並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 10 件 / 10件

新着順 人気順

理研の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • コロナ第10波の兆し、今後「心不全パンデミック」の恐れも、研究

    新型コロナウイルスの感染は昨年11月下旬から年が明けても増える傾向が続き、流行の「第10波」の兆しも見せている。理化学研究所(理研)と京都大学の共同研究グループは昨年末、症状が収まった後もウイルスが心臓に残存すると心不全のリスクが高まる可能性があると発表した。同5月に感染症法上の位置付けが5類に移行し、人々は「コロナとの共生」の日常に戻っているが、流行ウイルスの性質が大きく変わったわけではなく、油断はできない。厚生労働省は今冬期の流行拡大に注意を呼びかけている。 国内初感染確認から4年でまた増加傾向 新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから1月15日で4年が経過した。5類移行後は感染実態の把握方法は全数把握から全国約5000の定点医療機関による定点把握に変更された。厚労省によると、定点把握の感染者数は移行後も増え続け、昨年8月末から9月上旬には1医療機関当たり約20人になり流

      コロナ第10波の兆し、今後「心不全パンデミック」の恐れも、研究
    • 全ゲノム解析で明らかになる日本人の遺伝的起源と特徴

      理化学研究所(理研)生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チームの寺尾 知可史 チームリーダー(静岡県立総合病院 臨床研究部 免疫研究部長、静岡県立大学 薬学部ゲノム病態解析講座 特任教授)、劉 暁渓 上級研究員(研究当時:ゲノム解析応用研究チーム 研究員; 静岡県立総合病院 臨床研究部 研究員)、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター シークエンス技術開発分野の松田 浩一 特任教授らの共同研究グループは、大規模な日本人の全ゲノムシークエンス(WGS)[1]情報を分析し、日本人集団の遺伝的構造、ネアンデルタール人[2]およびデニソワ人[3]由来のDNAと病気の関連性、そしてゲノムの自然選択が影響を及ぼしている領域を複数発見しました。 本研究成果は、日本人集団の遺伝的特徴や起源の理解、さらには個別化医療[4]や創薬研究への貢献が期待されます。 今回、共同研究グループは、バイオバン

        全ゲノム解析で明らかになる日本人の遺伝的起源と特徴
      • 理研、国宝「油滴天目茶碗」の発色の仕組みを説明することに成功

        理化学研究所(理研)は10月11日、オープンデータの画像を用いた解析により、国宝「油滴天目(ゆてきてんもく)茶碗」の青紫色の光彩である「曜変(ようへん)」の発色を、油滴(油の滴に似た斑点)の反射と、釉薬(ゆうやく/うわぐすり)の2次元回折格子構造によって説明できることを発表した。 同成果は、理研 光量子工学研究センター 先端光学素子開発チームの海老塚昇研究員、理研 開拓研究本部 石橋極微デバイス工学研究室の岡本隆之専任研究員(研究当時)の共同研究チームによるもの。詳細は、日本光学会誌「光学」2023年9月号に掲載された。 天目茶碗とは日本での呼び名で、元は茶葉の産地だった中国浙江省の天目山一帯の寺院で使われていた、黒色鉄釉をかけて焼かれた陶器製の茶碗のことをいう。鎌倉時代に、禅寺天目山で修行をしていた日本人僧侶が帰国の際に持ち帰ったことから、そのように呼ばれるようになったといわれている。油

          理研、国宝「油滴天目茶碗」の発色の仕組みを説明することに成功
        • 量子もつれの伝達速度限界を解明

          理化学研究所(理研)量子コンピュータ研究センター 量子複雑性解析理研白眉研究チームの桑原 知剛 理研白眉チームリーダー(開拓研究本部 桑原量子複雑性解析理研白眉研究チーム 理研白眉研究チームリーダー)、ヴー・バンタン 特別研究員、京都大学 理学部の齊藤 圭司 教授の共同研究チームは、相互作用するボーズ粒子[1]系において量子もつれ[2]が伝達する速度の限界を理論的に解明しました。 本研究成果は、多数のボーズ粒子が相互に作用することで生じる量子力学的な動きを理解する上で新しい洞察を提供すると同時に、量子コンピュータ[3]を含む情報処理技術における根本的な制約を解明することにも寄与すると期待されます。 量子力学で現れる最も基本的な粒子であるボーズ粒子が相互作用を通じてどのくらいの速さで量子的な情報を伝達できるのか、という問題は長年未解決でした。 共同研究チームはリーブ・ロビンソン限界[4]と呼

            量子もつれの伝達速度限界を解明
          • 日本人の祖先、大きく3系統か 理化学研究所がDNA解析で新説 - 日本経済新聞

            理化学研究所の寺尾知可史チームリーダーらは3000人以上の日本人のゲノム(全遺伝情報)データを解析し、日本人の祖先には大きく3つの系統が関わっているとの研究成果をまとめた。日本人の祖先は縄文人と弥生人の大きく2系統としてきた定説の修正につながる可能性がある。研究チームは、東京大学や理研が運営する日本人の遺伝情報のデータベース「バイオバンク・ジャパン」を使って、北海道から沖縄までの全国7地域から

              日本人の祖先、大きく3系統か 理化学研究所がDNA解析で新説 - 日本経済新聞
            • STAP細胞10年 「リケジョ」から「魔女」にされた研究者 | 毎日新聞

              STAP細胞の論文に疑義が生じたことに対し、理化学研究所の女性研究員(当時)は記者会見で不正を否定した。質問を求める記者の手が次々と挙がった=大阪市北区で2014年4月9日、貝塚太一撮影 STAP細胞はあります――。記者会見で象徴的な言葉を残した後、一人の女性研究員が表舞台から姿を消した。新たな万能細胞として、理化学研究所が2014年1月に華々しく発表した「STAP細胞」は同年7月に論文が撤回され、世紀の発見は幻に終わった。あれから10年。授業でもこの問題を取り上げているという内田麻理香・東京大特任准教授は、女性研究員が過剰に不正のシンボルとされてしまったと指摘する。 持ち上げた後にバッシング STAP細胞論文が発表された際、「オレンジジュース程度の酸性に浸すと細胞が万能性を発揮する」という説明は、キャッチーで分かりやすいと思った。また、研究チームを率いたのが当時30歳の若い女性研究員だっ

                STAP細胞10年 「リケジョ」から「魔女」にされた研究者 | 毎日新聞
              • 国産量子コンピュータ初号機、愛称は「叡」に 英語表記は“A” 理研が発表

                理化学研究所は10月5日、3月27日に稼働を始めた国産超伝導量子コンピュータ初号機の愛称を「叡」(えい、英語表記は“A”)に決めたと発表した。理研では4月7日から5月31日にかけて愛称を公募しており、全部で3781件の応募があったという。 叡に決めた理由について理研は「『叡』は聡明さを表し、量子コンピュータの情報処理における卓越性・先進性を表す」と説明。また英語表記については「アルファベット順の最初の文字である“A”とすることで、当該機が理研量子コンピュータ研究センター(RQC)にとっての、また国産量子コンピュータ初号機として日本にとっての、量子コンピュータ実機開発の第一歩であることも表現している」と解説した。 今後、「叡」のイメージに合うようなロゴマークも作成する予定。 理研は3月27日、叡を使った「量子計算クラウドサービス」の提供を開始している。非商用利用であれば、クラウド経由で64量

                  国産量子コンピュータ初号機、愛称は「叡」に 英語表記は“A” 理研が発表
                • 理研雇い止め「不適切ではない」と調査委 元卓越研究員の採用手続き:朝日新聞デジタル

                  ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                    理研雇い止め「不適切ではない」と調査委 元卓越研究員の採用手続き:朝日新聞デジタル
                  • 量子コンピューター「国産機」稼働相次ぐ、日本が世界に伍する足場が固まった ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                    3月、量子コンピューターの国産初号機「叡(えい)」が埼玉県和光市の理化学研究所で稼働した。10月には2号機が稼働し、量子技術の研究開発競争において、日本が世界に伍(ご)していくための足場が固まった。これまで国内にある量子コンピューターの実機は米IBM製の商用機と試験機の2台のみだったが、国産機の相次ぐ稼働により、産業界との共同研究にも弾みがつきそうだ。 国産初号機は超電導方式で64量子ビットを形成できる仕様。まずは53量子ビットでスタートし、エラー耐性への対応などの技術革新に挑むとともに、産業界とのアプリケーション開発を促進するテストベッド(試験環境)の役割を担う。 一方、2号機は初号機と同様に、理研と富士通の共同開発の成果。理研の中村泰信量子コンピュータ研究センター長は「初号機と2号機はハードウエア開発とソフトウエア開発で両輪となる」とそれぞれの役割を述べる。 2号機は民間主導では初の国

                      量子コンピューター「国産機」稼働相次ぐ、日本が世界に伍する足場が固まった ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                    • 民間主導で初、富士通・理研が完成させた量子コンピューター2号機の全容 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                      ハイブリッド基盤実装 国産第2号の量子マシンの実機が完成―。富士通と理化学研究所は、理研が3月に公開した国産初号機となる64量子ビット超伝導量子コンピューターの開発ノウハウを土台に、新たな64量子ビットの量子コンピューターを開発したと5日発表し、実機を披露した。既存の古典計算機上で動作する40量子ビットの量子シミュレーターと、量子コンピューターをシームレスに連携するハイブリッド基盤を実装した。今後は産業界を中心に用途開発の共同研究を進める。(編集委員・斉藤実) 今回は国産機としては2番目だが、「理研RQC―富士通連携センター」をベースに、民間主導で開発した初の国産機となる。理研の中村泰信量子コンピュータ研究センター長は「1号機と2号機はハードウエア・ソフトウエア開発で両輪となる」とそれぞれの役割を示唆。また、公募していた1号機の愛称が「叡(えい、英語表記はA)」に決まったことも明らかにした

                        民間主導で初、富士通・理研が完成させた量子コンピューター2号機の全容 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                      1