フランスパリ6区にあるリュクサンブール公園内に所在。アーサー・ル・ドゥック (fr) 作。こういった作品は、緑青に覆われることを想定したうえで制作されており、物質的に保護するばかりでなく、表現形態としてのパティナ(古色)の一面も持っている。 緑青(ろくしょう)とは、銅が酸化することで生成される錆。青みがちな緑色をしていることから日本語ではそのように呼ばれる(※言葉については後述する)。 銅合金の着色に使用されたり、銅板の表面に皮膜を作って内部の腐食を防ぐ効果や、抗菌効果がある。 日本では過去に、緑青には毒性があるとされてきたが、現在では否定されている。 名称[編集] 日本語名称「緑青(ろくしょう)」は、読んで字のごとく、この錆の色合いが「あおみどり(青緑)」であることから来ている。別称として「銅青(どうせい)」と「銅銹(どうしゅう)」があり、前者はこれも読んで字のごとく「銅」の「青」である