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綿野恵太の検索結果1 - 21 件 / 21件

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綿野恵太に関するエントリは21件あります。 社会政治差別 などが関連タグです。 人気エントリには 『インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz』などがあります。
  • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

    インテリを気取ってはいるけれど、そのじつ耳学問で仕入れた受け売りの知識をひけらかしているだけの人々——丸山眞男はいまから50年以上前にこうした存在を「亜インテリ」と呼びましたが、じつは現代こそが「亜インテリ」というキーワードによって特徴づけられるのかもしれません。『みんな政治でバカになる』(晶文社)を上梓した、批評家の綿野恵太氏が解説します。 バカの二乗 人間の思考には「直観システム」と「推論システム」というふたつのメカニズムがある(二重過程理論)*1。「直観システム」は非言語的・自動的・無意識的であるため、素早く判断できる。しかし、間違いも多い。その間違いには一定のパターン=「認知バイアス」がある。「推論システム」は言語的・意識的な推論をおこなう。「直観システム」に比べて間違いは少ないが、時間や労力を必要とする。私たちは「認知バイアス」ゆえに「バカ」げた言動をとってしまう*2。 くわえて

      インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
    • 綿野恵太『みんな政治でバカになる』に対するコラム記事につきまして|晶文社

      2021年10月15日付、日経ビジネス掲載の小田嶋隆さんのコラムにて、小社刊・綿野恵太著『みんな政治でバカになる』が紹介されていますが、このコラムにあるように「政治について語ることが無意味でバカだ」といったことが、本書で書かれているわけではありません。端的に誤読であると考えます。 本書は、政治について考えたりかかわったりする際につきまとう困難をどう乗り越えるかを、進化心理学や認知科学の知見を援用しながら真摯に(無知に居直るのでもなく、シニカルでもなく)考察したものであり、その執筆の姿勢は「政治を語るやつらはバカ」と揶揄的に語るような態度とは真逆のものです。 本をどのように読むかは読み手の自由でありますが、書かれていない内容をあげたうえで批判している点で、当該コラムの内容は的をはずしたものであると考え、本書『みんな政治でバカになる』についての誤解・曲解が広まることのないように、異議申し立ての

        綿野恵太『みんな政治でバカになる』に対するコラム記事につきまして|晶文社
      • 書評:綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社、二〇一九年) - 過ぎ去ろうとしない過去

        「差別はいけない」とみんないうけれど。 作者: 綿野恵太 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2019/07/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る この本の結論、すなわち、我々は「経済と差別というふたつの領域で平等を求める」「ポリティカル・コレクトネスを大義とした、古臭い左翼であり、新しい左翼でもある」と宣言すべきだという結論*1には異論はない。 だが、私が思うのは、この本の内容に代表されるように、なぜ人は、差別の問題とその解消をひたすら訴えかけるような現在の反差別運動にひとつの行き詰まりを感じてしまうのか、ということである。小説でもテレビドラマでもよい。10年前、20年前、30年前のコンテンツを見てみるがいい。いかに現在の視点からは耐え難い差別表現が随所にみられることか。そしてそれらは現在、いかに解消されてきたことか。現在のバックラッシュが激しいとはいえ

          書評:綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社、二〇一九年) - 過ぎ去ろうとしない過去
        • 千葉雅也さん×綿野恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談 【前編】アイデンティティとシティズンシップ|じんぶん堂

          記事:平凡社 書籍情報はこちら 差別を受けた当事者でない者が、差別を非難する時代へ――。綿野恵太氏は、現在生じている差別批判のロジックの変化、そのポイントは、「アイデンティティ・ポリティクスからシティズンシップへ」である、という。この認識は、どんな事象・言論・事件・出来事に見出すことができるだろうか。この変化を認識するとどんな効用があるだろうか。シティズンシップの時代が抱える対立や葛藤、そして困難を検証する。 アイデンティティ・ポリティクスとシティズンシップの見取り図 千葉:綿野さんが、『「差別はいけない」とみんないうけれど。』という本を出されました。この本が、僕が柴田英里さんや二村ヒトシさんと一緒に出した『欲望会議──「超」ポリコレ宣言』とも関わるテーマを扱っているので、今日は綿野さんの提示された問題について展開してみたいと思っています。 綿野:本書でも触れていますが、執筆のきっかけを説

            千葉雅也さん×綿野恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談 【前編】アイデンティティとシティズンシップ|じんぶん堂
          • 千葉雅也さん×綿野恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談 【後編】シティズンシップが変える社会|じんぶん堂

            記事:平凡社 書籍情報はこちら 差別を受けた当事者でない者が、差別を非難する時代へ――。綿野恵太氏は、現在生じている差別批判のロジックの変化、そのポイントは、「アイデンティティ・ポリティクスからシティズンシップへ」である、という。この認識は、どんな事象・言論・事件・出来事に見出すことができるだろうか。この変化を認識するとどんな効用があるだろうか。シティズンシップの時代が抱える対立や葛藤、そして困難を検証する。 対談後編では、シティズンシップのロジックと、監視国家・管理国家の進展や、進化心理学的な見方の台頭がどんな関係にあるか、などが論じられます。 ≪前編≫はこちらより 左右両方に共通する管理社会化 千葉:最近、「普通に人が生きるとはこういうことだ」という規範性がすごく前面に出てきているように思うんですね。 例えば、結婚もそうだし、性的に刺激的なものをあまり目にしたくない、とか。まあとにかく

              千葉雅也さん×綿野恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談 【後編】シティズンシップが変える社会|じんぶん堂
            • 大澤昇平さんに『「差別はいけない」とみんないうけれど。』を読んでほしい(綿野 恵太) @gendai_biz

              差別的な言説はしばしば合理的? 東京大学特任准教授の大澤昇平が「〔自身が代表取締役をつとめる企業では〕中国人は採用しません」「そもそも中国人って時点で面接に呼びません。書類で落とします」とTwitterで投稿し、差別だという批判が殺到した。 その後、大澤は「当職による行き過ぎた言動」を謝罪し、「特定国籍の人々の能力に関する当社の判断は、限られたデータにAIが適合し過ぎた結果である「過学習」によるものです」と釈明した。 大澤には拙著『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社)をぜひ熟読してもらいたい。一読すれば、みずからの発言の問題点を理解できるだけでなく、「ポリティカル・コレクトネス」について深く学ぶことができる。 「ポリティカル・コレクトネス」をめぐる状況はアイデンティティとシティズンシップの対立と整理できる。差別は特定の人種、民族、ジェンダー、性的指向や障害などをもつ人間を不当

                大澤昇平さんに『「差別はいけない」とみんないうけれど。』を読んでほしい(綿野 恵太) @gendai_biz
              • 異形とポリティカル・コレクトネス(1):綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』について - 蛮族の本懐

                はじめに 批評家・綿野恵太の挑戦と限界 最近、人の薦めで綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社、2019年)と治部れんげ『炎上しない企業情報発信:ジェンダーはビジネスの新教養である』(日本経済新聞出版社、2018年)を読んだ。 治部の啓蒙書は会社の上司に薦められて読んだのだが、残念ながらそれほど面白い本ではなかった。ルミネ、資生堂、キリンビバレッジ、サントリー、宮城県、ユニ・チャームなど、近年の日本国内における「ジェンダー炎上」の事例およびその問題点が簡潔に整理されており、海外の「ジェンダー炎上」事例も何例か紹介されているため、informativeではあったが、いかんせん筆致が退屈で刺激に欠けた。綿野の話題書を副読本として、物足りなかった点、注意を要する点を指摘しておきたい。(以下、赤字は引用箇所を示す) 第一に、治部は「『女性に関する表現は男性の自分には発言資格がな

                  異形とポリティカル・コレクトネス(1):綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』について - 蛮族の本懐
                • 書評:綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社、二〇一九年)|藤崎剛人

                  この本の結論、すなわち、我々は「経済と差別というふたつの領域で平等を求める」「ポリティカル・コレクトネスを大義とした、古臭い左翼であり、新しい左翼でもある」と宣言すべきだという結論*1には異論はない。 だが、私が思うのは、この本の内容に代表されるように、なぜ人は、差別の問題とその解消をひたすら訴えかけるような現在の反差別運動にひとつの行き詰まりを感じてしまうのか、ということである。小説でもテレビドラマでもよい。10年前、20年前、30年前のコンテンツを見てみるがいい。いかに現在の視点からは耐え難い差別表現が随所にみられることか。そしてそれらは現在、いかに解消されてきたことか。現在のバックラッシュが激しいとはいえ、昔からバックラッシュはあったのであって、今日がこれまで続いてきた反差別運動の最終地点だと主張する根拠はないだろう。 とはいえ、現在の反差別運動がとりあえずぶち当たっている問題につい

                    書評:綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社、二〇一九年)|藤崎剛人
                  • みんなが差別を批判できる時代ーーアイデンティティからシティズンシップへ|綿野恵太

                    『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社、2200円)が7/18発売されて以来、さまざまな反響をいただいています。読者にも恵まれ、発売後即重版が決定、電子書籍版も発売されました!(8/30追記、3刷になりました!10/03追記、4刷になりました!) 今回、本書全体の見取り図となる「シティズンシップ」と「アイデンティティ」の論理を説明した「まえがき みんなが差別を批判できる時代ーーアイデンティティからシティズンシップへ」を公開します。 『「差別はいけない」とみんないうけれど。』の目次その他詳細は平凡社HPからご覧ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まえがき みんなが差別を批判できる時代(アイデンティティからシティズンシップへ) 本書は『「差別はいけない」とみんないうけれど。』と題されている。誤解されても困るので、まず最初に本書の立場を示しておこう。「差別

                      みんなが差別を批判できる時代ーーアイデンティティからシティズンシップへ|綿野恵太
                    • 綿野恵太 on X: "ひろゆきさんの番組に出てみて印象に残ったのは、論破よりも断固として聞かない態度だったのよ。相手の言葉の文脈や背景を絶対に把握しようとしない感じ。"

                      • 綿野恵太『みんな政治でバカになる』はじめに|晶文社

                        大きな反響を呼んでいます、綿野恵太さんの『みんな政治でバカになる』。この本の「はじめに」の部分を、読者のみなさまに向けて公開いたします。「バカ」の文字にイラっと来た方も、来なかった方も、この「はじめに」をお読みいただいて、著者の意図を汲み取っていただけるとさいわいです。はじめに本書のタイトルは「みんな政治でバカになる」である。 「バカなんて許せない!」とイラッとした人も多いかもしれない。しかし、ちょっと待って欲しい。本は読まれなければ、意味がない。人間は「理性」よりもまず「感情」が反応することがわかっている。「バカ」という乱暴な物言いで、あなたの「道徳感情」に訴えかけて、本書を手に取ってもらったわけである。 ところで、「許せない!」という「道徳感情」は政治に大きな影響を与えることがわかっている。「思想」や「利益」以上に「道徳」に基づいて私たちは政治を判断するようなのだ。しかも、「道徳感情」

                          綿野恵太『みんな政治でバカになる』はじめに|晶文社
                        • 綿野恵太『「逆張り」の研究』よりまえがきを全文公開|単行本|綿野 恵太|webちくま

                          常識とは反対のありえない主張をする「逆張り」――元来は投資用語であった言葉が、昨今では悪口や罵倒、あるいは自虐的な言葉として用いられるようになりました。この言葉をめぐる「社会評論」であり「当事者研究」ともいうべき一冊、綿野恵太『「逆張り」の研究』が本日発売となりました。『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(紀伊國屋じんぶん大賞2020第2位)『みんな政治でバカになる』が大きな話題を呼んだ批評家が満を持して贈る2年ぶりの新著です。 二〇二二年四月、朝日新聞の記者からメールが届いた。「「逆張り」について三人の識者に意見を聞いています。取材させてほしい」というものだった。「逆張り」について記者はこんなふうに説明していた。 もともと「逆張り」は相場の流れに逆らって売買する投資手法のことだ。たとえば、株式市場で株価が低いときに買って、高いときに売る。だが、最近はインターネットでよく見られる「良

                            綿野恵太『「逆張り」の研究』よりまえがきを全文公開|単行本|綿野 恵太|webちくま
                          • 綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』読書メモ集

                            荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo 「しかし、大学や企業と無縁な貧しいひとびとからすれば、このような「ポリティカル・コレクトネス」の普及はどう見えるだろうか」(綿野恵太『けれど』)。私がPCに鈍感なのは在野研究者だからなんだろうか。 2019-07-23 18:23:47 荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo 「シティズンシップの論理は、非当事者をふくめたみんなが差別を批判できる状況をつくった。しかし、いっぽうで差別批判を「炎上」という娯楽にしてしまったといえる」(綿野恵太『けれど』)。アイデンティティの論理ならば当事者という制限があったのに、と。 2019-07-23 18:31:28

                              綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』読書メモ集
                            • さいきん「批評家」を名乗らなくなったわけ|綿野恵太

                              マガジンを始めるにあたって、モチベーション的なものを書いた記事を書こうと思ったら、どんどん脱線してしまい、よくわからない文章になってしまいましたが、とりあえず置いておきます。すみません。本当は飼い猫の個人的な話だけを書こうと思ってたんですが、急に批評の悪口が止まらない怖い人みたいになってしまった……。 とりあえず、目標は月二回以上の更新。おもな内容は過去の論考やエッセイの掲載です。それでも良いという奇特な方は、よろしくお願いします。 (6/13追記、いぬのせなか座山本さんへ。Twtterでのご注釈ありがとうございます。雑な感じでご紹介してしまい、申し訳ないです。とはいえ、『言語表現を酷使する(ための)レイアウト』とても面白かったです。アンテナが鈍くてこれまでよくわかってなかったのですが(なんで吉本の「喩としての聖書」に着目してるんやろ、とか)、保坂和志の影響やワークショップといったこれまで

                                さいきん「批評家」を名乗らなくなったわけ|綿野恵太
                              • 綿野恵太が選ぶ「宮台真司の3冊」 「屋上」なき世代から見た宮台真司

                                社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、書籍化した映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』が、リアルサウンド運営元のblueprintより刊行中だ。同書では、『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。 今回、リアルサウンドでは同書の刊行を記念し、識者・著名人が宮台の批評との出会いを語るシリーズを企画。自身に大きな影響を与えた3冊を挙げてもらった。第3回は、批評家・綿野恵太による「屋上」なき世代から見た宮台真司について。 綿野恵太が選ぶ「宮台

                                  綿野恵太が選ぶ「宮台真司の3冊」 「屋上」なき世代から見た宮台真司
                                • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

                                  人間は認知能力や記憶力に限界があるために、身体、他者、技術といった「外部環境」を「記憶装置」や「情報処理装置」として利用する。そのため、脳内の情報と外部環境の情報をシームレスに扱う。「知ってるつもり」という錯覚は「直観システムが、自らの熟慮能力(=推論システム)を過大評価しているため」に引き起こされ、なかなか避けることができない。 すべての知を網羅するなんてだれひとりとしてできない。人間の認知能力には限界があるので、多かれ少なかれコミュニティで知を共有する。しかし、「知識のコミュニティ」は「知ってるつもり」という錯覚を増長させる危険性がある。「ほんのちっぽけな知識のかけらを持っているだけ」なのに「専門家のような口をきく」と、話す相手もまた「あまり知識がない」ために「ますます自らの専門知識への自信を深め」てしまう。その結果、「コミュニティのメンバーはそれぞれあまり知識はないのに特定の立場をと

                                    インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
                                  • 「天皇制を語れ、だがそのまったき無根拠性において」(『福音と世界』11月号)補遺|綿野恵太

                                    お読みになった読者の方はおわかりになるかと思いますが、天皇制に対するさまざまな「小理屈」を引用しております(本当は「小理屈」の引用だけからできた天皇制紋切り型辞典なるものも考えていました)。出典その他を紙幅の都合上カットせざるをえませんでしたので、ここで天皇制「小理屈」集として公開します。 ちなみにこれは、2019年5月に行われた、小谷野敦さんとのトークイベント「改元直後に、天皇・天皇制・皇室について考える」で配布された参考資料でもあります。またこちらのトークイベントの再録とあわせてご覧ください。その点をご理解の上、お読みください。 赤坂真理 九条支持・天皇制支持 「戦争の傷をめぐる世界の旅をすること。傷ついた、傷つけた人々の前で祈ること、弱い人と共に在ること、弱った人、傷つけた人の手を取ること、助け合おうということ。混乱にあって、我を失わずにいようと励ますこと。天皇はそれを言葉で

                                      「天皇制を語れ、だがそのまったき無根拠性において」(『福音と世界』11月号)補遺|綿野恵太
                                    • 「正しさ」を他者と共有することは可能か|ちくまプリマー新書|綿野 恵太|webちくま

                                      「正しさは人それぞれ」といって他人との関係を切り捨てるのでもなく、「真実はひとつ」といって自分と異なる考えを否定するのでもなく――相対主義と普遍主義の問題を考える『「みんな違ってみんないい」のか?』を、文筆家の綿野恵太さん(『「差別はいけない」とみんないうけれど。』『みんな政治でバカになる』)に読み解いていただきました。(PR誌「ちくま」8月号より転載) 本書によれば、「新自由主義」は「人それぞれ」の思想である。だとしたら、私が「新自由主義」に最初に触れた曲は、SMAPの『世界に一つだけの花』になる。「みんなちがって、みんないい」というフレーズで知られる、金子みすゞの詩「私と小鳥と鈴と」が小学校の教科書に掲載されたのは一九九六年。読んでいてもおかしくないが、残念ながら記憶にない。むしろ、鮮明に覚えているのは、二〇〇三年の紅白歌合戦で大トリを務めたSMAPが歌った「No.1にならなくてもいい

                                        「正しさ」を他者と共有することは可能か|ちくまプリマー新書|綿野 恵太|webちくま
                                      • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

                                        「敵と味方を峻別する発想が強い」といわれるポピュリズムは、「道徳感情」を利用して「亜インテリ」を「動員」している。Twitterは「日常生活において最も感情を刺激する行為」であり、「興奮状態」の指標である「脈拍上昇」「発汗」「瞳孔拡大」を促すことが判明している*14。私たちの「感情」を掻き立て、「推論システム」ではなく「直観システム」に働きかける。 また「怒り」の感情が最も拡散されやすい*15。「道徳感情」を煽る投稿は同じ「道徳部族」の内部で拡散されて、「あいつら」を隔離して「われわれ」の結束を高める役割を果たしている*16。私たちの「部族主義」を利用し、「道徳感情」を「動員」するポピュリズムにとって、Twitterは最適の「環境」なのである。 「バカのひとつ覚え」にも「覚える」必要があったが、もはや「勉強」すらしなくてもよい。「許せない!」という「道徳感情」さえあれば、あなたは「亜インテ

                                          インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
                                        • 【9月16日(土)】綿野恵太×大野左紀子「Twitterから考える アンチ○○の未来 『「逆張り」の研究』刊行記念」 - wezzy|ウェジー

                                          2023.09.04 18:00 【9月16日(土)】綿野恵太×大野左紀子「Twitterから考える アンチ○○の未来 『「逆張り」の研究』刊行記念」 批評家・綿野恵太さんの新刊『「逆張り」の研究』の刊行を記念して、綿野さん、文筆家の大野左紀子さんによるオンライントークイベント「Twitterから考える アンチ○○の未来」を9月16日(土)13時より開催いたします。 かつて「逆張りくん」と言われた綿野さんが、主にネット上でみられるさまざまな「逆張り」について分析した『「逆張り」の研究』。今回のイベントは、震災以降に綿野さんが感じたという運動の「空気」、特にTwitterでのさまざまな「運動/アンチ」に注目していきます。 アンチ・リベラル、アンチ・フェミニズムなど、○○へのアンチという二項対立から抜け出す、別の道はあるのか。綿野さん、そして『「逆張り」の研究』を「絶妙なバランス感覚で書かれて

                                            【9月16日(土)】綿野恵太×大野左紀子「Twitterから考える アンチ○○の未来 『「逆張り」の研究』刊行記念」 - wezzy|ウェジー
                                          • 綿野恵太『みんな政治でバカになる』に対するコラム記事につきまして|晶文社

                                            2021年10月15日付、日経ビジネス掲載の小田嶋隆さんのコラムにて、小社刊・綿野恵太著『みんな政治でバカになる』が紹介されていますが、このコラムにあるように「政治について語ることが無意味でバカだ」といったことが、本書で書かれているわけではありません。端的に誤読であると考えます。 本書は、政治について考えたりかかわったりする際につきまとう困難をどう乗り越えるかを、進化心理学や認知科学の知見を援用しながら真摯に(無知に居直るのでもなく、シニカルでもなく)考察したものであり、その執筆の姿勢は「政治を語るやつらはバカ」と揶揄的に語るような態度とは真逆のものです。 本をどのように読むかは読み手の自由でありますが、書かれていない内容をあげたうえで批判している点で、当該コラムの内容は的をはずしたものであると考え、本書『みんな政治でバカになる』についての誤解・曲解が広まることのないように、異議申し立ての

                                              綿野恵太『みんな政治でバカになる』に対するコラム記事につきまして|晶文社
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