?そんな貴兄は健全すぎるほどに。かの昔「宝島」という、青少年に多大なる影響を与えた雑誌に、中森明夫というエライ人が、東京にまつわる青春群像のオムニバス小説「東京トンガリキッズ」を、1985年6月号から連載していたのですよ。まぁ、ベストセラーのサダメつーヤツで、この連載をまとめた「東京トンガリキッズ」(JICC出版局)も例に漏れずそして正しく、「サラダ記念日」や「ゲームの達人」や「完全自殺マニュアル」などと肩を並べ、ブックオフの100円コーナーにある始末。さて、ペプシ一本我慢して買っときましょか。そのペプシ代わりの1冊を甘酸っぱく堪能するための注釈コーナー、は・じ・ま・る・よ。それにしても、同時代的な記号だらけだゎ、この本。 2004年1月、未収録作品を収録して角川文庫よりめでたく文庫

                                      • 第44回 井上 鑑 氏 キーボード奏者/アレンジャー/プロデューサー | Musicman

                                        今回の「Musicman’sリレー」は、梅津達男氏からのご紹介で、ミュージシャン・井上 鑑氏のご登場です。桐朋音大在学中にCM音楽作家としてデビュー以来、キーボード奏者・アレンジャー・プロデューサーとして、寺尾聰氏の「ルビーの指輪」を始めとして、数々のヒット曲を手がけられた井上氏。音楽が溢れる家庭環境で育ちながら、あえて音楽を志さなかった少年時代から、音楽に目覚め、日本のポップ・ミュージックに欠かすことのできない存在になるまでを、じっくり語っていただきました。 プロフィール 井上 鑑(いのうえ・あきら) キーボード奏者/アレンジャー/プロデューサー 1953年 チェリスト井上頼豊の長男として東京に生まれる。 和光学園中学校、都立青山高校を経て桐朋学園大学音楽学部作曲家在学中よりCM音楽を初めとする作編曲家、キーボード奏者として活動を始める。以後、アレンジャー・プロデューサーとして多数のプロ

                                          第44回 井上 鑑 氏 キーボード奏者/アレンジャー/プロデューサー | Musicman
                                        • "シンセサイザー愛好家" にお勧めの1台です! | Rock oN Company | DTM DAW 音響機器

                                          ノイズ&アバンギャルド、実験音楽が再び目を覚ます!KORG volca modular シンセの原点である「音作り」を学び、愉しむ。 こんにち和、シンセサイザー愛好家のSCFED伊部です! 昨今の電子音楽におけるシンセサイザーの位置付けは、既存の楽器を電子音に置き換えた「楽曲を構築するためのツール」という部分がメインで、シンセサイザーと意識せずに使用している人が多いと思います。 「シンセサイザーとキーボードの違いがわからない」という話を聞くのは、両者とも鍵盤を押せばすぐに楽器として演奏出来るサウンドが出てくるからです。1980年代後半からPCMサンプリング技術によるシンセサイザーが人気となり、楽曲制作のために進化し続けて来ましたが、「音色作りを楽しむシンセサイザー」も脈々と受け継がれてきました。 楽器としてのシンセサイザー と 音色そのもの楽しむシンセサイザー。 今回のvolca modu

                                            "シンセサイザー愛好家" にお勧めの1台です! | Rock oN Company | DTM DAW 音響機器
                                          • 追悼〜作曲家・西村朗(1) - 現代の音楽

                                            現代の音楽難解と思われがちな「現代音楽」。でも扉を開けば、想像を超える面白さ、 本能を揺さぶられる何かが発見できるはず。さあ、未知の世界を冒険してください。

                                              追悼〜作曲家・西村朗(1) - 現代の音楽
                                            • ヒゲドライバー×ゆよゆっぺ×烏屋茶房 共作の醍醐味と現代音楽シーンへの主張

                                              POPなポイントを3行で オリジナルサウンドドラマ『メゾン ハンダース』座談会 ヒゲドライバー×ゆよゆっぺ×烏屋茶房が語る音楽の消費 「たぶんキレちゃう」音楽家3人の共同生活は難しい? 6人の個性的なクリエイターの共同生活を舞台にしたオリジナルサウンドドラマ『メゾン ハンダース』は、ひとつ屋根の下だからこそ生まれる苦悩や喜びが描かれている。ライブストリーミングプログラム「MixBox」やYouTube、ニコニコチャンネル「メゾン ハンダース<共用リビング>」で配信中だ。 譲れない信念を持つがゆえに反発しながら、それぞれの個性が見事に融合したときに生まれるクリエイティブ。作中に登場するバンド・スーパーパーティの楽曲として制作された「スパイのスパイス」は、まさにそんなクリエイター同士のハーモニーによって生まれた楽曲であり、2月23日(水)発売のCDに収録される。 6人の個性的なクリエイターが登

                                                ヒゲドライバー×ゆよゆっぺ×烏屋茶房 共作の醍醐味と現代音楽シーンへの主張
                                              • 指揮者・藤岡幸夫インタビュー【後編】ピンと来たらドンと行け | キネヅカ

                                                現在、関西フィルの首席指揮者、東京シティ・フィルの首席客演指揮者を務める傍ら、様々なメディアにも出演し、幅広く活躍している藤岡幸夫さん。クラシックをもっと身近に感じてもらいたいという思いのもと2020、2021年には2冊のエッセイを上梓し、好評を博している。インタビュー後編では、指揮者としての“藤岡幸夫”の軸、多忙な藤岡さんのモーニングルーティーン、そして自身の40代、50代を振り返ってもらうとともに60代の人生プランを聞いた。 前編記事はこちら→指揮者・藤岡幸夫インタビュー【前編】気合いと明るさで貫いてきた人生 藤岡幸夫 1962年、東京生まれ。1994年、ロンドン「プロムス」にBBCフィルハーモニックを指揮してデビュー以降、多くの海外オーケストラに客演。首席指揮者を務める関西フィルハーモニー管弦楽団とは2022年が23年目のシーズン、2019年から東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

                                                  指揮者・藤岡幸夫インタビュー【後編】ピンと来たらドンと行け | キネヅカ
                                                • ノイズが私たちを別の空間、時間、次元に連れて行ってくれる —Gustavo Infante 『Pássaros』インタビュー | OTOTSU

                                                  ボサノヴァやMPBのみならず、近年ではジャズにおいても注目を集める音楽家も多い、音楽大国ブラジル。しかし、このミナス・ジェライス州出身の音楽家、グスタヴォ・インファンチの音楽はブラジル音楽の伝統に根ざしながらも、そのどれとも異なっている。サム・ゲンデルらを擁するLAシーンで活動するブラジル人ギタリスト、ファビアーノ・ド・ナシメントの音楽性をさらに先鋭化させたともいえる、靄がかった深いエコーによる空間的なサウンドに、フィンガーピッキングでつま弾かれる超絶技巧のギター、そして歌。ジョン・フェイヒィ~ジム・オルークの系譜にあるギターミュージックのエクスペリメンタル・サイドとミルトン・ナシメントやロー・ボルジェスといったクルビ・ダ・エスキーナのソングライティングが融合したともいえる音楽性だ。グスタヴォは2019年に1stアルバム『SER』を発表。2021年に発表した本作『Pássaros』において

                                                    ノイズが私たちを別の空間、時間、次元に連れて行ってくれる —Gustavo Infante 『Pássaros』インタビュー | OTOTSU
                                                  • どんなジャンルにも前衛はある山本精一『カフェ・ブレイン』から辿る脱構築の美学 | TURN

                                                    山本精一のニュー・アルバム『カフェ・ブレイン』が素晴らしくいい。ライヴ会場などで販売している自主制作アルバムはあったものの、ソロ名義での正規流通のリリース作品としては約4年ぶりとなる今作、2012年から2020年にかけて行われた彼自身のライヴで使用した音源やライヴ録音に、演奏や音を加えて全く新たな作品へと昇華させたアルバムだ。歌や言葉はない。だが、それ以上にこの作品は音楽へのあくなきトライアルの側面を物語る。音と音との間の空間を生かした現代音楽のような曲、機械制御されたようなビート音楽、不穏な空気を伝えるノイズ・アンビエントといったような曲……と書くのさえ野暮とも思えるほどに多元的。盟友の家口成樹がマスタリングなどで関わっている意外は山本が基本的に一人で制作、EP-4の佐藤薫のレーベル《φonon》からリリースされたこの『カフェ・ブレイン』という作品は、1曲の中にさえ多層な解釈と景色を感じ

                                                      どんなジャンルにも前衛はある山本精一『カフェ・ブレイン』から辿る脱構築の美学 | TURN
                                                    • 【DTM】Xpand!2を使って和楽器『笙』の音作りをしてみる【雅楽】 - MM5 MUSIC STUDIO

                                                      こんにちは、MAKOOTOです。 最近、三味線や民謡などに触れる機会があり、またそろそろ本格的に和楽器を主体とした楽曲を作っていこうと思うので、自分の知識の整理・底上げも兼ねて和風の楽器や楽曲などについての記事を書いていこうと思います。 手始めに今回は、雅楽の楽器の一つである 『笙』 についての音色と合竹(コード)、そしてどういった楽器なのかを簡単に書いてみます。 笙はですね~、昔からずっと気になっていた楽器で、その音色が非常に神々しくて好きだったんです。ゲーム「大神」をプレイした時に、いつかこの楽器を使った楽曲を作ってみたいとずっと思っていました。現物はまだ手に入れられてはいませんが、今は自分に出来ることをやろうと勉強しています(笑 笙とは 日本には奈良時代ごろに雅楽とともに伝わってきたと考えられている。雅楽で用いられる笙は、その形を翼を立てて休んでいる鳳凰に見立てられ、鳳笙(ほうしょう

                                                        【DTM】Xpand!2を使って和楽器『笙』の音作りをしてみる【雅楽】 - MM5 MUSIC STUDIO
                                                      • blog 水声社 » Blog Archive » 12月の新刊:モートン・フェルドマン――〈抽象的な音〉の冒険《水声文庫》

                                                        2022年 12月 5日 コメントは受け付けていません。 モートン・フェルドマン 〈抽象的な音〉の冒険 《水声文庫》 高橋智子(著) 判型:四六判上製 頁数:356頁 定価:3800円+税 ISBN:978-4-8010-0692-8 C0073 装幀:宗利淳一 12月下旬頃発売! 《彼は作曲家の責任をつくることから受け入れることへと変えた。》(ジョン・ケージ) 〈沈黙〉を超えて〈静寂〉へ―― 図形楽譜の発明者にして、演奏時間4時間を超える長大な楽曲を書いた作曲家、ニューヨーク・スクールの中心人物にしてベケットやロスコとも協働したモートン・フェルドマンとは何者だったのか。 同時代の作曲家や抽象表現主義の画家たちとの交流を通じて、変転するその全貌を描き出す。ケージと並ぶ現代音楽の最重要人物、待望のモノグラフ! 【目次】 はじめに 第1章 完全に抽象的な音の冒険――1950年代の図形楽譜 第2

                                                        • 山下達郎さん サンデーソングブック2023年7月23日『極私的・坂本龍一追悼特集 PART 2』(#1606)

                                                          長崎は夏の空がひろがりました。 けれども梅雨明けはまだのようです。 坂本龍一さんとの想い出話、お二人の無邪気な少年のような姿が目に浮かびますね。 しんみりとしてしまいました。 ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。 誤字脱字は、ご容赦くださいませ。 冒頭達郎氏: 7月もだいぶ・・もう夏休みも始まりましたかね。 でも、こっちは、まだ前倒しでやっております(笑) わかりません!(笑) どうなってるのか・・・ 今のところ7月20日のロームシアターが終わったところまで。 うまくいってるはずでございます。 7月14、15大阪フェスティバルホール それから20日のロームシアター京都 うまくいってるはず。 本日は堺でございます。 昨年堺行って、すごくお客さんが良かったので。

                                                          • 後藤美孝 インタビュー INTERVIEW WITH DENNIS BOVELL|『B-2 UNIT』坂本龍一 アナログ/SACDハイブリッド化リイシュー!2019年9月25日発売|otonano by Sony Music Direct (Japan) Inc.

                                                            ●後藤さんと坂本さんの出会いについて教えてください。 「最初はどこで会ったのか、よく憶えてないです。ただ友人や知人のグループの中にいて自然と話すようになったんじゃないのかな。いつも本を抱えていて、レヴィ=ストロースとかル・クレジオなんかを原書で持っていたりして。当時は吉祥寺のフォーク・シンガーのバックでピアノを弾いていたと思うんですが、まわりのミュージシャンたちとはあきらかに違った印象でした。思い出すのは、初めてのギャラだと言って喫茶店で封筒から小切手を出してうれしそうに見せてくれたこと、たしか富岡多恵子さんのアルバムの謝礼だったと思います。また、今までジーンズというものを買ったことないから一緒に行ってくれないかと言われ、吉祥寺のハモニカ横丁のジーンズ屋さんに行ったこととか、大晦日に連れ立って友人の実家に押しかけ温泉に行ったとか、音楽と関係ないことばかりです。ぼくが吉祥寺にあった芽瑠璃堂と

                                                              後藤美孝 インタビュー INTERVIEW WITH DENNIS BOVELL|『B-2 UNIT』坂本龍一 アナログ/SACDハイブリッド化リイシュー!2019年9月25日発売|otonano by Sony Music Direct (Japan) Inc.
                                                            • 第12話 震災から10年の夏の日に「誇りをもつ」ということについて考えてみた|ぼくはこんな音楽を聴いて育った・東京編|大友 良英|webちくま

                                                              2021年9月11日(土曜)15時からEテレで、「クラシック音楽館『大友良英 presents 武満徹の“うた”』」が再放送されます。その番組への思い、そして大友さんがこの10年考えてきたことが凝縮された回です。 「誇りをもつ」ってどういうことなんだろう。10年前の震災の日からずっと考えてきたことだ。多分それ以前は「誇り」なんてことを考えたことはなかった。じゃ「誇り」なしでいいのかっていうと、そうでもなくて、考えたことがなかったってことは「誇り」に関わる危機感を経験してこなかった、あるいは、自覚しなかったってだけのような気がしている。 「誇り」ってなんだろう? 辞書を見たら「誇らしい気持ち」って書いてるけど、これ答えになってるか? と苦笑してしまった。英語だとプライドだけど、なんだかそんなもの前面に押し出すのは、自分の自慢をするヤツみたいで、どこかで下品だとオレは思っている節があって、そう

                                                                第12話 震災から10年の夏の日に「誇りをもつ」ということについて考えてみた|ぼくはこんな音楽を聴いて育った・東京編|大友 良英|webちくま
                                                              • インタビュー3 能のテキストを読み、舞台に立ち上げて見えてくること──原点としての「橋の会」第1期(1980-82) 松岡心平(東京大学名誉教授) | 小特集:舞台芸術の研究と現場のインタラクション | Vol.42 | REPRE

                                                                インタビュー3 能のテキストを読み、舞台に立ち上げて見えてくること──原点としての「橋の会」第1期(1980-82) 松岡心平(東京大学名誉教授) 「橋の会」のはじまり ──まずは、松岡先生がどういうきっかけで能の舞台の現場に関わるようになったのか、というお話からお伺いしたいと思います。 私が能楽舞台の現場と関わるようになったのは、「橋の会」の運営委員になったことがきっかけでした。そのきっかけはほとんど偶然みたいなもので、荻原逹子さんという有名なプロデューサーで銕仙会の事務局長のようなことをやっていた方が、観世寿夫亡き後、どういう活動をしていったらいいかということを模索するなかで、「若い人を集めて何かやろうじゃないの」という話になり、4人のメンバーを集めたんです。その4人というのが、土屋惠一郎さん、松本小四郎さん、鴻英良さん、そして私でした。どういうわけかよくわかりませんが、どうも荻原さん

                                                                • 【アーカイブ有料配信は6/1〜12/31まで】オープン講座「基礎教養シリーズ〜ゼロから聴きたいフリー・ジャズ 〜」 講師:細田 成嗣 柳樂 光隆

                                                                  画像貸与 HouxoQue, photo by 石坂大輔 ▷本講座はオンライン開催です。終了後はアーカイブ動画による後追い視聴が行えます。 放送時間:4時間06分 ◎お申し込みはこちら: Peatix 毎回テーマに沿ったジャンルをがっつり掘り下げる『ゼロから聴きたい』シリーズ。 今回のテーマは”フリー・ジャズ”です。 講師には『AA 五十年後のアルバート・アイラー』が好評の音楽批評家、細田成嗣氏と、本校『ライター講座』の講師でもある音楽評論家の柳樂光隆氏をお招きいたします。 「フリー・ジャズとフリー・インプロの違いってよく分からない」という初心者の方や、「フリー・ジャズの構造やルールを知りたい」という方など、入門編としてフリー・ジャズ全盛期の60年代を中心に解説を行います。 この機会に改めて勉強しましょう。 ゼロから聴きたいフリー・ジャズ- 講師:細田 成嗣より ジャズのサブジャンルの中で

                                                                    【アーカイブ有料配信は6/1〜12/31まで】オープン講座「基礎教養シリーズ〜ゼロから聴きたいフリー・ジャズ 〜」 講師:細田 成嗣 柳樂 光隆
                                                                  • 「違和感」の先にあるもの|Kibidango

                                                                    現代音楽に潜む「違和感」大学の授業の中で、最も印象に残っているのは一般教養過程で履修した「現代音楽」です。 石田一志さんという現代音楽の評論家が、大学の大教室で自分の好きな音楽をかけて、その説明を聴きながら音楽に耳を傾ける、というもの。およそ経済学部生としては最も専攻から縁遠い科目であったに違いありません。 後期ロマン派がブラームスあたりで終わり、その後ドビュッシーから現代音楽が始まった、とされています。ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」の中にみられる、ゆらゆらとした調性の定かでないメロディ。無調性(いわゆるト長調など中心となる音階のない)音楽の始まりです。 これまでの音楽技法を研究し尽くし、それを「和声学」という書にしたためた後に「もうこれまでに生み出された音楽は全てここに書いた。だからここにないものを作る」として、「十二音技法」という、その後の現代音楽において重要な作曲技法を編み出

                                                                      「違和感」の先にあるもの|Kibidango
                                                                    • 「後輩作曲家たちはベートーベンの『和音』を最も多く模倣」

                                                                      Posted March. 24, 2020 08:09, Updated March. 24, 2020 08:09 26日は、今年で生誕250周年を迎えた「音楽の聖者」ベートーベンの死去から193周年の記念日。4月1日は、後期ロマン主義の作曲巨匠・ラフマニノフの誕生147周年記念日である。先月、KAIST文化技術大学院のパク・ジュヨン教授チームは、ビッグデータの分析を通じて、「クラシック音楽作曲家の中で最も影響力が大きかった作曲家はベートーベン、最も革新的な作曲家はラフマニノフ」という研究結果を発表して注目を集めた。どのような方法を使ったのだろうか。なぜベートーベンとラフマニノフなのだろうか。 20日、電話でインタビューしたパク教授は、「同じ音が同時に鳴る一瞬の和音(chord)が、その次の和音へと繋がるパターンを分析した」と説明した。今回の研究では、リズムや音色のような要素は計算に入

                                                                        「後輩作曲家たちはベートーベンの『和音』を最も多く模倣」
                                                                      • ピアニストの神谷郁代さん死去

                                                                        神谷郁代さん(かみや・いくよ=ピアニスト)6日午前6時、肺炎のため東京都稲城市の病院で死去、75歳。群馬県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。 72年、エリザベート王妃国際音楽コンクールで入賞。欧州各地でも演奏し、ベートーベンなどドイツ音楽を中心に、現代音楽、邦人作品と幅広く手掛けた。

                                                                          ピアニストの神谷郁代さん死去
                                                                        • 「情熱大陸」King Gnuに密着 シーンの中心にいる彼らが見つめるもの

                                                                          POPなポイントを3行で 「情熱大陸」がKing Gnuに密着 2020年さらなる活躍が期待されるバンド シーンの中心にいる彼らが先に見つめるものとは ロックバンド・King Gnu(キングヌー)が2月23日(日)23時から放送されるTBS系列のドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演する。 番組は2019年8月から彼らを密着。フェスや全国ツアーで多忙な時期の裏側を知ることができる貴重な映像になりそうだ。 次回の情熱大陸は、ロックバンド/King Gnu。 突如音楽シーンに現れた実力派ロックバンド。 彼らの愛の叫びを聞け―。 2月23日よる11時放送。#情熱大陸 #mbs #tbs #KingGnu #常田大希 #勢喜遊 #新井和輝 #井口理 pic.twitter.com/Xsiuf9sPrx — 情熱大陸 (@jounetsu) February 16, 2020 圧倒的支持を誇るバンド

                                                                            「情熱大陸」King Gnuに密着 シーンの中心にいる彼らが見つめるもの
                                                                          • 現代音楽とは??な人に送るシェーンベルク入門ガイド【12音技法】 | edy music

                                                                            シェーンベルクの音楽に激しく心を動かされた事があります。その感動があまりに大きかったので、スコアを入手して楽曲の分析(アナリーゼ)を行い、さらに他のシェーンベルク作品もむさぼるように聴く有り様でした。しかし、最初からシェーンベルクの音楽が好きだったかというとそうでもなく、むしろつまらないと感じていた時期が長い間ありました。 あの有名な『浄夜』も『月に憑かれたピエロ』も、あるいは彼の音列技法が完成の域に達したと言われる『管楽五重奏曲』も、とうてい面白いとは思えなかったのです。シェーンベルクの音楽は聴衆から激しい非難を受けて演奏会が中止となったこともあるそうですが、そのような事例を鑑みても、同じように感じる方が多いのではないでしょうか。 しかし、シェーンベルクの音楽の登場は、切り捨てるにはあまりに大きな西洋音楽芸術における歴史的事件でした。無調やセリーと呼ばれる音楽の原点で、現代音楽のメインス

                                                                              現代音楽とは??な人に送るシェーンベルク入門ガイド【12音技法】 | edy music
                                                                            • 分数コード - 音楽理論 ざっくり解説

                                                                              今日のテーマは、分数コードです。 和音を弾く際、本来弾くべきベース音とは違う音を指定される場合があります。 そのとき、コードネーム上ではスラッシュを書いてその横に指定のベース音を書き記しておくのですが、その形が数学の分数のように見えるので、そういったコードを一般的に「分数コード」と呼ぶのです。 …え、何言ってるか分からない? 分母はベース音 つまり、通常「C」と書かれていたらドミソの和音を弾き、ベース音はドを弾くわけですが(下譜例左)、「C/D」と書かれていた場合、和音はドミソのままですが、ベース音はD(つまりレ)を弾くのです。(譜例右) 分子が和音を表し、分母がベース音を表している。ただそれだけのことです。 ベース音に関わることですから、ベーシストは当然マスターしておきましょう。 ちなみに私が上京して初めて組んだバンドのベーシストは、インディーズでけっこう活躍していたらしいのですが、分数

                                                                              • 山形弁は私の「誇り」。方言と民謡を軽やかに歌い上げる、朝倉さやさんの音楽革命

                                                                                山形弁で歌った『タッチ』など、方言を取り入れたユニークな作風で知られるシンガーソングライターの朝倉さやさん。民謡日本一に輝いた確かな歌唱力もあいまって、日本の音楽シーンに新風を吹き込んでいます。朝倉さんの個性を尊重してくれたという音楽プロデューサーsolayaさんとの出会い、そして、これからの時代の民謡と方言の魅力と可能性とは。 「ヨーエサノマガショ エンヤコラマガセ…」 力強さとともにどこか懐かしさを感じる、山形県の民謡『最上川舟唄』。歌うのは、同じく山形県出身でシンガーソングライターとして活動する朝倉さやさんです。 普段から民謡を歌っていたという家族の影響もあり、本格的に民謡を習い始めたのは小学生の頃。小中学生の民謡の歌い手日本一を決める、民謡民舞少年少女全国大会では二度も優勝と、着々と歌い手としての技量を高めていきました。 しかし、高校卒業後にシンガーソングライターを目指して上京する

                                                                                  山形弁は私の「誇り」。方言と民謡を軽やかに歌い上げる、朝倉さやさんの音楽革命
                                                                                • フローレンス・プライスのこと|能地 祐子

                                                                                  2022年5月15日(日曜日)今、アメリカでもっともめざましい再評価ブームを巻き起こしている作曲家といえば、フローレンス・プライス(1888-1953)。 黒人女性として初めて、アメリカのメジャーなオーケストラによって演奏された交響曲を書いた作曲家とされている。彼女は作曲だけではなく、優れた編曲家、ピアニスト、教育者でもあり、交響曲や室内楽、ピアノ曲、歌曲などの他、黒人霊歌の編曲やコマーシャル音楽、舞台音楽など、とにかく膨大な音楽を手がけていた。ところが、その作品のほとんどが埋もれたままで、近年になって屋根裏部屋から300作あまりの未発表楽譜が発見されたという。 プライスは、南部連合の合衆国再編入によるアメリカ再建時代の前に生まれ、公民権運動が確立する前に亡くなった。女性であり、黒人であることが自由を阻む壁となった時代、そもそも女が社会で働くこと自体が難しかった時代、離婚してシングルマザー

                                                                                    フローレンス・プライスのこと|能地 祐子