少し前に Slack の UI が変更され、ビジュアルエディタになりましたね。ビジュアルエディタが出てくるのは一般ユーザーが増えてきた証左ではないかと思うものの、テキストマークアップに慣れ親しんだ身にはあまり便利ではないですし、仕上がってきたエディタの完成度を見てウッとなった人も少なくはないでしょう。 さて、そんな変化の中で、qiita だったか twitter だかで「Slack の Markdown」という表記を目にする機会がありました。Markdown の仕様を調べているものとしては、Slack の記法と Markdown は似てはいるが異なるものとコメントせざるを得ないのですが、一方で似ているという感覚には首肯せざるを得ないものがあります。 その違和感について整理してみたいと思います。 Slack の記法を見てみる まずは Slack のマニュアルを見てみましょう。メッセージの書式