茨城県桜川市で「常陸秋そば」の花が満開になり、まるで白いじゅうたんのような光景が広がっている。 同品種は、香り高い風味や甘味が特徴で、そば職人から高い支持を得る。 同市の約100ヘクタールで米や麦、大豆などを育てる谷島農園では、このうち30ヘクタールで「常陸秋そば」を栽培。花が9月中旬に咲いた。 今年は記録的な高温の影響でヨトウムシの防除に追われたが、収量は平年並みを見込んでいる。 同農園代表の谷島正章さん(41)は「常陸秋そばの需要は高く、作付面積も少しずつ増えている。台風などがなければ今年も良質のソバが取れそう」と話す。