農業大国の実力：ネギ 「水戸柔甘」栽培、春夏生産量多く ／茨城 | 毎日新聞

ネギは秋冬の野菜という印象が強いものの、本県ではむしろ春夏の生産量が多く、2022年は1年を通した産出額で全国1位となった。他に埼玉、千葉がベスト3で、この3県で全国の4割近くを占める一方、季節別の生産量は▽茨城＝春夏3万1900トン、秋冬2万300トン▽埼玉＝春夏1万1350トン、秋冬4万1000トン▽千葉＝春夏2万1900トン、秋冬3万400トン――と、違いは明らか。秋冬のネギは「深谷ネギ」などで知られる埼玉が断トツだ。 本県で春夏のネギが多いのは、安値になりやすい鍋用などの時期を外して4～7月に最盛期を迎える特産品「水戸柔甘（やわらか）ネギ」を育成するなど工夫を重ねているため。水戸柔甘ネギは那珂川流域の肥沃（ひよく）な集積土に合い、25年以上の生産実績を持つ「地理的表示（GI）保護制度」に登録されたブランド野菜。名前通り柔らかくて甘く、白い部分が約40センチと長いのが特徴で、しょうゆ

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「水戸柔甘（やわらか）ネギ」